ダニ対策のやり方と場所、勘違いしていませんか?
家庭ではどのようなダニ対策をしていますか?布団の天日干しやソファの掃除機がけはよく知られた方法ですが、実はそれだけでは生きたダニを取り除けません。また、ダニは寝室やリビングだけでなく、意外な場所にも潜んでおり、気づかないうちに繁殖して健康被害を及ぼすことも。
folkライターの私mashouseは、これまでダニ対策のやり方を勘違いし、必死に天日干しや掃除がけをしては、面倒になってやめるという流れを繰り返していました。今回ダニ対策グッズ”ダニトリーゼ”の開発企業にインタビューし、商品の本音レビューをする機会をいただいたことで、ダニの生態や正しいダニ対策について理解が深まりました。これまでやってきたことは何だったんだろうと思ったほどです。
今回は、開発企業さんに教えていただいた内容をもとに、家の中でダニが繁殖しやすい場所とその対策について紹介します。家族の安全な暮らしのために、既にダニ対策をしている方もぜひ最後までご覧ください。
身近に潜んでいるダニの生態と危険性
効果的なダニ対策をしたいなら、ダニについてよく知ることが大切です。まずは、私たちの身近にいるダニの生態と放置することの危険性についてチェックしましょう。
4条件が揃うとダニは家の中で簡単に繁殖する
ダニは下記のような条件が揃うと、家の中で繁殖しやすくなります。
- 暖かい温度
- 高い湿度
- 暗い場所
- 髪の毛や皮脂、ほこりなどのえさ
高温多湿でエサがいっぱいある日本の住宅は、ダニにとって高級ホテルみたいなものです。特に、最近は住宅の高断熱化・高気密化が進んだことで、部屋の中は1年中室温が安定して空気の流れが停滞する傾向にあり、ダニにとって夢のような環境が生まれています。
ダニはしつこくしぶとく生き残る
実はダニ対策としてよく知られている天日干し・洗濯・掃除機だけでは、生きているダニを取り除くのは困難です。
ダニを死滅させるには高温が必要ですが、日光は十分とはいえません。また、ダニはカギ状の爪で繊維に絡みつくため、洗濯や掃除機の吸引ぐらいではなかなか離れないのです。
ダニは人間が思っている以上に、しつこくしぶとく生き残ります。
家には数種類のダニが潜んでいる
お部屋の中にいるダニは1種類ではなく下記のようにさまざまなタイプがいて、エサの好みや特徴が違います。
|
生息場所 |
エサ |
特徴 |
チリダニ |
ベッド、布団、ソファ、畳など |
皮脂や髪の毛、ほこり |
人を噛まない
ダニの死骸やフンがアレルギーの原因となる |
ツメダニ |
ベッド、布団、ソファ、畳など |
他のダニや虫 |
血は吸わない
他のダニと間違って人を噛むことがある |
イエダニ |
ネズミの体 |
ネズミ、哺乳類の血液 |
吸血する |
出典:西宮市ホームページをもとに筆者が作成
ダニ対策を効果的に行うためには、ダニの種類ごとの違いを理解することが大切です。例えば、ダニに噛まれたのであればツメダニやイエダニの可能性があるため、他のダニが繁殖しにくい方法やネズミ対策を考えることになります。
ダニの放置は健康被害を招く可能性がある
ダニによる被害はダニのタイプによってさまざまですが、いずれも油断できません。
例えばツメダニやイエダニがベッドで繁殖すると、寝ている間に手足を刺し、数日〜1週間程度強いかゆみや腫れが続くことがあります。
また、チリダニやダニの死骸、フンなどをそのままにすると、鼻水やくしゃみ、発作などのアレルギー症状を引き起こす可能性も。
家庭でダニ対策を行い、家族の健康を守りましょう。
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押さえておきたいダニ対策の基本
ダニの生態を踏まえて、ダニ対策の基本を押さえていきましょう。
“ダニ予防”として天日干し・掃除機・洗濯を行う
先述したように、天日干し・掃除機・洗濯で生きたダニを取り除くのは困難ですが、ダニの予防としては有効です。
天日干しをすることで布団が乾いてダニが好む湿気が少なくなり、掃除機や洗濯機を使用して髪の毛や皮脂を取り除くとダニのエサがなくなります。
布団のダニは布団乾燥機や大型乾燥機で死滅させる
布団乾燥機やコインランドリーの大型乾燥機は天日干しより高温になるため、ダニの死滅に役立ちます。
布団乾燥機は高温状態で30分以上運転し、ダニ専用コースがあれば活用しましょう。
布団乾燥機を使用した後は、掃除機をかけてダニの死骸やフンを除去します。
手軽に使えるダニ対策グッズを活用する
布団乾燥機を使ったり、コインランドリーへ持ち込んだりするのは手間がかかるため、子育てや仕事で忙しいと継続が難しくなることがあります。
そんなときは、手軽に使えるダニ対策グッズを取り入れてみましょう。
ダニ対策グッズには、下記のようにさまざまなタイプがあります。
ライター調査まとめ
|
メリット |
デメリット |
くん煙剤 |
広い範囲のダニ対策ができる |
事前に家電や家具などをカバーする手間がかかる |
ダニ用スプレー |
即効性が期待できる |
人に有害な成分もある |
ダニ捕獲シート |
置いて放置するだけでダニ対策になる |
即効性は期待できない |
このうち、忙しい方におすすめなのはダニ捕獲シートです。気になる場所に置くだけなので、ダニ対策を手軽に継続しやすいでしょう。
