【ジャスミン(茉莉花)の花言葉】「香りの王様」と呼ばれる花を解説!

ジャスミンの花言葉を大特集!愛らしい花と気高い香りを持つジャスミン。よく知らなくてもジャスミン茶を飲んだり何かと身近なところで使われている花です。さらに、ジャスミンの香りは香水などにも使われていて「香りの王様」とも呼ばれているほどなんですよ。そこで今回は、ジャスミンの花を詳しく解説していきたいと思います。

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【ジャスミン(茉莉花)の花言葉】「香りの王様」と呼ばれる花を解説!

ジャスミンの花言葉を大特集!

愛らしい花と気高い香りを持つジャスミン。よく知らなくてもジャスミン茶を飲んだり、アラビアジャスミンを表す「茉莉花」の文字を取り入れた名前があったりと、何かと身近なところで使われている花です。

さらに、ジャスミンの香りは香水などにも使われていて「香りの王様」とも呼ばれているほどなんですよ。

そこで今回は、ジャスミンの花を詳しく解説していきたいと思います。

ジャスミンについて

ジャスミンはモクセイ科・ソケイ属の植物。

原産地は、インド・ヒマラヤ・カシミールといったアジアからアフリカにかけた熱帯地域・亜熱帯地域。

学術名をjasmine sambac、和名を素馨(ソケイ)といい、「ジャスミン」という語はペルシャ語に由来すると言われています。

中近東や欧米では女性の名前としても使われているジャスミン。ディズニー作品の「アラジン」にもジャスミンが登場しますね。

 

ジャスミンの花言葉

ジャスミンの花言葉は、日本では「愛想がいい」「優美」「愛らしい」といった言葉があげられます。

英語でも「amiability(愛想のよさ)」「You are cheerful and graceful(あなたは朗らかで気品がある)」といった花言葉があり、いづれもポジティブな言葉が並んでいます。

その他ジャスミンの花は、世界三大美女とも謳われるクレオパトラが愛した花といわれています。

クレオパトラの色気や妖艶さを引き立てていたのがこのジャスミンの香りだったともいわれ、「官能的」という花言葉もあるそうですよ。

ジャスミンの色別の花言葉

白いジャスミンの花言葉

白いジャスミンには「温和」「好色」といった花言葉があります。

「温和」といった柔らかな花言葉と、「好色」というセクシーな言葉。

相反する花言葉ですが、「温和」はその白く可憐な花の姿から、「好色」は甘い香りからイメージされたもののようです。


黄色いジャスミンの花言葉

黄色いジャスミンには、「優美」「優雅」といった花言葉があります。

なぜなら、黄色いジャスミンは香りのない品種もあり、香りを表すような色気のある花言葉がないようです。


ジャスミンの名前の由来

ジャスミンの名前の由来は、もともと「ヤースミーン」というペルシャ語に由来すると言われています。

ヤースミーンとは「神様からの贈り物」という意味があり、ジャスミンの美しい花と香りが神からのプレゼントという意味で名付けられたのではないかという説が有力のようです。

ジャスミンは日本で茉莉花(まつりか)とも呼ばれていますが、こちらはジャスミン全般ではなく「アラビアジャスミン」というジャスミンの種の一種のことを指したもの。

サンスクリット語でこのアラビアジャスミンを「マリカー」と呼ぶことから、茉莉花の名がついたようです。

 

ジャスミンの特徴

葉の特徴

ジャスミンは常緑のつる性低木です。

葉っぱは奇数羽状複葉と言って、鳥の羽のように左右に小さな葉がが複数並び、その先に1つの楕円形の小葉が付いて1枚の葉になるという複雑な形をしています。


 

花の特徴

ジャスミンの花は主に白色と黄色で、楕円形の小さな花を咲かせます。花期は7月~9月。

ジャスミンの花には、エキゾチックで甘い香りを持つジャスミン油が含まれ香料としても人気のある花。

その香りは「香りの王様」とも称えられています。


 

ジャスミンの種類

ジャスミンには実に200種類以上もの品種があると言われています。その中でも、特にポピュラーなものをご紹介します。

 

