デスクをDIYするというと、初心者さんにとっては敷居が高いもののように聞こえますが、ビス留めが必要なかったり工程が少なかったりと実は簡単にできるものもあります。
買えば数万円、物によっては十万円以上するものもあるデスクが、DIYするとローコストで抑えられるのも嬉しいところ。しかも、ピッタリサイズで作れるのも助かりますよね。
ここではデスクDIYに必要な準備や材料、手順などをインスタグラムを参考にご紹介したいと思います。
デスクDIY【準備】
デスクだけに関わらず、全てのDIYに大切なのが事前準備。好きなサイズやテイストのものを作れるのがDIYの醍醐味ですが、最初の準備を怠ってしまうと後で大変なことに!
折角の作品を大切に長く使えるものにする為にも、しっかりと行いたいものですね。必要な準備を、手順を追って説明したいと思います。
①設計
お部屋のどの場所にデスクを置くかを決めたら、寸法を図ります。木材によって厚みや特性があるのでしっかりとチェックしておきたいですね。
イメージに近い木材や金具などを事前にホームセンターなどで見ておくと良いでしょう。
②カット
寸法を決めたら、木材をカットしていきます。自分でするよりもホームセンターでカットしてもらう方が手間も時間も少なく、仕上がりも綺麗になりますよ。
③養生
室内を傷つけない為にも養生はマストです。養生シートとテープを使うのが一般的ですが、ブルーシートやいらなくなったレジャーシートなどでも代用できます。
④やすりがけ
やすりがけするとペイントしたときの仕上がりが綺麗になります。
お子さんが使う机をDIYする時は特に念入りに側面などにもやすりがけして、怪我をしないようにしましょう。
サンダーと呼ばれる工具を使うと、短い時間で綺麗にやすりがけすることができます。
サンダーを持っていない方でも、ホームセンターで数百円でレンタルすることができますよ。
⑤塗装
刷毛やローラーを使ってペイントしていきます。組み立ての前に塗っておくことで、色むらが出にくくなり綺麗な仕上がりになります。
ステインを使う時は、さっと布やスポンジなどで拭き取ることで均一な色味になります。
男前にしたい時にはウォールナット系の色味に、カントリー系ならウッド系などの色味にするなど、カラーによってガラッと雰囲気が変わるのも楽しいですよね。
⑥エイジング加工※なくても可
あえてエイジング塗装をすることで、古材のような味わいになります。アンティーク感を出したい時にはおすすめのテクニック。
黒やグレーなどの下塗りをした後に他の色で塗装をし、やすりがけで塗装を剥がすと雰囲気が出ます。
あえて木材に傷をつけてオイルステインで塗装することで、古材のような雰囲気を出すことができます。
傷の部分は色味が濃くなるので、表情が出て本物のアンティーク家具のような味わいになりますよ。
⑥組み立て
塗装が乾いたらいよいよ設置。ドライバーなどで組み立てましょう。
木材やネジを床に落としたりぶつけたりのリスクを考え、組み立てる際にも傷などをつけない為に養生はきちんとしておくと安心です。
デスクDIY【材料①天板】
こちらではデスクによく使われている材料を天板やデスク脚、塗装に必要なペンキなどアイテムごとにご紹介したいと思います。
どんな材料を選ぶかでも仕上がりがぐっと変わります。好きなテイストを見つけてみて下さいね♪
SPF材
ここでは無垢材を指します。1×4、2×4など馴染みがあり、耐久性があるのが特徴。
一方で、反りが強いのでなるべくまっすぐなものを選んで買うのが良いようです。加工しやすく、DIYでは最も使われている木材でもあります。
木材をつなげて一枚の板のようにして使うこともできます。こちらの実例では、裏側を角材でビス留めしているそう。
他にもボンドやI字の金具などで固定する方法もあります。
集成材
集成材は、小さい木材を接着剤でつなぎ合わせて作られた木材のこと。反りや割れに強く、強度もあるので造作の机やカウンターなどにも使われています。
こちらはパイン材を使用していて、まるで一枚板のようなナチュラルな仕上がりに。
ステイン材を塗ると、木目がランダムに浮き上がり、模様のようになります。集成材は丈夫なので、重たいものを載せたい時にもピッタリの素材です。
足場板
足場板とは、工事現場などで使われる大工さんの足場にする板のこと。
ペンキ跡や釘穴など、使われていた時の名残があることが多いですが、かえって味となりお洒落な雰囲気になります。
長い間使われてきたような、ダメージ感のある足場板で作ったダイニングテーブルは、存在だけで佇まいが様になります。
自然の色味なので、意外とナチュラルテイストやシンプルテイストなどにもマッチしますよ。
デスクDIY【材料②ペンキ】
水性ペンキ