ダニ捕獲シート”ダニトリーゼ”なら、ダニの誘引剤に化学性殺虫剤ではなく、安全性の高い食品添加物が使われているため、お子さんやペットのいる場所にも設置できます。
よく出る!定番のダニ生息スポット&ダニ対策
ダニ対策を実施するには、ダニが発生しやすいところを知っておくことが大切です。まずはダニがよく出る定番の生息スポットをおさらいし、各場所でのダニ対策と予防法をチェックしましょう。
ベッド・布団
ベッドや布団の中は、ダニにとって最適な繁殖場です。暖かくジメジメして、内部は暗く、ダニの好物である髪の毛や皮脂や角質がたっぷり。
布団乾燥機や便利グッズを使ってできるだけダニを取り除き、予防のために布団の天日干し、掃除機での掃除、シーツや枕カバーの定期的な洗濯を行いましょう。
ソファ・ラグ
リビングのソファの隙間やラグの裏も、ダニが大好きな場所。ほこりや髪の毛が集まりやすく、奥に潜り込めば暗くて暖かい居場所を確保できます。
ソファは物理的に天日干しが困難で、ラグは生地が傷む可能性があることから天日干しが難しいため、便利グッズを活用してダニ対策を行い、掃除機でダニ予防をしましょう。
クローゼット・押し入れ
暗くて湿気がこもりやすく、ほこりが溜まりがちなクローゼットや押し入れは、ダニにとって最適な繁殖場となります。
便利グッズを設置してダニを捕獲し、掃除機をかけてダニ予防をしましょう。また、湿度をコントロールするために除湿剤をおくのもおすすめです。さらに、予防としてクローゼットや押し入れの中身をいっぱいにせず、8割程度の収納を目指す方法もあります。風通しがよくなり、湿気が溜まりにくくなるでしょう。
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こんなところにも!見逃しがちなダニ生息スポット&ダニ対策
ダニは定番スポット以外にも潜んでいる可能性があります。ダニトリーゼ開発企業におすすめしてもらった対策場所や、私が実際にダニ対策をしている場所を紹介しますので参考にしてくださいね。
子供部屋
ベッドやラグ、衣類、ぬいぐるみなど、子供部屋にはダニのエサとなるほこりを発生させる要因がたくさんあります。子供はさまざまな場所を触るため、あちこちに皮脂もついているでしょう。さらに子供部屋が北側にある場合、ジメジメして風通しが悪くなりやすいので、ダニにとっては最高の住み家となります。
布団乾燥機やダニ対策グッズでダニをできるだけ除去し、布団の天日干し・ぬいぐるみやシーツの洗濯・ラグの掃除でダニを予防しましょう。また、子供部屋のダニ対策をするときは、身体に影響の少ないダニ対策グッズを選ぶなど、安全に配慮することも大切です。
本棚
本棚はほこりが溜まりやすく、奥は暗くなりがちなので、ダニが発生しやすい場所。特に梅雨の時期は要注意で、紙が湿気を吸ってダニが好きなジメジメした環境になりがちです。
掃除機をかけるとダニ予防になりますが、忙しくて本棚の掃除にまで手が回らないときは、捕獲シートの設置をおすすめします。薄型なら本と本の隙間にフィットして目立ちません。
車内
締め切られた車内は気温が上がりやすく、湿気がこもり、ダニのエサが溜まりがちになるため、ダニにとって快適な住み家となってしまいます。特に座席、フロアマット、ひざ掛け、クッション、チャイルドシートは、髪の毛やペットの毛、ほこりなどが溜まりやすいため。ダニが好む場所として要注意。
ダニ対策として便利グッズを使ってダニを捕獲し、掃除機をこまめにかけて予防しましょう。実施後は死滅したダニの死骸やフンが残っている可能性がありますので、必ず掃除機をかけましょう。
靴箱
ダニの発生場所として見落としがちなのが靴箱。一日履き続けた靴の中はジメジメとして暖かく、ダニが繁殖しやすい環境となっています。また、靴箱はほこりが溜まりやすいため、ダニのエサもたっぷり。
便利グッズでダニを捕獲し、こまめに掃除機をかけてダニを予防しましょう。薄型の捕獲シートなら、靴箱の狭い隙間に入れても邪魔になりません。
キャンプ用品の寝袋やマットレス
キャンプで使う寝袋やマットレスも、自宅の布団やベッドと同様にダニの繁殖条件が揃いやすい場所。暗くて湿気がこもりやすく、髪の毛やほこりが溜まりやすいからです。
キャンプが趣味の私にとって、以前から寝袋やマットレスのダニ対策は悩みのタネでした。キャンプの後に掃除機や布団乾燥機を使うくらいならできますが、ベッドと違って自宅にしまっている期間が長いため、その間にダニが繁殖するのではないかと気になっていたのです。
ダニトリーゼを知ったことで、捕獲シートを活用すれば手間をかけずにダニ対策ができるとわかりました。キャンパーにとっても便利なアイテムだと思います。
便利グッズを賢く活用してダニ対策を続けよう
ダニは、ベッドやソファ、クローゼットといった定番の生息スポット以外でも簡単に繁殖します。性能が高まっている昨今の日本の住宅の場合、年間を通じて家中で発生する可能性があるといっても過言ではありません。一旦発生するとどんどん繁殖し、放置すると健康被害につながることがあるため、捕獲と予防を継続することが大切です。
ただ、子育てや家事、仕事に忙しい女性にとって、家中のダニ対策を1年中続けるのは難しいですよね。そんなときは、手軽に使えるダニトリーゼのような便利グッズを活用するのがおすすめ。家事の負担を減らしながら、自分や家族が安心できる暮らしを手に入れましょう。
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