北欧風の部屋作り☆実例集
人気の高いインテリアのジャンルとして、日本でもすっかり定着した北欧風の部屋作りですが、どんな家具を選んだらいいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。木を使った家具や掃除がしやすいシンプルなレイアウトなど、日本人の気質や生活スタイルにマッチした北欧風の部屋のインテリアは、ちょっとしたコツですぐに取り入れることができます。
ぜひ部屋作りの参考にしてみてください。
北欧風の部屋作り☆家具の選び方
木のぬくもりを生かしたシンプルな家具
北欧インテリアと聞いて、最初に思い浮かべるのは木のぬくもりを生かしたシンプルな家具ではないでしょうか。
ナチュラルブラウンのフローリングに木目が美しいテーブル。
それに合わせたベージュ系のソファーなど、居心地がよくて温かみのあるコーディネートが北欧風の部屋の基本スタイルです。
そこにはっきりした大柄のファブリックと木や陶器製雑貨を飾るのが北欧風に見せるポイントです。
最小限の家具でおしゃれな部屋のレイアウト
部屋を広く見せるコツは、全体の色味を統一することと、なるべく物を置かないことです。
北欧風の部屋がモダンでおしゃれに見えるのは、シンプルでくつろげる空間作りに優れているからでしょう。
今見直されている、物をあまり持たないミニマムな暮らしにも通じますね。
家具が少ないと掃除もしやすくほこりもたまらないので、アレルギーなどの心配のある方にもおすすめのスタイルです。
無機質な素材とモノトーンでクールなレイアウト
北欧風の部屋をイメージするもう一つのスタイルが、モノトーンのコーディネートです。
床もタイルやコンクリートなどの無機質な素材で、フローリングならグレーのラグを敷くなど、木のぬくもりをなるべく排除します。
北欧の長くて厳しい冬のイメージでしょうか。
ナチュラル感を無くし、よりモダンでシンプルなスタイルです。モノトーンで冷たさを出すのが北欧風レイアウトのポイントです。
床を大きく見せて部屋の広さを強調する
フローリングの部屋にグレーのラグを敷き、何も置かないことで床を大きく広く見せています。
同系色のカーテンも部屋を広く見せるコツです。白い壁も奥行きを感じさせて、ポイント照明のレイアウトがおしゃれですね。
ソファーの上に置かれたクッションのカバーと、すぐ横の壁に掛けられたフレームのポスターが合っていて、シンプルモダンな北欧風の部屋です。
茶色のレザーソファーを北欧風にアレンジ
部屋の壁面に茶色のレザーソファーを配置し北欧風にアレンジしています。
クッションカバーはインテリアのイメージを簡単に変えてくれるお助けアイテム。
黒、ピンク、紫とはっきりした色使いで、大胆で個性的な大柄のテキスタイルは北欧ならではのデザインです。
壁に掛けられたイラスト風の動物をモチーフにした絵も、北欧インテリアの特徴です。色の配分も計算された素敵なレイアウトです。
くつろぎ重視のひとり掛けソファー
北欧風の部屋によく登場するのがひとり掛けのソファーです。長い冬の夜を暖炉の前で過ごすからでしょうか。
足を乗せるフットレストも重要なポイントですね。ゆったりくつろげるグッズも大切にするのが北欧風の部屋です。
こちらの写真のフットレストは、クッション素材をニットでくるんでいてとても可愛らしいですね。
ひとり掛けソファーと同じカラーでコーディネートしているのもおしゃれです。
北欧風の部屋作り☆色の選び方
白×黒☆北欧風テキスタイルがおすすめ
簡単に北欧風の部屋を演出できるのがモノトーンのコーディネートです。基本カラーはグレーと白。そこに黒を合わせて無機質な雰囲気を作ります。
こちらのような白×黒の組み合わせの時は北欧風のテキスタイルを取り入れましょう。
クッションカバーは簡単に北欧スタイルを演出できるお助けアイテムです。大胆なボーダーや十字は特に人気があるデザインです。
遊び心のある部屋のレイアウトです。
白×グレー☆やわらかなモノトーンのコーディネート
無機質で冷たい印象のモノトーンコーディネートですが、白と明るめのグレーの配色でやわらかな印象の部屋になります。
暗いグレーや黒の分量を増やすと落ち着いた重厚感のある部屋になり、よりモダンな印象になります。
