今回は、スミレの花の特徴や花言葉をご紹介します!春になり、暖かくなってくるとたくさんの花が咲き始めますよね。
その中でも、私たちにとても身近な場所で癒しをくれるスミレの花についてご紹介したいと思います。
スミレの花言葉を知ることで、新しいスミレの魅力に出会えるかもしれませんよ!
スミレについて
スミレの花は、スミレ科スミレ属の総称の事を言います。小さな花で紫色の花びらが特徴です。
昔から日本人には馴染みのある花で、紫色以外の可愛いらしい色もあります。花言葉もこの見た目から考えられているものが多いです。
このようなイメージから、昔から女の子の名前としても人気の高い花の名前です。
松生芭蕉や夏目漱石の俳句でもよく使用され、季語は「春」として使われます。昔の万葉集にも花言葉代わりに良く出てくる花です。
スミレが見られる場所
道端や公園など比較的どこにでもある身近な花です。
小さな可愛らしい花ですが、コンクリートの割れ目など固い場所からもひょっこり顔を出しているような強い花です。
スミレは日本では野草と同じく生えているくらい良く見る花ですが、全世界、特に温帯で広く生息している花で、朝鮮半島の方でも日本と同じくらい見られます。
スミレの開花時期
スミレと言っても花の種類はとても多く、日本はその中でも50種類くらいが自生しています。
3月~5月くらいに花を咲かすので、まさに「春の花」と言えます。
スミレの名前の由来
スミレの花の名前の由来は花びらの部分が大工さんが使っている墨入れに似ていることからきていると言われています。
「墨入れ」という名前が「スミレ」に変化したと言われています。
日本では「相撲取草(すもうとりぐさ)」や「相撲取花(すもうとりばな)」と言った別名もあります。
これはスミレの花の後ろ側の出っ張った「距(きょ)」という部分を絡ませて引き合いをして遊ぶ「花相撲」の花である事から言われています。
英名ではviolet(バイオレット)と呼ばれています。ビオラやパンジーも実は仲間の花なのですが、一般的にはこのような園芸品種を除くスミレ科に属している花をスミレと呼んでいます。
スミレの特徴
スミレの花は特徴があり、ラッパのような形で横向きか少し斜め下向きに咲いています。
花は3月~5月にかけて咲きますが、11月ごろまでに蕾を作り種を実らせています。
自家受粉といって自らの花の中で自分の花粉が雌しべについて種を作ります。この様に自らの力で種を作る花は閉鎖花(へいさか)と呼ばれています。
スミレは食べれるものとしても知られており、葉っぱの部分はお浸しや天ぷら、花の部分は酢の物やお吸い物として彩りを添えてくれます。
しかし、スミレの中でもニオイスミレやパンジーなど、有毒なものもあるので調理する際には十分注意するようにしましょう。
スミレの色
スミレの花は日本では比較的どこにでも咲いています。
種類が豊富で400種類以上もあると言われています。
紫のほかに、青や白、黄色やピンクなどたくさんの色もあるのが特徴です。
スミレの花びら
花びらは5枚ですがそれぞれ大きさが違い、下側に大きな花びらが1枚あり後は対称にあります。
花びらの直径は2センチほどです。
スミレの花言葉
スミレの花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」です。
一般的には、西洋で理想的な優しい女性といったイメージで言われていて日本でもこれが普通の意味になっています。
春の訪れを感じさせてくれるスミレですので、温かくささやかな幸せな気持ちを感じさせてくれます。
このような純粋なスミレだからこその意味合いが花言葉として伝えられています。
古代ギリシャでは、スミレはアテナイ都市の象徴花とされていました。また、中世のヨーロッパでは、バラ・ユリ・スミレは男性が理想とする女性の三大要素をイメージする特別な花(3大フラワー)として言い伝えられています。
このようなことから花言葉も「恋愛」をイメージするものが多くなってます。
スミレの色別の花言葉
スミレの花にはたくさんの色があり、それぞれに花言葉があります。
