海外インテリアでよく見かける、憧れのパレットベッド。男っぽい雰囲気なのに、ナチュラルな感じでかっこいいですよね。
見た目のおしゃれさだけでなく、マットレスと床の間にすきまが出来るので、通気性が良くなる快適さがあるんです。
今回は、パレットベッドをDIYで作る方法と、市販のパレットを並べた実例をご紹介します。
パレットとはどんなものか?
パレットとは?
通常のパレットは、物流倉庫や工場で荷物を積んだり、輸送や保管するため、単位数量にまとめるための木製台のことです。す
のこのような天板は荷物を乗せる面で、側面の穴は運搬するためのフォークリフト差し込み口になります。
日本の一貫輸送用平パレットは、110cm×1100cmのサイズ規格です。
ユーロパレットとは?
国によってサイズの規格が違いますが、ヨーロッパではユーロパレットが貿易の基準になっています。
ユーロパレットは日本のものとは違い、120cm×80cmのサイズ規格です。
ゴツゴツした武骨な素材感と印字の男前感、輸出入で海を渡るイメージが、若い方や男性に人気です。
ユーロパレットベッドを作る時のメリットデメリット
メリット
- パレットとマットレスを組み合わせるだけなので、リーズナブルにベッドが作れる
- 本やライトを入れたりと、自由にアレンジしやすい
- 何枚かを組み合わせる為、女性でも一枚ずつ持ち運びできて移動しやすい
- キャスターを付けることもできる
- 男っぽいおしゃれさで、インダストリアルや男前インテリア、西海岸インテリア、ボヘミアン、和風などに合う
- しっかりした規格のパレットなら板のずれがなく、金具を使わないためきしみ音がしない
- すのこベッドと同じ構造で、マットレスや布団の下にすきまができ、風通しが良くて湿気がこもりにくい
デメリット
パレットを工場などでもらう場合は害虫の危険あり
近所の工場や倉庫でお願いしてみれば、パレットを無料でもらえることもあります。ただ、木製パレットの材質や置かれた環境、放置期間などの条件によっては、害虫がつく可能性も。
最悪のケースとして、シロアリの危険性もあります。ガーデニング用の棚を作るならまだしも、ベッドは寝るものなので、害虫の可能性があったら安心して眠れないでしょう。
家具のDIY用に販売されているパレットを購入するのが安心
一枚一枚がかなり重いので、自分の車で運搬するのも大変。家具用に下処理されているパレットなら害虫の心配もなく、ベッドをDIYで作る時は業者から購入した方が安心と言えるでしょう。
フローリングが傷つく
フローリングに直接パレットを敷くと、ザラザラした質感のため、フローリングが傷ついてしまいます。
かと言って。きれいに塗装されたパレットは武骨な男っぽい質感がなくなり、おしゃれさがなくなってしまうことも。傷つかないように、何か敷いてから設置した方が良いかもしれません。
ユーロパレット風ベッドをDIYで作る方法
DIYクリエイター MAACOさんの作り方
①出来上がりイメージ図を描く
まず、大まかな出来上がりイメージをラフにイラストで描きます。MAACOさんは、フレーム部分に2×4材、天板部分に1×4材を使い、ユーロパレット風に組んで作りました。
ヘッドボード部分も同じ素材を使って、ブックシェルフ風に作ります。
②工具と木材を用意する
- インパクトドライバー(写真ではマキタを使用)
- ネジ
- 足場用定規
- クラフト用のこぎり(写真では、ライフソー HI クラフト145を使用)
- フレーム用木材(SPF材2×4:1000mm×2本、1924mm×2本、2000mm×2本)
- 天板用木材(SPF材1×4:表側16本 裏側4本)
- 木ビス 2×4材固定時 51mm
木ビス 1×4材固定時 32mm
- ブックシェルフ用木材
- ワトコワックス
- マットレス(シングル)1台
③木材を並べて準備
左から4列は、ヘッドボード部分のブックシェルフを作る木材、他はベッドを作る木材です。一番長いもので2mほどになります。
④ベッドフレームの基礎作り
ベッドフレーム用のSPF材を組んで、ベッドフレームの基礎を作ります。
⑤ワトコワックスでナチュラルに薄く色付け
ベッドフレームの基礎に、ワトコワックスを布で塗ります。布で塗ると、ハケより薄めでナチュラルに仕上がるんだそう。塗った後は十分に乾燥させます。
⑥天板になる木材にワトコワックスを塗り、すのこ状に打ち付けて固定する
マットレスを載せる天板部分の木材を、ベッドフレームと同様にワトコワックスで薄く色付けして乾燥させます。
その後すのこ状に間隔を開けて載せ、ドライバーで組んでいきます。
⑦ヘッドボードのブックシェルフを組み立てる
天板を組み終わったら、今度はヘッドボード部分のブックシェルフを作ります。
⑧ブックシェルフにストッパーを付ける
SPF材の1×1と1×4で、本のストッパーを付けています。
本の下の部分を押しても、上に1×4材を付けているので、本が倒れないようになっていますね。
⑨ベッドの土台部分の完成(斜めから見たところ)
ベッドの土台部分が完成し、全体像を斜めから見た写真です。
⑩ベッドの土台部分の完成(上から見たところ)
ベッドの全体像を、上から見た写真です。
⑪マットレスを載せて完成
別に購入しておいたマットレスを載せて、シングルベッドの完成です。写真では高反発マットレスを使っているそうですよ。
マットレスの素材や布団など、載せる寝具はお好みでどうぞ。
⑫しまむらの男前タオルケットとクッションを組み合わせ
こちらでは、しまむらのバスロールサイン風タオルケットとクッションを合わせ、男前な雰囲気に仕上げています。
⑬カーテンやタペストリーを加えて、西海岸インテリアに
ブックシェルフを外したパレッドベッドと、お部屋の全体写真です。
水色のヤシの木のカーテンやマクラメタペストリーを合わせて、男前インテリアに仕上がっていますね。
パレット風ベッドが開放的な雰囲気を演出しています。
パレットベッドのある実例
ボヘミアン×西海岸インテリアに
流木を使ったディスプレイや海モチーフの雑貨、サーフボード型サイドテーブルなど、シンプルなボヘミアンと西海岸インテリアをミックスした実例。
民族調で自由なイメージのボヘミアンにも、パレットベッドのラフな雰囲気が馴染みます。
ナチュラルインテリアに
こちらは、業者さんから購入したパレットを6枚並べた上に、シングルのマットレス2枚置いてダブルベッドにした例。
特にヤスリがけが大変だったそうです。
リネンのカーテンを合わせたシンプルナチュラルな寝室に、武骨なパレットベッドがアクセントになっていますね。
まとめ
いかがでしたか?これからの季節、湿気がこもりにくく、涼しげなパレットベッドなら快適に眠れそうですね。
人気の男前インテリア、西海岸、ボヘミアン、インダストリアルなど流行テイストだけでなく、シンプルなお部屋のアクセントにもなります。
海外でも人気の憧れベッドを、ぜひ取り入れてみませんか?
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