茉莉花

アラビアンジャスミンという品種の茉莉花。

ジャスミンティーの原料として使われるジャスミンで、日本で最も知名度のあるジャスミンです。

茉莉花は、夜の間に咲いて翌日の昼には花が落ちてしまうという一夜花なんですよ。


 

コモン・ジャスミン

コモン・ジャスミンは、ジャスミンの香水に使われる品種です。

優雅で甘美な香りのあるジャスミンの精油は、幸福をもたらすとも言われていて世界中で愛されている香りなんです。

 

ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは、園芸用として栽培されることが多いジャスミンです。

他のジャスミンに比べ開花期間も長く、室内でも育てることができるので、可愛らしい花の形と芳醇な香りをご家庭で気軽に楽しむことができます。

 

黄梅(オウバイ)

黄色い花を咲かせるジャスミンの代表種です。黄色く可愛らしい花を咲かせますが、他のジャスミンのような甘い香りがないのが特徴です。

 

カロライナジャスミン

ジャスミンの中には注意が必要な品種もあります。そのひとつが、カロライナジャスミン。正確にはジャスミンの近縁ではないのですが、黄色い花と良い香りがあることからジャスミンの名がついているようです。

実はこのカロライナジャスミンには毒性があり、脈拍増加や呼吸麻痺を引き起こすことがあるそうです。

ジャスミンの誕生花

6月8日の誕生花はジャスミンです。

ジャスミンは切り花にすると傷みやすく花束には向かないので、この日に誕生日を迎える人にジャスミンを贈るなら鉢植えがおすすめです。

その他、ジャスミン茶やジャスミンの香水、アロマオイルなどをプレゼントしてあげると良いですね。

また、プレゼントの際は花言葉を添えたメッセージカードも同封すると素敵ですよ。

 

ジャスミンの国花

アラビアンジャスミンはフィリピンの国花です。タガログ語では「サンパギータ」といい永遠の愛という意味があるそう。

スペイン統治時代に対立する集落の男女が恋に落ち、悲運の死を遂げた場所に白いジャスミンの花が咲いていたということに由来するそうです。

また、中東にあるチュニジアでは「ジャスミン革命」と呼ばれる民主化運動が2010年に起こりました。革命の由来は、ジャスミンがチュニジアを代表する花であった為と言われています。

このように、ジャスミンは世界の色々な国で愛されているのです。

 

ジャスミンの楽しみ方

ジャスミン茶

緑茶やウーロン茶に、ジャスミンの花を乾燥させたものを混ぜて作られるジャスミン茶。

お湯を注ぐとジャスミンの持つ甘く芳醇な香りが広がります。


 

ジャスミン茶の効能

ジャスミン茶に含まれるベンデルアセテート、タンニン、カフェインといった成分は、脂肪を燃焼させダイエット効果をもたらしてくれると言われています。

また、ベンデルアセテートは脳をリラックスさせてくれるのでアロマテラピー効果が期待できますよ。それにビタミンCやビタミンE、ミネラルといった成分も配合されているので、美肌や健康維持にも役立ちます。

さらに、ジャスミン茶は他のお茶同様にカテキンが多く含まれていて、脂っぽい料理との相性が抜群!コレステロールの増加や血糖値の上昇を抑えてくれるのはもちろん、高い殺菌効果で口臭や体臭も予防してくれます。

中華料理店でジャスミン茶がふるまわれる理由が分かったような気がしますね。

 

妊婦が飲んでも大丈夫?

