木材や100均のアイテムを駆使したDIYはすっかりおなじみになりました。DIYは基本的に素材をカットしたり組み立てて作りますが、仕上げとして「汚し加工」を施すことでより本格的になります。
そんな汚し加工は、ペイントなどを用いて様々な技法で行いますが、できることなら作品やその時の気分で使い分けたいものですね。
そこでこの記事では、多彩な汚し加工の方法を事例と一緒にご紹介していきます。
ペイントでできる本格派サビ加工
汚し加工として一般的になりつつあるのが、ペイントを用いた「サビ加工」です。アイテムを古く見せる技法で、「エイジング加工」とも呼ばれています。
サビ加工に使うのはアクリル絵の具で、スポンジになじませてポンポンと軽く叩きつけるようにペイントしていけばOK。
アイテムの端部分に施すことで、本格的な仕上がりが可能です。
様々なアイテムを金属風に仕上げるアイアンペイントをベースにすることで、サビ加工もより本格的に。
空き缶にアイアンペイントやステッカーを施し、その上からアクリル絵の具でサビ加工をしています。
アイアンペイントのゴツゴツした手触りと、サビ加工の風合いがマッチして、クールな空き缶リメイクに仕上がっていますね。
少し白のペイントを使って汚し加工を加えているのもポイントです。
紙などを挟む際に便利なクリップを、アクリル絵の具を用いてサビ加工した実例。
まずは黒をベースカラーとしてペイントし、茶色と金色を混ぜたものをスポンジなどでサビ風に塗装していきます。
クリップは家庭でも使う機会が多いので、リメイクすることで使うのが楽しくなりそうですね。
シャビーシックな汚し加工
ペイントを施すことでアイテムを自分らしく塗り替えることができますが、ただ塗っただけではつまらないと感じる人も多いはず。
あえてムラを出したペイントの「シャビーシック」で、汚し加工を楽しんでいきましょう。
こちらでは塗料を塗った後、半乾きの状態のときにガムテープで塗料をところどころ剥がしています。
ムラのある感じがなんともおしゃれですね。
木材などにシャビーシックな加工を施す場合は、塗装が乾いた後に紙やすりを掛けるのも一つ。
最近はクラック塗料なども出てきているので、気軽にシャビーシックなペイントができます。
こちらは木製の引き出し収納に、白のペイントでシャビーシックな風合いを出しています。
これだけで使い古したような風合いになり、おしゃれな仕上がりになっていますね。
ちょっぴりペイントで個性派な汚し加工
ペイントを全体的に施すのではなく、ほんの少しの量を用いた汚し加工もおすすめ。
一つは「ドリッピング」と呼ばれる技法で、現代アートなどにも用いられることが多いです。
方法は刷毛にたっぷりの塗料をなじませ、施したいアイテムに垂らしていきます。
勢いをつけて飛ばすようにペイントしてもいいですが、壁や床にも飛んでしまうので新聞紙などで保護をするのがいいでしょう。
塗料を何色か使うことで、カラフルな汚し加工ができてよりおしゃれに仕上がります。
こちらはサビ加工の要領で、白の塗料をスポンジになじませて木版にポンポンとペイントを施した汚し加工です。
サビ加工とはまた違った、爽やかな風合いの汚し加工になっていますね。
ステインやワックスを用いた汚し加工
木材本来の質感を残しつつ、程よいツヤと木目を際立たせるステインやワックス塗装。色を変えて施すことで、使い古したような程よい汚し加工ができますよ。
木材に用いることが多いブライワックスは、金属素材に施すとサビとは違った風合いの汚し加工になります。
方法はスポンジにブライワックスをなじませ、対象のアイテムに少しずつペイントしていくだけ。
ブリキ製のバケツ容器も、これだけで使い古したような風合いの味のある仕上がりになります。
蛇口もブライワックスを使えば、程よい感じの汚し加工ができます。
ペイントでの汚し加工が苦手な方も、ブライワックス一つで古さのある風合いを出せますよ。
まとめ
DIYでも取り入れることが多い汚し加工は、技法をたくさん覚えておけばバリエーション豊かな仕上がりを楽しめます。
技法によっては遊び感覚でできるものもあるので、DIYに限らず手持ちのアイテムをリメイクする際にも用いていきましょう。
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