作り置きパスタがまずくなる原因
パスタを作り置きすると夕飯やお弁当の準備が簡単ですが、味落ちが気になるところ。
調理のコツやレシピの前に、作り置きパスタがまずくなる原因を押さえ、上手な茹で方を実践できるようにしましょう。
伸びて食感が悪くなる
作り置きパスタが伸びた状態になると、食感が損なわれます。
伸びてまずくなるのは、水分がパスタの中心部まで行き渡ってしまうため。望ましい状態は芯が残る「アルデンテ」です。
パスタは茹ですぎた時やソースに浸かっている時間が長くなると伸びます。伸びないようにするコツはありますが、一旦伸びてしまうと戻せません。
デンプンがくっついて固まる
パスタに含まれるデンプンは、パスタをくっつけて食べにくくします。
デンプンには冷えると固まる性質があり、熱湯からパスタを出した時、デンプンの温度が一気に下がるとくっついてしまうのです。
作り置きしたパスタが固まったままだと、食べにくいだけでなくパサパサでまずい食感に。固まらないようにする茹で方やコツはありますが、既にパサついたパスタを復活させるのは困難です。
作り置きしても美味しいパスタの茹で方
作り置きパスタはまずいと思われがちですが、茹で方のコツを押さえると時間が経っても美味しくいただけます。
くっつきにくく、伸びないようにする3つの簡単な方法を紹介しますので、気軽に実践してみましょう。
いつもより短時間でパスタを茹でる
作り置きパスタの食感をよくするには、パッケージの記載よりも短い時間で茹でるのがおすすめ。
茹で時間を少なくすると、水分がパスタの中心まで行き渡りません。程よい弾力が残り、時間が経っても美味しくいただけるのです。
具体的には、袋の表示より1〜2分程度短くします。アルデンテより少し固めくらいを目安にしましょう。
茹でたパスタを流水でしめる
パスタが茹で上がったらざるにあげ、流水で洗いましょう。
表面にあるでんぷん質が取り除かれると、パスタが冷めても固まりにくくなります。また、余熱でパスタの中心部まで火が行き渡るのを防ぎ、歯ごたえのある食感をキープできるのです。
仕上がりを美味しくするコツは、洗った後にしっかりと水を切ること。ソースと合わせた時、水っぽくなりません。
ソースと合わせる前にオイルを絡める
パスタの水気を切った後、ソースと一緒にする前にオイルを絡めておきましょう。
オイルがパスタをコーティングしてくっつきにくくし、水分の蒸発によるパサつきを防いでくれます。
オイルは、オリーブオイルやサラダ油などがおすすめです。夕飯ですぐ食べる場合はバターでも代用できますが、バターは冷えると固まってくっつくので作り置きには適していません。
作り置きでも美味しい簡単パスタレシピ
パスタの作り置きの方法やコツがわかったら、早速レシピにチャレンジしてみましょう。今回は作り方が簡単な8つのパスタレシピを集めました。
冷蔵庫で日持ちするレシピや冷凍保存できるレシピが登場しますので、夜ごはんや休日の昼ごはん、お弁当に活用してくださいね。
子供に人気の簡単作り置きナポリタンレシピ
子供が好きなナポリタンスパゲッティをお弁当に入れるなら、作り置きしてもつるっとした食感をキープできるレシピがおすすめ。
美味しさの秘訣は茹で方。袋の表示より2分短く茹でて流水で洗うと、伸びたり固まったりするのを防げます。
10分で簡単に調理するコツは、麺を茹でる間に具を切ったり炒めたりすること。冷蔵庫で3日ほど日持ちし冷凍もできるので、夜ごはんや休日の昼ごはんなどにも使えます。
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材料4つで作り置きできる明太子パスタレシピ
作り置きできる明太子パスタは、一週間のおかずをまとめて作り置きする時におすすめの人気レシピ。
麺・オリーブオイル・辛子明太子・和風だしの素といった4つの材料を使い、茹でて和えるだけで簡単に作れます。作業時間は10分程度です。
いつもより短く茹でて流水でしめることで、作り置きに適した仕上がりになります。冷蔵庫では3日くらい日持ちし、冷凍も可能。昼ごはんの主食や、夕飯の付け合わせとして活用しましょう。
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ほうれん草とベーコンの簡単和風パスタレシピ
人気のほうれん草とベーコンの和風パスタは、疲れて食欲がない日にぴったりの作り置きレシピ。
鰹節の風味やオリーブの爽やかな香り、綺麗な彩りが食欲をそそります。ほうれん草は疲労回復に役立つ鉄分などを含んでおり、栄養面もバッチリ。
冷蔵庫で3日ほど日持ちするため、休みの日の昼ごはんや遅い日の夜ごはんなど幅広いシーンで活用できます。小分けにして冷凍すれば、お弁当にも簡単に使えて便利。
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なすとトマトの簡単作り置きパスタレシピ
なすとトマトのパスタは、大人の献立におすすめしたい人気の作り置きレシピ。
野菜だけのシンプルなソースにハーブと唐辛子を加え、素材の美味しさとピリ辛な味のアクセントを堪能できます。お弁当はもちろん、ワインといただく夕飯にもぴったりな味付けです。
冷蔵庫での日持ち日数の目安は約3日で、冷凍保存も可能。食べる時はレンジで温めるだけだから、簡単に食事の用意ができます。
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ハムとキャベツのサラダスパゲッティレシピ
夜ごはんやランチの付け合わせとなるレシピをお探しなら、人気のハムとキャベツのサラダスパゲッティはいかが?
