ナチュラルな無垢材のフローリング
素足で歩いても心地いい無垢材のフローリング。床材にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。今回は、ナチュラルなインテリアに馴染む無垢材のフローリングを床材ごとにご紹介していきましょう。
人気の高いパイン(Pine)材のフローリング
熱伝導率が低い無垢材のフローリング
無垢材のフローリングには、自然素材ならではのテクスチャーを感じます。
素足で歩くと特にその快適な感触を楽しむことができますね。さらに、熱伝導率が低いので、夏は涼しく冬は暖かいという特徴もあります。
中でも人気が高いのは、マツ科のパイン(Pine)材のフローリング。フローリングに塗装をかけることでカラーバリエーションも広がっています。
節が多くあるパイン材
パイン材のもう1つの特徴は、節が多いこと。床材にした時も、もちろんその節は残っています。
色の濃淡が出るので、ナチュラルな雰囲気にはぴったりですが、気になる方は無垢のままではなく塗装をしたパイン材を選ぶか、別の床材を検討してみてはいかがでしょう。
こちらは、モダンなスツールが3脚並んだキッチンカウンターのあるパインのフローリングです。
注目を集めるボルドーパイン
パイン材の中でも、フランス南西部では防風林として植えられることも多い「ボルドーパイン」は、針葉樹の中では硬く、ワイルド感のある杢目が特徴です。
白っぽい色から赤みが増していく経年変化が楽しめるので、使い込んだ風合いも人気があります。
別名はフランス語で「海岸」という意味の「マリティムパイン」です。
高級木とされるブラックチェリー(Black cherry)
きめこまやかなテクスチャーが魅力的
バラ科に属するブラックチェリー(Black cherry)材は、家具の材料としてもマホガニーやチークとともに高級銘木とされてきました。
ブラックチェリーは、きめ細かなテクスチャーが魅力的です。明るい色味の床材ですので、ナチュラルなインテリアとの相性も抜群。
ところどころにダークカラーの家具や小物をミックスすると、スタイリッシュな雰囲気が強調されます。
床と家具の色味をそろえて
なめらかなブラックチェリーのフローリングには、お掃除ロボットも快適に作動するそう。
こちらは、キッチンからリビングへと続くオープンプランのスペースに、光沢があり淡い杢目が美しいブラックチェリーのフローリングをチョイスしています。
床に合わせて、家具も白木を中心にしています。
ほかにもこんな床材が人気!
メープル(Maple)
続いてそのほかの木材を使ったフローリングもご紹介していきましょう。ムクロジ科に属するメープルは日本名を「楓(カエデ)」といいます。
バラエティ豊かな杢目が特徴的で、特に「鳥眼杢(ちょうがんもく)」「Bird’s eye maple(バーズアイメープル)」と呼ばれる模様や、「虎杢(とらもく)」「Tiger(タイガー)」と呼ばれる模様は珍重されるそうです。
全体的に淡く穏やかな色味が、ナチュラルなインテリアを引き立ててくれます。
アカシア(Acacia)
和モダンなインテリアに合わせたこちらのフローリングは、ワイルドアカシアを素材にしています。マメ科のアカシアは、10年ほど前からフローリング材として人気が高まってきた種類。
節のほかに、白太(しらた)や赤身(あかみ)と呼ばれる色味の違った部分が混ざっていることもポイントです。
ブラックウォルナット(Black Walnut)
ブラックウォルナット(Black Walnut)は、ネーミング通り一般的なウォルナット材よりも黒っぽい色味が特徴です。
エレガントでラグジュアリーな雰囲気がある床材として人気がありますが、やや高価でもあります。
特に、北米産のアメリカン・ブラックウォルナットは限られた地域にしか生息しないため希少。
こちらは、ベッドルームですが、グレーのアクセントウォールとともにシックな雰囲気を演出していますね。
チェスナット(Chestnut)
チェスナット(Chestnut)は、ブナ科のクリのことです。堅い木なので、日本でも古くから寺社の建築に使われてきました。
落ち着きのある杢目と、経年変化によって木に含まれているタンニンが徐々に落ち着いた色調に変えていく点も魅力的。
こちらは、フレンチコロニアルテイストのキッチン空間にセレクトされた、チェスナットのフローリングです。
チーク(Teak)
チーク(Teak)は、シソ科の高木です。上述のように高級家具や船舶用材として使われることが多く、銘木とされています。
チーク材は堅く耐久性があるという特徴があり、水にも強いので床材としても人気です。
こちらは、ヘリンボーン柄に貼られたチークのフローリング。床材そのものの美しさが際立ちます。
オーク(Oak)
こちらは、ブナ科のオーク(Oak)材を使用したフローリング。オークも堅い木材です。柾目の美しさが特徴的。
時には、「虎斑(とらふ)」と呼ばれる虎の毛皮のようなパターンが出る部分もあるそうです。明るい色調は、どんなインテリアとも馴染みやすいので、人気の高い床材です。
まとめ
さまざまな種類の床材を使った無垢材フローリングをご紹介しました。もともとの木の色味もさまざまですし、杢目のパターンもいろいろです。
無垢材にオイル塗装をしたものは、より一層カラーバリエーションが増えています。経年変化も楽しめ、使い込まれていくうちに味わい深くなる無垢材の床は、ナチュラルなインテリアにおすすめです!
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