どの言葉も愛が溢れる、心温まるものばかりですのでチェックしてみてくださいね。
紫色のスミレの花言葉
「貞節」「愛」・・・紫色のスミレの花言葉は女性が男性へ愛を尽くすという強い表現が感じられます。
青色のスミレの花言葉
「用心深さ」「愛情」・・・青色のスミレの花言葉は、落ち着いた印象から用心深さと愛情という深いイメージが付けられています。
白いスミレの花言葉
「あどけない恋」「無邪気な恋」「純潔」・・・白い色のスミレの花言葉は、可憐で純潔なイメージなのでこのような意味になっています。
黄色いスミレの花言葉
「田園の幸福」「つつましい喜び」・・・黄色のスミレの花言葉は、明るいイメージと幸せのイメージからこのような意味が付けられています。
ピンクのスミレの花言葉
「希望」「愛」・・・ピンクのスミレの花言葉は、まさしく愛に満ち溢れた前向きなイメージからこのような意味が付けられています。
スミレの種類別の花言葉
スミレには色別の花言葉がありますが、種類別にも花言葉が存在しています。主な種類の花言葉を紹介します。
エイザンスミレの花言葉
この種類の花言葉は「茶目っ気」・・・エイザンスミレの葉っぱは、茎から3つに分かれギザギザとした切れ込みがあり、他の種類のスミレとは大きく形が違います。
ヒメスミレの花言葉
この種類の花言葉は「一途」・・・他の種類のスミレより小さく濃い青紫色の花を咲かせる一般的なスミレです。
道端やコンクリートの間からひょこっと顔をだしている力強いスミレです。
ニオイタチツボスミレの花言葉
この種類の花言葉は「よく似た人だから」・・・他の種類のスミレとは少し形が異なっていて、茎がしっかりと立ち上がって伸びており、紅紫色の花を咲かせるどこか大人っぽいスミレです。
ノジスミレの花言葉
この種類の花言葉は「小さな愛」・・・他のスミレより花を咲かせるのが早く、少し肌寒い時期から濃い紫の花を咲かせて、香りが強いスミレです。
フモトスミレの花言葉
この種類の花言葉は「小さな恋」・・・スミレの下側の花びらに紫色を帯びた白い花を咲かせるフモトスミレです。
白い模様が混じった卵型で裏側が紫色の葉っぱでできている、背も低く森林や産地などで見ることができる小さなスミレです。
スミレが登場する神話は怖い
スミレは数々の神話に登場するのですが、その神話は少し怖い話しが多いです。
しかし、この神話からスミレの花言葉が作られたとも言われているのでご紹介します。
ローマ神話でのスミレ
ローマ神話では、愛と美の女神ヴィーナスが息子のキューピッドと散歩をしていて、若い女性たちが踊っているのを目撃しました。
それを見たヴィーナスが息子のキューピッドに「あの若い女性たちとお母さんはどちらが美しいかしら」と尋ねました。
その言葉に息子のキューピッドは「あの女性たちの方が美しい。」と答えてしまいました。
その言葉に強く不満を持ったヴィーナスは、若い女性たちの顔がスミレの花のような紫色になるまで叩いたのです。
それを気の毒に思った息子のキューピッドが、若い女性たちをスミレの花に変えたと言われています。
ギリシャ神話でのスミレ
ギリシャ神話では、イアという美しい娘がいて、アポロンという紳士が彼女に一目ぼれをします。
しかし、イアには婚約者がいたので、アポロンを受け入れなかったのです。
それに怒ったアポロンが、イアをスミレに変えてしまったと言われています。
スミレの花言葉まとめ
スミレの花言葉はいかがっだたでしょうか。花言葉とはその花に思いをのせて相手へ思いを伝える為の代わりの言葉です。
花それぞれに深い意味を持つ花言葉がありますよね。
その中でも、スミレの花は、花のイメージ通りどれも小さく可憐で愛らしいのに控えめにそっと咲いている姿から付けられている花言葉ばかりです。
その昔、男性が理想の女性に例えていたことも納得できますよね。
「小さな幸せ」という花言葉の意味を持つ花ですので、気になるあの人にさりげなくプレゼントしてみてはいかがですか?
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