爽やかな見た目で食卓が明るくなり、野菜もバランスよくとれます。冷たいままや常温でも食べられるため、冷蔵庫からさっと出して夕飯や昼ごはんにすぐ使いたい時に便利。
作り方は簡単で、作業は約10分で済みます。冷蔵庫で日持ちする日数は、約3日です。
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ささみと梅しそのさっぱり冷製パスタレシピ
ささみと梅しその冷製パスタは、暑い日におすすめしたい作り置きレシピ。
大葉の爽やかな香りと梅の酸味でさっぱりし、暑くて食欲が湧かない日でも食べやすくなっています。
時短で美味しくするコツは、ささみをレンジで調理すること。低出力のレンジ加熱により、しっとり柔らかくなります。冷蔵庫での保存の目安は3日ほどです。
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何かと便利なツナときゅうりのスパサラレシピ
さまざまな献立で使える作り置きレシピをお探しなら、ツナときゅうりのスパサラがぴったり。
ツナの旨みときゅうりのシャキシャキ食感が美味しく、マヨネーズと醤油の親しみやすい味付けとなっています。食べやすくて何にでも合うため、夕飯の付け合わせだけでなく、おつまみにもなって便利です。
保存容器に入れて蓋をして冷蔵庫に入れると、約3日持ちます。
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作り置きソースのトマトクリームパスタレシピ
パスタの食感にこだわりたいなら、トマトソースだけ作り置きしておくトマトクリームパスタレシピがおすすめ。
食べる前に麺を茹でるため、ベストな食感のパスタを味わえます。
作り方は、ソースや生クリームなどをフライパンで温め、茹でた麺と和えるだけ。パスタはレンジで茹でても大丈夫です。トマトソースは冷蔵庫で約7日も持つため、パスタ以外にも活用しましょう。
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作り置きパスタの保存方法
作り置きパスタを日持ちさせるには、正しく保存することが大切。
保存の方法やコツをチェックし、美味しく安全に食べられるようにしましょう。
作り置きパスタを冷蔵保存する方法
作り置きのパスタを冷蔵庫で保存する時は、清潔な保存容器に入れて粗熱をとってから蓋をします。
冷めてから冷蔵庫へ入れるのは、蒸気で傷むのを防ぐためです。
日持ちさせるコツは、菌の繁殖を抑えるために、きっちりと蓋を閉めて空気に触れないようにすること。コツを踏まえて冷蔵保存した場合、保存期間の目安は1〜3日程度です。
作り置きパスタを冷凍保存する方法
おかずカップに小分けし、密閉容器や冷凍用保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
小分けの状態で冷凍すると、欲しい分だけすぐに取り出せます。
日持ちさせるコツは、容器の蓋や保存袋を閉じる時にしっかりと空気を抜くこと。霜がつきにくくなり、料理が傷むのを防げます。コツを守って冷凍した時の保存の目安は、3週間ほどです。
コツを踏まえてパスタを作り置きしよう
パスタを作り置きするなら、まずは作り置き用の茹で方や保存のコツを押さえることが大切。
普段と同じ方法でパスタを茹でると、作り置きした時に味や食感が悪くなるためです。作り置きならではの手順を覚えておくと、レシピを作る時もスムーズに作業できるでしょう。
作り置きパスタを活用し、夜ごはんやお弁当の準備の時短に役立ててくださいね。
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