暗くて長い冬になると、北欧では家の中で過ごす時間が必然と多くなります。
だから、北欧の人々は家のインテリアに色々な工夫をしているのです。その中でも、家の中で快適に過ごす方法のひとつに「光の演出」があります。
今回は、北欧の照明を交えて光の演出方法をご紹介します。
ほっこり温かくてやわらかい光の作り方
やわらかい光と言えば!ルイス・ポールセン社の照明
この写真のペンダント照明を、おしゃれなインテリアショップなどで見たことがある方は多いのではないでしょうか。
デンマークの照明メーカー「ルイス・ポールセン」社を代表する「PH5」です。
落ち着いたやわらかい雰囲気を出すために、電球部分(光源)を見えなくしているのです。
デザインだけではなく、光り方や影の出方も計算されている美しい照明なのです。
デザインだけでも充分アクセントになりますが、カラーも何種類かあります。
お部屋のアクセントカラーのひとつとして、取り入れることができますよ。
シンプルで機能的な、北欧インテリアデザインのひとつです。
モダンでも、ヴィンテージでも、ナチュラルでも・・・、どの北欧インテリアにでも合いやすいデザインをしています。
その他にもルイス・ポールセン社には、有名な照明がいくつかあります。
野菜のアーティチョークをモチーフにした照明も名作のひとつです。
ふんわり光る照明で温かいダイニングを演出
PH5(ルイスポールセン社/ポール・ヘニングセン)は、光の屈折によりアルミ部分に光が当たりやわらかな光を演出しています。
PH5のようなふんわり光る照明器具を選ぶには、シェードの素材に注目することが大切です。
また、布や木製のシェードもやわらかい光を放つ素材です。
光りの光源が見えず、面として明るさが広がりやわらかさを出してくれるのです。
照明の素材によって、インテリアの印象が変わります。
北欧の人は、短い夏の儚い思い出を、暗い長い冬の部屋に再現するために、照明の雰囲気がとても重要だそうです。
何を選べばいい?照明の種類と使い方
お部屋のメインに!ル・クリント社のペンダント照明
「ル・クリント社」もデンマークを代表とする照明メーカーです。
P.V.イエンセン・クリント氏が作った紙の照明にはじまり、現在、各デザイナーがデザインした照明は日本でも人気です。
中でも「ポール・クリスチャンセン」がデザインしたカーブの美しい172シリーズが有名です。
PH5よりもお値段がお手頃なので、北欧インテリアに挑戦したい方にはぴったりです。
こちらも、ポール・クリスチャンセンのデザイン。
直線ではなく、初めてカーブがかった照明のデザインに挑戦したシリーズです。
照明のみならず、北欧デザインは自然界の曲線をモチーフにしたデザインが多いことが特徴です。
その場所に大丈夫?ペンダント照明の落とし穴
ペンダント照明を下げるには、いくつかの注意点があります。
ペンダント照明のシェードは、目線の高さまで下げて配置した方がバランスが良く美しく見えます。
ですので、ペンダント照明の下を行き来すると頭をぶつけてしまいます。
ダイニングテーブルなどの家具を、ペンダント照明の下に配置することが必要です。
家具の真上に照明用コンセントがなくても、コードの長さがあれば大丈夫!
下地があれば、家具の上にある天井に支点を作って固定し、真下に下げてくることが可能です。
賃貸の場合は、ペンダントサポーターというものが売られていますので、距離が合えば取り付け可能です。
また、ペンダント照明だけでは明るいとは言えません。
なぜなら、天井や壁まで光が届きにくいからです。
暗さを解消するには、天井付けの照明をしっかりリビングなどに配置しましょう。
明るくしたいけど雰囲気も重視したいという方は、スポットライトタイプの照明がおすすめ。
スポットライトが何灯かついていると、光りを分散させながら雰囲気も作れますよ。
お子様がお勉強されるときや新聞を読む時は、しっかり明るいシーリング照明をつけて。
お食事される時は、ペンダント照明に切り替えると目的別の明るさが楽しめます。
シーンに合わせて、光の明るさを使い分けることをおすすめします。
メインの照明で、しっかり明るさをキープしましょう。
スタンド照明を置いて、お部屋の雰囲気UP♡
インテリアのオブジェに!ヤコブソンランプ
木目が美しく照らされるこのスタンド照明は、スウェーデンのデザイナー「ハンス・アウネ・ヤコブソン」による「ヤマギワ」の照明です。
もともとデンマークの会社が製造していたこの照明。
1983年に製造中止後、日本のヤマギワ社がこの惚れ込んでいた照明を再度復活させたというエピソードがあります。
この照明のように、デザイン的な特徴のあるスタンドは、お部屋のオブジェとしてもぴったりです。
どこに置くのが効果的?スタンド照明
お部屋のコーナーは暗くなりがちです。
コーナーにスタンド照明を配置すると、コーナーが明るくなり広く見える効果がありますよ。
また、テレビボードの上に置くと、ディスプレイのひとつとしてもいい感じです。
他の小物と合わせて、高低差が出るディスプレイを目指すとよりおしゃれに見えます。
もちろん読書灯として、ソファのサイドテーブルの上に置くと、本来の明るく照らすという機能面でもバッチリ♪
どこを明るくしたいか、どんな機能的な明かりが必要か、お部屋の中に明るさのメリハリをつけて快適な空間にしましょう。
重要!電球の色合いについて
LED照明が発売されてから、照明の色の種類が増えました。
電球の色として、現在主流なのは電球色・温白色・昼白色です。
雰囲気を作るには、オレンジで灯される電球色の電球をお選びください。ほっとするオレンジ色の光です。
電球色が暗いなと思う方は、温白色でも温かさが出ます。
温白色は、昼白色とオレンジ色の中間色になり、少しオレンジ色が入るからです。
シチュエーションに応じて、電球の色を使い分けてみてくださいね。
ちなみに、勉強部屋などしっかり作業したいところには昼白色がおすすめです。
お部屋の照明の色を揃えることで、統一感や電球の色による明るさのバラつきが無くなります。
目も疲れてしまうので、照明の色がミックスされないようにご注意ください。
まとめ
北欧の照明を交えながら、照明の効果的な使い方をご紹介しました。
北欧の家は、オレンジ色の温かい照明がお部屋のあちこちで彩られていてほっこりします。
照明の種類をたくさん使って、空間に陰影を出すとより雰囲気のあるインテリアになりますよ。是非挑戦してみてくださいね。
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