家具の上などに、「壁がさみしいから、何か飾りたいな」と思ったことはありませんか?ファブリックパネル、アート、ガーランド、サインプレートなど、色々飾るものはありますが、気になるのは壁の穴。
賃貸でなくても、「壁に穴の跡が残るのは嫌」「でも壁に何か飾りたい」という方が多いです。皆さん、どんなピンやフックを使ってディスプレイしているのでしょうか?跡が残りにくくておすすめのものや実例をご紹介します。
壁に跡がつきにくいピン&フック
どんなときに使うの?
鏡、棚、フレーム、時計、アートなどを壁に飾るときに
壁に何かを飾りたいと思ったとき、賃貸にお住まいの方は原状回復できるよう、跡が目立たないように取り付けることが大切です。
新築で、家を建てたばかり~1年位の方、長年住んでいても、できるだけ壁に穴は開けたくないという方は多いですよね。
跡が残りにくいと評判のピンやフックには、どんなものがあるのでしょうか?みなさんが「使って良かった!」というおすすめの商品を見ていきましょう。
ピン&フックを選ぶときの注意
吊り下げるものの重さより上の耐荷重を選ぶ
ピンやフックを選ぶとき、大事なのは、吊り下げたいものの重さが耐えられるか?ということです。その時、ものの重さよりも、+2kg以上の数値の耐荷重を選びましょう。
道具・工具は他に必要かどうか?
重いものを引っ掛ける大きめのフックの場合、ものによっては、固定するためにホチキスやハンマー、釘などの道具類が他に必要な場合もあります。
いざ取り付けようと思ったら、道具がなくてつけられない、ということのないよう、あらかじめ商品説明を読んで用意しておきましょう。
壁に空く穴は何ヶ所になるか?
ものによっては、1つのピン&フックにつき、2・3ヶ所穴を空けなければいけないものもあります。
壁に負担が少ない商品を選ぶには、できるだけ空ける穴が少なくて済むものを選びましょう。購入するときによく説明を読み、どうやって何ヶ所でとめるのか良く確認することが大切です。
無印良品「針が細い画鋲」
特徴
ピンの頭は半透明なので、壁が白でも悪目立ちしません。一般的なピンよりも、その名の通り針が細く、外した跡の穴もかなり小さいので、目立ちにくいです。
ただ針が細い分、曲がりやすく、物を引っ掛けるには、かなり軽いものしか掛けられません。
実例
小さめの軽いフレーム
こちらは、「BIRD’S WORDS(バーズワーズ)」のシルクスクリーンです。別売りの専用の額縁は、約20cm角の正方形です。
背面にひもを通して画鋲でとめられるようになっています。この写真の例では、「針が細い画鋲」を使用して取り付けています。
ニンジャピン
特徴
こちらは、「Ninjapin(ニンジャピン)」です。15個入りで900円程度で、ちょっとお高いと感じますが本当に刺し穴が目立ちません。
ピンの頭は、クリアの他、ブルー、グリーン、ブラウンの3色が半透明、ホワイトとブラックは透明ではないタイプになります。
少し凸凹があったり、色が薄い柄つきの壁の場合、刺した穴がほとんど見つからないようです。壁に穴を空けたくない方にはおすすめです。
穴が小さくて目立たない秘密は、針の断面がV字になっているから。皆さんが利用している例を見ると、ポスター・絵・写真などで、あまり重いものは難しいでしょう。
実例
子供部屋のガーランド
こちらは、ウッディな星形のガーランドを、ニンジャピンで子供部屋の壁につけた例です。
クリアカラーを白い壁につけると、このような感じになります。
近くで見れば、押しピンを刺していることはわかるけれども、離れて見るとほとんど目立ちません。
カレンダー
こちらは、リビングの壁にカレンダーをニンジャピンでつけた例です。小さめの軽いカレンダーになります。
トイレのシェルミラー
こちらは、トイレの壁にシェルミラーをニンジャピン4個で取り付けた例です。
引っ掛ける所を2ヶ所と、紐を使った3点留めにし、下にも1ヶ所刺してバランスを取ったそうです。
壁美人
特徴
こちらは、TVや雑誌で話題の、「壁美人」という大きめのシルバーのフックです。
こちらのすごいところは、トンカチや釘がいらず、ホチキスでパチパチ留めるだけで、簡単に取り付けることができる点にあります。
ホチキスしか使わないので、設置も取り外しも簡単で、外した跡が目立ちません。ホチキスは、180度開くタイプを用意します。
壁の骨組(間柱)のない所にも取り付けられ、力のない女性やお年寄りにも取り付け簡単です。取り外しも簡単なので、模様替えも自由に楽しめます。
実例
大きな姿見を取り付ける
こちらは、全身が写る大きな姿見を、「壁美人」でリビングダイニングの壁に取り付けた例です。
対荷重の小さいものを選べば、金具も小さく、打ち込むホチキスの本数も少なくて済みます。
棚板
こちらは、棚板・棚受け・壁美人の3つを使用してダイニングの壁に取り付けた例です。
棚受けは壁についておらず、棚板を直接「壁美人」で取り付けています。
LDKに宙に浮いたようなデスクコーナーができました。
バッグ
こちらは、バッグを下の方の壁に取り付けた例です。子供のボールや遊び道具などを入れています。
外したあとの壁穴の補修
壁の穴埋め用パテ
ダイソー
こちらは、ダイソーの「壁の穴埋めパテ」です。外した跡の穴の補修は、こちらを使って埋めていきます。
ダイソーやセリアなどの100均、ニトリ、ホームセンターなど色々な所で売られています。
簡単な補修方法として、例えばですが、まず「穴埋めパテ」「ティッシュ」「楊枝、針など」「ヘラ(使い終わったカードなど)」を用意します。
こちらは、上記のピンやフックで空けた穴ではありませんが、通常の商品で大きな穴が空いてしまった例です。
この穴に、ティッシュを詰めて平らにします。指でざっくり詰めた後、爪楊枝や針で、奥までしっかり入れ込みます。
最後に、穴埋め用のパテを重ねて埋め、ヘラなどで平らにならします。
こちらの例は、織物調の壁紙のため、同じような網目を再現して、縦横に筋を入れています。
ほとんど目立たなくなりました。販売しているパテによっては、白以外にベージュや茶色などの色付もあります。
壁の色に近いカラーのパテを選ぶと良いでしょう。補修完了です。
まとめ
いかがでしたか?今は、賃貸でも原状回復できるDIY用品が豊富に販売されるようになりました。壁に穴を空けたくないけれども、何か飾りたい場合は、跡が目立ちにくい商品を色々比較してみてくださいね。
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