こちらのように白が多めのレイアウトなら、明るくて居心地のいい部屋になります。アクセントとしての黒の使い方もおしゃれな北欧風の部屋です。
白×木目☆北欧ナチュラルのリビングダイニング
白い天井と壁に映える美しい木目。まるで木の香りに包まれているようなリビングダイニングです。
少なめの家具をシンプルに配置しているため、すっきりとした印象の部屋になっています。
温かみのある色調ながら飾り立てることなく、部屋を広く感じさせるレイアウトです。
キッチンカウンターやドアの木目が床と合っていて、高い天井とおしゃれな照明が素敵な北欧風の部屋です。
グレー×イエロー☆差し色が効いたおしゃれな部屋
大きなグレーのソファーに白×黒の幾何学模様のクッションが2つ。そこに鮮やかなイエローの大きなクッションと、同じ色の座面の丸椅子を配置しています。
シンプルな家具に大胆な柄のテキスタイルが北欧風のポイントですが、差し色にはっきりした原色をもってくるのも特徴の1つです。
部屋全体の色のバランスも計算されたレイアウトです。ぜひ参考にしたいコーディネートですね。
緑×青×黄☆大胆な原色でコーディネート
シンプルな配置の家具ですが、ソファーの緑とひとり掛けソファーの青、そしてオットマンの黄色とそれぞれ単色の原色を使っています。
普通なら喧嘩してしまいそうなほど際立つ色使いですが、不思議と馴染んでいるのは3色のトーンが合っているからです。
そして3つの家具には共通して木枠が使われています。天井や窓枠、テーブルも同じ色合いの木製で部屋全体をまとめてくれています。
モノトーン×クリーム色☆ぬくもりあるベッドルーム
ベッドルームの場合は、モノトーンやブルー系のインテリアだと寒く感じて寝付きが悪くなるかもしれません。
夏はいいですが、冬は温かみのあるカラーのレイアウトをおすすめします。
こちらの部屋のようにクリーム色の壁なら、インテリアがモノトーンでもどこかぬくもりを感じますね。
小物やファブリックを工夫して北欧風のスタイルの部屋を演出しましょう。
北欧風の部屋作り☆雑貨の選び方
北欧雑貨の魅力
北欧と一言で言っても、ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド・バルト3国・アイスランドなどいくつもの国があります。
それぞれの文化から特徴のあるインテリアや雑貨が生み出されています。
今北欧雑貨ファンから大注目の陶芸家がスウェーデン出身のリサ・ラーソンさん。
中でも動物のオブジェが大人気で、こちらはディエチキャットという猫のオブジェです。北欧風の部屋作りにおすすめの置物です。
北欧雑貨を代表する愛らしい動物のオブジェ
こちらもリサ・ラーソンさんの代表作で「ライオン」です。大きさが4種類あり、それぞれ顔つきや雰囲気が違って面白いです。
陶器なので色合いも微妙に違い、全く同じものがないのも魅力の1つですね。
他にもタイガーやドンキー、アザラシやトナカイなどたくさんの動物のオブジェがあり、その可愛らしさから世界中の人に愛されています。
北欧風の部屋にはぜひ置きたいオブジェですね。
北欧雑貨を集めよう
今や大人気の北欧雑貨は日本でも手に入れることができます。手頃なものだとデンマーク出身の「フライングタイガー」などで簡単に買えます。
白樺の木を薄く削ったものを編んで作ったかごや、民族衣装を着た陶器のお人形など素朴な雑貨が人気です。
中にはアンティークやヴィンテージと言われるぐらい古くて希少価値の高いものもあります。時間を掛けてひとつひとつ集めるのも素敵な部屋作りの楽しみ方です。
木の馬はスウェーデンの幸せの象徴
グラナス社のダーラナホースは、スウェーデンを代表する民芸品です。その歴史はなんと400年も前に子供のおもちゃとして作られたのが始まりでした。
スウェーデンでは昔から生活を豊かにしてくれる存在として馬を敬ってきました。
「幸せを呼ぶ」と言い伝えられるターナルホースは、幸運の象徴として贈り物にしたり、インテリアとして部屋に飾るなどして大切にされている北欧雑貨です。
食器も揃えたい北欧雑貨のひとつ
一般的に製造から100年以上経ったものをアンティーク、100年未満でも価値が高いものをヴィンテージと使い分けるようですが、歴史ある北欧の食器にはそのどちらも豊富にあり、世界中にコレクターがいます。