ジャスミン茶にはカフェインが含まれています。

ジャスミン茶はベースとなるお茶によってカフェインに含有量が違ってくるのですが、最もカフェインが多い紅茶ベースのもので100mlあたり約30mgとのこと。

妊婦のカフェイン摂取の目安は1日200mg以下が望ましいと言われていますので、ティーカップで5杯までを目安にしましょう。

 

ジャスミンの精油

ジャスミンの精油は、1,000kgほどの花びらからたった1Lしか精製することができない希少価値が高いものです。

お値段も約10mlで15,000円~30,000円弱と決して安物ではありませんが、クレオパトラも愛したといわれるジャスミンの香り、一度は体感してみたいものですね。


 

ジャスミンの精油の効能

少量だと鎮静作用があり、多量に使うことで神経を活性化すると言われています。精神を落ち着かせて、前向きな気持ちになりたいときに使うと効果的です。

女性のホルモンのバランスを整える効果があり、PMSや生理痛、マタニティブルーなど、女性特有の悩みに効果があります。

細胞成長促進作用や抗炎症作用があり、アンチエイジングにも効果的。抗けいれん作用で、せきやのどの炎症などを鎮める効果もありますよ。

 

相性の良い精油

オレンジやベルガモットなど柑橘系の精油とブレンドすると、親しみやすく明るい気分にしてくれます。

ムードを高めたいときは、イランイランやサンダルウッドなどのエキゾチックな香りとの組み合わせがおすすめ。

フローラル系の精油と合わせると、女性らしく華やかな雰囲気に。特にローズとの相性抜群で、女性にとって最高の香りになると言われています。

 

使い方①ディフューザーで香らせる

ジャスミンの精油を一滴、ディフューザーに垂らして香らせます。

気分に応じて他の精油とブレンドしても良いですね。芳醇なジャスミンの香りが気持ちを落ち着かせてくれますよ。

 

使い方②マッサージオイルとして使う

ジャスミンの精油一滴に対しキャリアオイル10mlを加え、マッサージオイルとして使ってみましょう。

お肌の状態を良くしてくれると同時に、香りで心も癒されます。

ジャスミンの精油をマッサージオイルとして使うときは、必ず良質なものをチョイスしましょう。

 

使用上の注意

ジャスミンの精油は子宮の収縮を促す効果があるので、妊娠中の使用は控えましょう。

 

ジャスミンの育て方

種類が豊富なジャスミンは原産地も違います。原産地が違えば耐寒性や耐暑性も違い、育てやすさにも違いがあるのです。

ここでは代表的な3種類の育て方をご紹介しようと思います。

 

ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは花の外側がピンク色、内側が白色の可愛らしいコントラストが特徴。

ジャスミン特有の芳醇な香りももちろん有ります!成長も早く比較的簡単に育てられるジャスミンです。


 

ハゴロモジャスミン2

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ハゴロモジャスミンは常緑のつる性ですから、フェンスやトレリスに絡ませることや、こちらのように玄関の両サイドをジャスミンで飾ることも可能です♪

開花期には玄関を開けるたびにジャスミンの香りに包まれ、ロマンチックな気分に浸ることができます。


 

日当たり

日当たりを好むハゴロモジャスミンは、庭植えの場合には日向に植えつけます。ただし、多少寒さに弱いところもあるので風が当たらない場所が最適です。

あんどん仕立てにすれば鉢植えでも栽培ができます。春から秋までは十分日に当てて冬には室内に入れて寒さから守りましょう。寒さに気をつけてあげればOKですので、育て方は比較的簡単です♪

 

用土

市販の園芸用培養土で問題ありませんが、強いて言えば水はけの良い腐植質に富んだ土壌が望ましいです。

鉢植えなら赤玉土・鹿沼土・腐葉土などを混合した、水はけと水持ちの良いものを使います。

 

水やり

庭植えの場合にはほとんど必要ありませんが、酷暑が続くようなら朝晩の涼しい時間に水やりをします。

鉢植えの場合は、春と秋は表土が乾いたら下から出るくらい、夏は水を切らさないよう、冬は乾き気味に水やりをします。

 

肥料

寒肥として2月~3月の開花前と、開花後の5月~6月に緩効性の肥料や固形の油かすを施します。

 

剪定など

春から夏にかけてグングンとつるが伸び、放っておくと風に吹かれて色々な所に絡まってしまうので、好みの形に仕上げるには誘因しながら形を作ります。

秋から冬にかけては花芽ができてくるので、花が終わったら早めに剪定するのがポイントです!

