現代のキッチンには必需品!?「食器洗浄乾燥機」(ビルトインタイプ)の種類と特徴まとめ

キッチン作業の中でも食器洗いは手早く済ませたいもの。キッチンプランを検討する際に、多くの方が設置を希望するのが「食器洗浄乾燥機」でしょう。ここでは、新築やリフォームで取り入られるケースも多いビルトインタイプの食器洗浄乾燥機の種類と特徴、選び方のポイントをまとめました。

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現代のキッチンには必需品!?「食器洗浄乾燥機」(ビルトインタイプ)の種類と特徴まとめ
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食器洗浄乾燥機とは

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食器洗浄乾燥機には、ビルトインタイプと据え置き型(卓上型)の2つのタイプがあります。新築やリフォームではフロアキャビネット部分にビルトインタイプを組み込むのが一般的でしょう。

メーカーや商品にもよりますが、多く取り入れられるシステムキッチンでは、標準的なプランに設定されるケースもみられます。

人気のアイテムのひとつである食器洗浄乾燥機は、食器やカトラリー、調理道具などを専用の洗剤で自動洗浄するもの。

大きなメリットとしては、

  • 手洗いでは難しい高温、高圧で洗浄し乾燥するため衛生的である
  • 少ない水量で洗浄するため節水効果がある
  • 手荒れの心配もがなくなる
  • 後片付けが楽になり、時間的にも気分的にもゆとりが生まれる

などが挙げられます。

 

一方、デメリットとしては、

  • 機器や設置場所によっては洗浄音が気になる場合がある
  • 洗浄できない食器などがある
  • ビルトインするためキャビネットの収納スペースが減る
  • 初期費用がかかる

などでしょう。

 

 

ビルトインタイプの特徴と種類

ビルトインタイプの食器洗浄乾燥機にはいくつかの種類があります。開閉方法では、引き出しタイプと前開きタイプ。

また、最近では日本国内で生産されたものだけでなく、海外製品もさまざまなメーカーものがそろっています。

 

引き出しタイプ(スライドタイプ)

扉を手前に引き出すスライド式のタイプ。食器を上からセットするスタイルで、腰をかがめず立ったままで使用可能。引き出すことで庫内を見渡せることができるのもメリットでしょう。

 

前開きタイプ(フロントオープン)

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扉を手前に倒して開閉するタイプ。少しかがんで、内部のカゴに食器をセットするスタイルです。

 

国内製品の特徴は?

国内製品の機種に多くみられるスタイルは引き出しタイプ。

商品のバリエーションやサイズも豊富にそろい、多くの方が取り入れるシステムキッチンにすっきりと納まるような商品がそろっています。洗浄・乾燥機能、節水性や静音性など性能の高さも魅力です。

 

海外製品の特徴は?

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海外製品の機種では、前開きタイプが多くみられます。デザイン性に優れているのも魅力でしょう。

海外では1日1回食器を洗浄することが前提のため、大きめのサイズが主流です。


 

サイズや大きさ

食器洗浄乾燥機のサイズには、作業スタイルや家族の人数などに合わせていくつかのタイプがそろっています。また、庫内容量によって、標準的なタイプと容量の大きい(深型・ディープ)タイプがあります。

引き出し式タイプで多くみられるのは、4~5人分の食器洗浄が可能な幅45cmタイプ(40リットル程度)。幅45cmでも深型(60リットル程度)タイプや幅60cmの機器であれば、6~7人分が目安となっています。

一方、輸入タイプに多くみられる前開きタイプは、幅45cmのものもそろいますが、幅60cmの深型タイプが主流でしょう。

 

最近の傾向

食器洗浄乾燥機の最近の傾向は、国産を中心に細かな配慮が施されていること、デザイン性が高まっていることが挙げられるでしょう。

 

省エネ(節水・節電)

メーカーによって異なりますが、エコ運転の設定があるものや食器の量だけでなく汚れ具合をセンサーで検知し、乾燥時間やすすぎの回数を制御、自動で節水や節電が可能な製品などもみられます。

 

除菌機能

メーカーによってさまざまな工夫が施されています。例えば、独自の除菌洗浄を採用したり、カビ菌やニオイのもとに作用するイオンで、機内を清潔に保つ製品などもみられます。

 

デザイン性

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国内製品を中心に、システムキッチンのキャビネットにすっきりと納まるデザインが多くみられるようになりました。

フロントパネル部分はキッチンキャビネット(扉面材)と同じ色に統一することも可能です。スイッチなどの操作部分が目立たないように配慮されたものも増えています。

 

選び方のポイント

食器洗浄乾燥機を選ぶ際には、予算はもとより求める機能の優先順位を明確にすることが大切です。

機器単体で検討するだけでなく、扉開閉の使い勝手や運転音などキッチンや間取りにも関わるので、プランニングと同時に検討することも重要でしょう。

 

サイズや開閉スタイル

ビルトインタイプの食器洗浄乾燥機を選ぶ際には、まず、サイズと開閉方法を検討することが大切です。

洗える容量を確認し、家族構成や使い方に適しているか確認を。メーカー製品には、適する人数や食器の量などの目安が示してあるので、参考にするといいでしょう。

食器だけなのか、鍋やフライパンも洗うのかによってもサイズは変わってきます。何をどのくらい洗いたいのか、友人や親戚を招いて食事をする頻度などを考慮することも必要でしょう。

 

カゴ(バスケット)の形状

使い勝手を左右するのが内部の構造。カゴの形状の確認が大切です。

一般的に、上下に分かれたカゴが設けられており、グラスやお皿、フライパンなどを同時に洗浄することができます。

カゴがスライド式になっていたり、使用する食器に合わせてカゴの形状を変えることができるものなどがあります。通常使用する食器やカトラリーなどが収納しやすいか十分に検討するようにしましょう。

 

洗浄・乾燥機能

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洗浄と乾燥機能は最も重要なポイントです。メーカーや商品によってその洗浄方法は異なるので、しっかりと比較検討を。

標準的な洗浄だけでなく、急ぎ洗浄や念入り洗浄など、汚れのレベルを設定できるものもありますし、少量の場合の設定があれば、省エネにもつながるでしょう。乾燥にかかる時間や余熱乾燥などの機能についても確認しておきたいものです。

 

便利機能

タイマー予約機能もあると便利な機能です。上手に利用することで時間を有効活用できたり、省エネになるケースもあるでしょう。

 

静音性

運転音も気になるポイントです。特に深夜に利用したい、設置位置がくつろぎの場に近いなど、騒音を避けたい場合は、運転音が小さいタイプを選ぶことも大切です。

 

リフォームの際の注意点

リフォームを機に、食器洗浄乾燥機の設置を検討される方も多いでしょう。その場合、システムキッチン全体での取り換えであれば大きな問題はありません。

一方で、キッチンの設備は既存を残し、食器洗浄乾燥機を新しく組み込むもしくは、交換する場合は、電気や水まわりの工事を伴うケースもあるので、事前に確認を。最近では取り換えしやすいタイプの製品もそろっていて選びやすくなっています。

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