立地もリノベも妥協なし。お気に入りのダイニングが映える都心のマンションリノベーション
燦々と日の入る明るいLDKは、色や素材を吟味しながらコーディネートしたこだわりの空間。キッチン本体とは別にカウンターを設置したことで作業がしやすくなりました。
自分たちだけでは見つけられなかったという物件を、即断即決で購入したKさん夫妻。当初はリノベに機能性しかもとめていなかったそうですが、デザインや色にこだわったことで愛着が生まれ、今では家で過ごす時間が至福のひとときになりました。
■DATA
所在地:東京都渋谷区
延床面積:58.77㎡
施工面積:58.77㎡
工事費:1300万円
家族構成:夫婦
築年数:26年
間取り:2LDK→2LDK
完成年月:2021年10月
設計:マイリノbyグローバルベイス
施工:マイリノbyグローバルベイス
改修範囲:フルリノベーション
偶然出会った物件をリノベーションで自分たちらしく
結婚を機に物件を探しはじめたKさん夫妻。新築も含め10件ほど内見をした頃、不動産仲介会社の担当者から「以前に内見したマンションの別の部屋に空きがでた」と連絡があり、現在の物件を内見することに。
JRの恵比寿駅から徒歩5分の立地にありながら、閑静な住宅地に囲まれたそのマンションは環境の良さはもちろん、窓が多く明るい部屋だったこともあり即決したのだそう。
「検索条件を60㎡以上にしていたので、この58㎡の物件は検索結果に出てこなくてスルーしていたんですよね。仲介会社さんからの連絡がなければ、この物件とは出会えていなかったと思います」と夫。
リノベーションの依頼先には、マイリノbyグローバルベイスを選択。同社が展開しているユナイテッドアローズ社監修のリノベーションプラン「RE : Apartment UNITED ARROWS LTD.」を気に入っていたので、そのデザイン要素を取り入れながらも「細かな部分や色合いを自分たちでこだわりたい」と、一からプランをつくることにしました。
「RE : Apartment UNITED ARROWS LTD.」のスタイリッシュな雰囲気を参考にしつつ、Kさん夫妻の暮らしに合わせたプランに。細部にまでこだわりが感じられるLDKです。
TECTA(テクタ)のダイニングテーブルありきで生まれたプラン
木を多く使いつつ、シャープな雰囲気が漂うLDKは、ドイツの家具メーカーであるTECTAのダイニングテーブルを起点にプランニング。夫妻が新居に必ず置きたいと決めていた、思い入れのあるテーブルです。
ウォールナットのダイニングテーブルとのバランスを取るため、キッチンはカウンター本体の色を設計士と吟味。見本を並べ比較しながら選んでいったのだそう。「結果リビング全体がまとまって、とても落ち着く空間になりました」と妻。
シックな色合いでまとめたLDKは素材のよさを感じるくつろぎの空間。スマートなフォルムのダイニングテーブルも違和感なく溶け込んでいます。デザインや色にこだわった住まいは愛着もひとしおで、日々、家で過ごす心地よさを感じながら暮らしているのだそう。
有機的なデザインのダイニングテーブルは、座る人数が固定されず来客のおもてなしにもぴったり。
木やタイルの素材感が響きあう空間です。
リビング収納のドアを柱のように見立てるため、建具に合わせて木目にしました。
高級感がグッと高まっています。
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壁つけにしたことでダイニングスペースに余裕を持たせたキッチン。
ダークな色合いでシックな雰囲気に。
キッチンの壁にもリビングと同じタイルを張って高級感を。
上部のキャビネットはダイニングと揃えてウォルナットの扉を採用。
玄関は土間を少し広げて使いやすく。フロートタイプの玄関収納で圧迫感を軽減。
玄関横の部屋はオープンクローゼット付きの寝室に。手前の扉はトイレになっています。
バスルームにはフィンランドのサウナメーカーで体験して気に入ったサウナを設置。
遊びに来た友人もサウナを楽しんで帰るのだそう。
「頭上から水をかけたいと思っていたので、オーバーヘッドで上から出てくるシャワーも付けて、風呂蓋に座ってくつろげる仕様にしました」と夫。
妻が選んだタイルを張った洗面室。
タイルを一面のみ張るか3面とも張るか迷い、設計士のアドバイスをもとに今のデザインにおさまったのだそう。
トイレは位置を変えず、設備を刷新。機能的で使いやすい仕様に。
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