「グリーン」と「大きなキッチン」が訪れる人をもてなす。ふたり暮らしの2LDK

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。今回は、2LDKにふたり暮らしをしているKさんとSさんのお部屋を訪問。とても落ち着く気持ちの良い空間でした。

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「グリーン」と「大きなキッチン」が訪れる人をもてなす。ふたり暮らしの2LDK
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「グリーン」と「大きなキッチン」が訪れる人をもてなす。ふたり暮らしの2LDK

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。

今回は、2LDKにふたり暮らしをしているKさんとSさんのお部屋を訪問。

2つある居室のひとつはゲストルームとし、訪れる人をあたたかくもてなしてくれる大きく明るいLDKのあるお部屋。とても落ち着く気持ちの良い空間でした。

text & photo : Ken OHYAMA


 

 

特等席を陣取る「ラプンツェル」

グリム童話に収録されている話に「ラプンツェル」というのがある。魔法使いにさらわれ高い塔の上に幽閉された少女。

通りかかった王子様がその長い髪の毛をよじ登って逢瀬を重ねる、というストーリーだ。今回おじゃましたKさんとSさん二人暮らしの部屋に、そのラプンツェルがいた。

 

とても明るく広々としたリビングダイニング。そのど真ん中に垂れ下がる「ラプンツェル」。

「植物が好きなんです」というKさん。

「ここに引っ越してから、部屋が明るくなったのでいろいろなところに植物が置けてうれしい」とおっしゃるとおり、そこかしこにグリーンがある。

これまで何回か書いているが、ぼくは植物を育てるのが苦手で、何度チャレンジしても枯らしてしまう。

ちゃんと育てられる人すごいなあ、といつも思う。


 

ライティングレールにフックをつけて、「ラプンツェル」とコウモリランを吊り下げている


 

キッチンの真向かい、ちょっと変わった位置にある出窓。広い縁があるそこをすてきに使っている。

ここにもグリーンがたくさん。


 

「個性的」なリノベの間取り

上の平面図写真をご覧いただくと分かるように、広々としたリビングダイニングは2方向に窓。寝室も2面、家全体では3方向が窓という魅力的な間取り。確かに明るい。

リノベ前の元の間取りでは、ダイニングとリビングの間に壁があったようだ。それをとりはらうことで明るく広々とした素敵な部屋になったというわけ。

 


 

左がリノベ前、右がリノベ後の間取り(家具の位置は想定のもので実際とは違います)。

部屋探しの条件はリノベ物件だったという。

「新築のマンションって、画一的なイメージがあるじゃないですか。個性的な部屋が良いなと思って」とのこと。

確かにリノベ物件の方がおもしろい間取りになることが多い。

いわゆる「デザイナーズ」を謳ったユニークな家も存在するが、手頃な個性的物件を探すなら断然リノベだと思う。

ふつうの間取りが、後から手を入れることによって個性的になる、というのはよく考えるとおもしろい。

たぶん制約があったほうが物事はユニークになるのだ。「まず気に入る部屋であることが一番で、立地は二の次でした」。

 

リノベで誕生したL字のリビング。元和室だった部分は、大きなソファを置いて落ち着くスペースに


 


 

キッチン横にはダイニングテーブル。ひとつづきの空間で開放感がありつつ、食べるところ、くつろぐところがなんとなく区切られていてメリハリもある、絶妙な間取りになった

「良いなと思うリノベ物件ってすぐ借りられてしまうので、ここは工事完了前に決めました」とおっしゃったのには少し驚いた。

リノベーション完了前の状態では、内覧してもそれが良い部屋かどうかいまひとつよく分からないのではないかと思うのだが。

「そこはgoodoroomなので完成図が予想できました」というKさん。

どういうことか。

つまりgoodoroomのリノベーションは、良い感じにどれも「ふつう」なので、当サイトやInstagramを見れば「こういう感じになるんだろうな」と予想が付く、ということだ。

ぼくはこれはすばらしいことだと思う。

一見「個性的な部屋」であることと「『ふつう』の仕上げ」であることは矛盾しない。

 


 

作業台やシンクの中まで真っ白のキッチンも、今までの賃貸にありそうでなかった「ふつう」

ともあれ、お二人の部屋が素敵なのは、goodoroomのリノベの結果である以上にKさんとSさんによる設えの成果である。出窓の使い方もかわいらしいし、ソファによってやんわり空間を区切るのも巧みだ。

これはこれまでの取材でも「なるほど」と思った、「元の間取りを家具レイアウトの参考にする」というあれだ。

以前壁があったであろう位置にソファを持ってくることで、上手に仕切っている。

リノベしたからといって以前を徹底的に無視する必要はなくて、むしろ参考にしたほうが上手くいくことが多いようだ。

 

「もてなす」ための部屋

ソファによって巧みに仕切られた後ろの小さなスペースが良い。

ぼくがお二人の部屋で一番気に入ったのは、このソファの背後のスペース。自転車やマガジンラック、そしてカリモクのオットマンとイス。

この小さな空間にお二人の個性が表れていて、なんだかとても落ち着く。


 

 

ベッドルーム。ここにも窓が2面にあってとても明るい。


 


 

もうひとつある居室は、ゲストのための部屋にしている。

「前から、友達を部屋に呼びたいと思っていたんですけど、ここに引っ越してきてそれが叶いました。めっちゃ呼んでます」とKさん。

そのために、玄関脇の部屋はゲストルームにしているという。

ここも居心地が良くて、入り浸ってしまいそう。

「キッチンが広くなって、友人を呼びやすくなった」とも。「前より料理をするようになりました」。

 

ぼくも「ゲスト」としてご馳走になってしまいました。「粉と卵」のスイートポテト。

すごくおいしい!


 

「集めているもの/集まってしまったもの」を並べてもらう、という本連載恒例行事は、紅茶のパッケージ。

旅行先で買ったものの他に「お客さんが持ってきてくれたものが集まっちゃった」とのこと。

良い手土産だなー、と思った。


 

一緒に並べてもらったポットもとても可愛い

それにしてもこの部屋、見れば見るほど「ラプンツェル」が一番良い場所にいる。

今調べて知ったのだが、ラプンツェルって植物の名前から来ているのだそうだ(もちろんこの部屋の植物がそれというわけではない)。

さしずめお客さんはこれを「よじ登って」やってくる王子様、といったところだろうか。


 


 

特等席の「ラプンツェル」。童話と違って大事にされてる。

(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。

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この連載が、本になりました!


 

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