流木とドライフラワーに風を感じる。男性ひとり暮らしの部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。 今回は、男性ひとり暮らしのお部屋を訪問。天井から吊り下げられたドライフラワーと流木が爽やかな風を感じさせるお部屋でした。

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流木とドライフラワーに風を感じる。男性ひとり暮らしの部屋
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流木とドライフラワーがポイント。風を感じる素敵なお部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。

今回は、男性ひとり暮らしのお部屋を訪問。天井から吊り下げられたドライフラワーと流木が爽やかな風を感じさせるお部屋でした。(編集部)

text & photo : Ken Ohyama


 

 

部屋に入って最初に目に付いたのは、ライティングレールから下がるモビールだ。窓から吹き込む風にゆれて、まるで音の鳴らない風鈴だ。さわやか。

そしてこれ、なんと自作だという。「ドライフラワーに、テグス通しただけですよ」という三浦さん。ひとり暮らしの男性だ。

 

「モビールにすることを考えて、花屋さんにアレンジしてもらいました」という。すごく素敵。色が良い。


 

キッチンから居室を見たところ。窓が2面にあって、陽当たり・風通しがとても良い。天井には流木もあしらわれている。


 

キッチンからぐるりと後ろを向いて玄関方向を見る。グリーンと照明、そしてかわいらしいスツール。


 

玄関ドア、スコープの上にもキュートな一輪挿し。


 

これまでtomosの部屋を見てきてつくづく思うのは「素敵な部屋ほど年齢・性別不詳」ということ。

20年ほど前、ぼくが学生の頃インテリア雑誌の「お部屋拝見」などで見たひとり暮らしの部屋は、一目で性別がわかるものが多かった。ガーリーであること、男らしいこと、そういうのが良しとされた時代だった。

しかし今やちがう。これには、IKEAやMUJIなどの影響もあるだろう。何にせよ、良い時代になったと思う。「男らしい」とか、すごく苦手。

 

この部屋に住んで3年目。入居を決めたときはリノベ前で「ベッド横壁面のクロスは自分で選びました」とのこと。


 

出窓に置かれたかっこいい焼き物は、陶芸家である叔母さまの山田雅子さん作のものだそうだ。すてき。


 

などと、軟弱者のぼくは勝手に三浦さんを同志だと思ったりしたのだが、聞けば高校の頃からバレーボールをやっていて、今でも社会人バレーを楽しんでいるというスポーツマンだった。

それにしてもほんとうにすてきな部屋だ。2面採光で玄関周りがゆったりしている、間取り自体もいいのだが、やはりなんといっても部屋のいろいろなところにあるモノたちがすてきだ。

 

居心地の良いベッドはunicoで購入。シンプルだけどよく見るとあちこち気が利いてるローテーブルは代官山でオーダーしたという。

レトロな緑色が映えるスツールは仁平古家具店で見つけたもの。どれもこれもかわいい。


 

ぼくが特に気に入ったのはベッドサイドランプ。仙台の古道具屋「紫山」で見つけたものだそうだ。


 

旅先で「これは」と思うモノを見つけ、持って帰ってきた結果がこの部屋を作っている。「都内で買うと高いですしね……東京を離れて安くて良い家具を見つけるたびに時々出かける、って感じです」という。

ぼくが感心したのはそれでも部屋がモノであふれていないこと。ぼくだったら次々と購入して収拾が付かなくなりそうだ。

「郵送費がもったいないので自分で持って帰ってくるんです。だからそんなに多くは買えない、ってことかもしれません」なるほど。

 

部屋が素敵になればなるほど問題になるのがテレビとテレビ台。テレビって、使ってないときは「真っ黒な平面」なので部屋の雰囲気を壊しがち。

昨今大画面化しているのでなおさら。布をかけちゃうの、いいな! と思った。「テレビ台にしてるのはワインの木箱です」


 

実は三浦さん、現在goodroomで取材スタッフとして働いている。「でもそれ以前からここ(goodroomの部屋)に住んでます」。

なんと北海道から東京に来る際に部屋探しをしていたところ、「ここがいいんじゃない?」とお母様がgoodroomを勧めてくれたのだという。お母さん、ナイス!

陽当たりと風通しの良さももちろんだが、この部屋を気に入った決めてはやはり無垢床。「足が触れるところが良いって、いいですよね」。

昨年、服飾の専門学校を卒業したという三浦さん。なぜgoodroomで働いてるんですか? と聞いたところ、「衣」から「住」に興味が移ったから、という。

「服だけじゃなくて衣食住すべてに関して提案する仕事がしたくて」。goodroomのほか、MUJIやスポーツクラブなどでバイトをしてきたそうだ。すばらしい!

 

ワードローブを見せてもらってびっくり。その整頓されっぷりもさることながら、服がどれもシンプルで数も少ない。

服飾勉強してたというからギャルソンとかヨウジヤマモトだらけ、とかそういう感じかと思ってました、というと

「あ、もう、ぼくはぜんぜんそういう感じじゃないので」と笑う。


 

 

ぼくは「こういう仕事がしたい!」というような意思とか目標を持たないまま、なんとなーく今の状態になっちゃった人間なので、とても尊敬する。

三浦さんの部屋が素敵なのも当然だな、と思った。なんせ自室とは三浦さんが提案したいと思っている暮らし全般の基本的な場だ。

 

恒例の「集めている/集まっちゃったモノを並べてもらう」は、器類に。

これまたひとり暮らしの若い男性とは思えないラインナップ。シックで使いやすそう。


 

叔母さまの作品がたくさんあって、いいな、と思った。


 

三浦さんのこれからがとても楽しみに思える、そういう部屋でした。ありがとうございましたー。

 

こちらも恒例の「寝っ転がってポートレイト」。「自然体」という言葉がぴったりの三浦さんでした。


 

(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で、毎月10~20部屋登場します。

社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。

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この連載が、本になりました!


 

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