ロイヤルコペンハーゲンなどのハイブランドから普段使いのカップまで、カラフルで可愛らしい食器がたくさんあります。
アウトレット市などでも掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。
北欧生まれの食器たち
自然豊かな国というイメージのフィンランドは実はデザイン王国であり、モダンフィンランドの先駆者である「ARABIA」は、華やかな絵柄が特徴で日本でも人気が高いです。
他にもムーミンシリーズやシトラスシリーズなどが有名。
スウェーデンにはグスタフスベリやロールストランドなどの伝統的なブランドがあり、デンマークにはレリーフシリーズで有名なクロニーデンがあります。
少しずつ買い揃えたい食器たちです。
北欧風の部屋作り☆ファブリックの選び方
北欧風テキスタイルのクッションカバー
北欧風に部屋をコーディネートする時に便利なのがファブリックです。
大胆な大柄で面積も大きいので、それ一つで部屋のイメージをがらりと変える力を持っています。
こちら手前のクッションカバーは、スウェーデンのブランド「ファインリトルディ」を代表するモミの木柄。
モノトーンのクールなデザインは自然の中にあるモミの木からインスピレーションを得た、温かくて洗練されたスタイルです。
北欧テキスタイルの王道マリメッコ
「小さなマリーのドレス」という意味のマリメッコは、歴史あるフィンランドのテキスタイルブランドです。
鮮やかなカラーと大胆なプリント柄で、自国で知らない人はいないというほど愛されています。
部屋のカーテンや間仕切り代わりにしたり、ソファーやベッドのカバーリングにしたりと大活躍。
中でも「ウニッコ」は大判の花柄で沈みがちな北欧の冬を明るく彩ってくれる北欧風インテリアです。
大胆で味のある北欧風テキスタイルを壁紙がわりに
手描きの絵のような味のあるモミの木模様のファブリックを部屋の壁一面にはり、壁紙のように使っています。
壁紙は一度張ると剥がすのが大変ですが、ファブリックなら簡単です。季節ごとに張り替えてもいいですね。
洗濯もできて衛生面でも安心なファブリックは、北欧風インテリアを上手く部屋に取り入れるコツです。レイアウトを工夫して北欧風インテリアを楽しみましょう。
クッションカバーで手軽にイメージチェンジ
こちらのクッションカバーは、北欧のヴィンテージファブリックをリメイクしたものです。
ビビットなカラーで個性的な柄のファブリックは、シンプルな椅子やソファーに置くだけで部屋を北欧風に見せてくれます。
クッションカバーは簡単に替えることができて、部屋の雰囲気も変わるので便利なアイテムです。いくつか用意して季節ごとに変えるのもおすすめです。
おしゃれな北欧風テーブルクロス
ホームパーティを開くなど、部屋のレイアウトを変えたい時に使えるのがテーブルクロスです。
野菜や花が描かれた「プータルフリンパルハート」は楽しい図柄で、話のきっかけとしても使えそうですね。
気の置けない仲間同士や親戚の集まりなど、楽しい気分を盛り上げてくれることでしょう。
パーティがもっと楽しくなるような北欧風のテーブルクロスは、部屋の雰囲気を変えてくれる便利なアイテムです。
ソファーカバーとしてのファブリック使い
グリーンのソファーに掛けられているのは、グレーの地に白い鳥が飛んでいるような可愛らしい模様のファブリックです。
同じ柄が整然と並んでいるのは北欧風のパターンですね。背後の壁に木製の鳥が飛んでいるようなオブジェを飾っているのも雰囲気が合っていて素敵です。
部屋全体のレイアウトもまとまりがあり、ぜひ真似をしたいコーディネートです。
北欧風の部屋作り☆実例まとめ
いかがでしたか?北欧風の部屋作りについて、インテリアの実例とともに簡単なコツをご紹介しました。家具の選び方や色のコーディネートなどの基本的なこと、さらにそこから一歩進んで、本格的な北欧の雑貨やテキスタイルについても触れてきました。
好きなスタイルに必要なものを知れば、今よりもっとインテリアを楽しむことができます。ぜひこれを参考にあなたらしい部屋作りに役立ててくださいね。
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