 

増やし方

挿し木で増やせます。8月~9月頃が挿し木に適しています。

 

茉莉花(マツリカ)

茉莉花は半つる性の常緑低木。亜熱帯原産のジャスミンなので寒さにはあまり強くありません。

気温5℃以下になると枯れてしまうこともありますから、気温10℃くらいになったら室内で育てるのが望ましいです。


 

日当たり

日当たりの良い場所が適しています。冬場は霜の被害にも気をつけ、室内に取り込むなどの注意が必要です。

 

用土

水はけの良い土を好みます。市販の培養土や、赤玉土と腐葉土を混ぜたものが適しています。

 

水やり

土が乾いたら、たっぷりとあげる。ですが、鉢受けに水が溜まったままだと根腐れを起こしてしまうので、すぐに捨てる!

 

肥料

2~3月にリン酸・カリなどのハーブ用の肥料や油かすを施し、開花前の5~6月にも追肥をすると生育が良くなります。

 

剪定など

花が終わった頃に脇のつるを2/3カットします。茉莉花の剪定は毎年行います。

 

植えつけ

茉莉花は根が少しでもキズつくと枯れる原因になってしまいます!植え替える場合には、根の周りの土は落とさずそのままそっと植え替えるようにしましょう。

 

黄梅

黄色の小さな花が可愛らしい黄梅。英名をウインタージャスミンといい早春の1月~3月に花を咲かせます。

名前に梅とつくのは、梅の花に似ているから!ジャスミン特有の芳醇な香りはありませんがジャスミンの仲間です。ちょっとややこしいですね。

病害虫にも強く、育てやすいジャスミンですよ。


 

日当たり

北海道南部から南の地域では一年中戸外で栽培が可能。日当たりの良い場所を好みます。

 

用土

水はけの良い土が適しています。庭植えの場合はなるべく浅く、さらに水はけを良くするために一段高く畝を作ることも有効です。

鉢植えなら赤玉土8割、桐生砂2割を混ぜたものを使います。鉢植えは2年に一度は植え替えが必要です。


 

水やり

庭植えの場合なら水やりの必要はほとんどありません。真夏に乾燥が続くようなら、植木の葉や枝にかからないように水やりをします。

鉢植えなら表土が乾いたら水やりをし、受け皿の水は捨てます。また、室内で暖房に当ててしまうと、すぐに花がしおれてしまうので、霧吹きで水をかけてあげるのが良いですよ。

 

肥料

寒肥として2月に1回と、秋にもう1回。化成肥料や油かすを株の周りに穴を掘って混ぜます。

 

剪定など

開花が1月~3月で、花芽ができるのが7月ですから、3月~6月の間に剪定を済ませます。込み合った枝を剪定するのですが、自然に任せて伸ばしておいても問題ありません。

 

ジャスミンじゃないジャスミン

マダガスカルジャスミン

こちらのマダガスカルジャスミンは芳醇な香りが特徴で、純白の可愛らしい花を咲かせる人気の種類。名前にあるようにマダガスカルが原産です。

ジャスミンとついていますが、モクセイ科のジャスミンの仲間とはまったく違う、低木のつる性植物になります。

開花期が4月から9月までと長く常緑性のため、霜の降りない地域では地植えでトレリスなどに絡ませて楽しめるのも魅力です。


 

アメリカジャスミン

こちらの紫から白へときれいな花色の変化が楽しめるアメリカジャスミン。

別名を匂蕃茉莉(ニオイバンマツリ)というナス科の常緑性低木で、開花期にはジャスミンのような香りがするのでジャスミンとつけられています。

4月~7月の開花期は次々と花が咲き爽やかな色合いが楽しめるのですが、木全体に神経毒の成分が含まれています。

特に未熟なタネや実に多く含まれ、犬や猫が食べてしまうと危険ですから注意が必要になります。


 

ジャスミンの花言葉まとめ

ジャスミンやジャスミンの花言葉などをご紹介しました。

クレオパトラも愛したと言われる優雅で甘美なジャスミン。

素敵な花言葉はもちろん、香りにはリラックス効果やダイエット効果もあるので、是非生活の中で取り入れて上手に使ってみてくださいね。

 

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