ミルクホワイトのような色味は明るくて優しげな印象ですね。
ペイントすることによって、日差しや汚れなどの劣化から守ってくれるので、デスクの持ちも良くなります。
ハケの質感を残すと、よりシャビーな雰囲気に。
ブラックのペンキはマットな質感になるので、ブルックリンテイストなどの男前な雰囲気にピッタリです。
デスクの天板はあえてステイン材でムラを出していて、ツートンカラーにすることで重すぎず、お洒落な印象になっています。
オイルステイン
オイルステイン材で有名なのがオスモカラーとワトコオイル。どちらも油性のステイン材で、元の木目を生かしながら古材のような味わいに仕上がります。
カラーによっても印象が変わってきそうですね。
こちらはワトコオイル。さらっとしていて染み込むのが早いので、すぐに布で拭き取って仕上げると良いようですよ。
デスクDIY【材料③デスク脚】
アイアンレッグ
構造はとてもシンプルなアイアンレッグ。四角い部分に板を通すだけでできるのですが、その無骨さとシンプルさで人気なのだそう。
余計なものがないので、大きな物も置けそうですね。
男前な雰囲気もさることながら、綺麗めレトロな雰囲気とも相性抜群ですね。
シンプルな出で立ちなので、雑貨が映えて海外インテリアのような雰囲気になっています。
鉄脚
鉄脚は、通販サイトやネットショップなどで購入することができます。おすすめはアイアン+古材の組み合わせ。
重厚感があってグッと洗練された雰囲気になりますよ。
サビ感のあるアイアン製の脚が、レトロな雰囲気にベストマッチしています。鉄脚にもデザイン性があり、横から見てもお洒落な雰囲気になっていますね。
角材
全部木材で作った机は、温かみのある雰囲気です。ヴィンテージ感のあるデザインがお洒落ですよね。落ち着いて勉強できそうなデザインです。
DIYの机は引き出し付きだそう。かすがいの取っ手がアクセントになっています。コンパクトサイズなので、お部屋が広く使えるのも素敵ですね。
ソーホースブラケット
ソーホースブラケットとは、2×4材に差し込んでビス留めするだけで使えるDIYツール。大きな洗濯バサミのような見た目が特徴です。
簡単に取り付けできるので、DIY初心者さんにもピッタリ。ナチュラルな木の質感にブラケットの無骨なデザインが映えますね。
簡単に組み立てができて、ビスで固定しなければ折り畳むこともできるので、キャンプやお庭などでもよく使われているのだそうです。
大きめのテーブルが欲しい時にも気軽に作れるのが嬉しいですね♪
デスクDIY【作り方】
デスクを作る際に必要なDIYの手順やコツなどをご紹介していきます。作り方が分かれば、自分好みのテイストにアレンジすることもできますよね♪
ぜひ参考になれば嬉しいです。
板をつなぎ合わせて天板にしたデスクの作り方
SPF材を一枚板のように見せるやり方ですが、裏に金具や角材を付けることで簡単にできますよ。
こちらはI字の金具をつけることで一枚の板のように見せています。
アイアンのようなブラックの脚は、前に使っていたデスクの脚を取って付けたそうで、折り畳みもできるそうです。
表から見ると、しっかりと繋がっているのが分かります。板目が綺麗に並んでいる姿は一枚板とはまた違う雰囲気がありますよね。
アイアンの脚が古材風のテイストにもしっくり馴染んでいます。
カウンターテーブルの作り方
このように2×4の板を組んでL字の金具で留めたものを、元々のカウンターに被せる形で作っているそうです。
造作のカウンターに比べて、ジャンクな雰囲気になり味わいが出ますね。
両面テープは固定するのに便利なアイテムです。貼ってはがせるものを選べば、原状回復も可能なので賃貸物件でも使用できますよ。
両面テープだけでは浮いてくる可能性もあるので、側面にも板を貼って最後にビス留めするとよりしっかりするそう。
ナチュラルカントリー風のインテリアがグッと引き立ちますね。
ラブリコやディアウォールを使ったデスクの組み立てのコツ
予め柱を設置してから組み立てるのが楽に設置するコツなのだそう。
ラブリコやディアウォールは白や黒、シルバーなどのカラーがありますが、おすすめは壁紙と同じ色。存在感が目立たずナチュラルな雰囲気になります。
タイルの貼り方のコツ
少し目地の部分の間隔を空けながら貼っていくのが上手く貼るコツ。
タイル柄のリメイクシートも手頃ですが、こだわりたいなら本物のタイルを貼るのがおすすめです。
タイルならではの凹凸と、ツヤのある光沢感が美しいですね。元は不用品だったニトリの学習机だったというから驚きです。
ディアウォール・ラブリコを使ったデスクDIY
ディアウォールやラブリコは、壁に穴を空けなくても設置できるため大型の家具を作る時には特に重宝されます。
壁を使ったデスクにもピッタリ!場所を取らないので、スペースが広く見えますよ。
作業デスク
こちらは仕事部屋兼寝室でもあるそうで、デスクを使わない時には木枠の中に収納できる仕組みになっているそうです。
これなら寝室としてのスペースもバッチリ確保できますね。ホワイトとナチュラルな木のツートンカラーがとてもお洒落です。
アイロン台として使われているデスクもラブリコを使用して作られたもの。あちこちいかなくても、必要なものが全て揃っているので使い勝手が良さそうですよね。
レンガの壁紙やトルソーが置かれたお部屋の世界観にもマッチしています。
学習机
こちらはピラーブラケットで作ったDIY作品。
デスクの脚部分として使われている2×4材は天井まで伸びているので、本棚として収納力もバッチリなのが素敵です。
本が増えたら棚板を増やしたりして、フレキシブルに対応できるのも良いですね。
カウンターテーブル
ラブリコでカウンタースペースを作り、足場の金属板を取り付けたのだそうです。メタリックな質感がスタイリッシュな雰囲気ですね。
バーカウンターとしても使えそうです。
家具やカラーボックスetc.をリメイクしたデスクDIY
どうしてもDIYは難しそう…という方にもおすすめしたいのが、家具をリメイクしたDIY。元々あるものを活かすので、大きさやサイズ感などがイメージしやすく加工も簡単です。
しかも、コストも抑えられると、まさに良いことづくめ。家具の種類ごとにご紹介したいと思います。
ケーブルドラムをリメイクしたデスクDIY
寒色系の色味をアクセントにしたインテリア。ケーブルドラムは単体だと無骨な印象ですが、お部屋全体が爽やかなテイストなので上手く馴染んでくれます。
ケーブルドラムの側面の一部をペイントしてステンシルした男前なデスク。マットなグレーとナチュラルな木の雰囲気は、クールでかっこ良いですね。
棚を使ったデスクDIY
元々の棚を活かしているので、収納はそのまま使うことができちゃいます。棚に合わせて奥行きを決めているのでカットも簡単。
収納スペースもデスクも両方必要な方にはピッタリなのではないでしょうか。
スチールラックを使ったデスクDIY
スチールラックに天板を置いただけの簡単DIY。不要になった後はまたラックとしても使えるので、利便性が良さそうです。
ニトリのスチールラックと有孔ボードを組み合わせたデスクDIY。簡単にスタイリッシュでカッコいい雰囲気になるので、ぜひとも真似したいアイデアです。
カラーボックスを使ったデスクDIY
カラーボックスを脚にして板を載せただけの簡単DIY。天板の長さは、置き場所によって自由自在に変えることができます。
天板さえ調達すればすぐに作れるのも素敵ですよね。
カラーボックスを横向きにすれば、座卓にちょうど良い高さになります。実例では2つカラーボックスを置いていて、ロングデスクに。
奥行きが少ないので、圧迫感が出ないのも良いですね。
男前テイストのデスクDIY
インダストリアルやブルックリンスタイルなど、男前インテリアにピッタリなDIYデスクをご紹介します。
ダイニングテーブル
足場板には、名残のペンキ跡がちらほら。それも良い味になっているので、あえて塗装をしないで使っているそうです。
お部屋の主役になりそうな存在感ですね。
ヘリンボーンの壁は重厚感があるのですが、ダイニングテーブルの脚が細身なので、無骨過ぎずどこか女性らしい雰囲気も感じられますね。
他にも星条旗のタペストリーやゴールドの照明など、上手く抜け感を作っているのもさすがです。
カウンターテーブル
鉄脚のカウンターテーブルがお洒落な雰囲気。インテリアと色味を合わせていて、統一感がありますよね。
天板を変えればダイニングテーブルやリビングテーブルなどにもアレンジできそうです。
ナチュラルテイストのデスクDIY
シンプルや北欧スタイルなど、ナチュラルインテリアにピッタリなDIYデスクをご紹介します。
ダイニングテーブル
90×160センチとかなり大きめのダイニングテーブル。天板に使われている木材は譲ってもらったものなので、なんとタダなのだそうです。
アンティーク感があってとてもお洒落ですね♪
足場板のヴィンテージ感が、ホワイトを基調とした明るいお部屋のアクセントになっています。
フレンチシックなお部屋のインテリアですが、ダイニングテーブルのおかげで甘過ぎず、ちょうど良い塩梅になっていますね。
デスクDIYで理想の机を作ろう♪
デスクをDIYすることができれば、サイズもテイストも全部思いのままに作ることができちゃいます。
好きな素材を組み合わせて、自分だけのオリジナルデスクを作るのも素敵ですよね☆
ぜひこの機会にデスクDIYにチャレンジしてはいかがでしょうか。
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