インテリアの種類を2つのジャンルで紹介
「モダン」「北欧」など特定のテイストに絞ってコーディネートすると、統一感が出ておしゃれな部屋になります。ただ、インテリアは種類が多いため、テイストごとの特徴が掴みづらいですよね。
そこで今回は、インテリアを大きく2つのジャンルに分けて各種類を解説します。1つは昔からある普遍的な種類、もう1つは比較的新しい種類です。コツや特徴を押さえ、おしゃれな部屋にしましょう!
インテリアジャンル《普遍的な種類》
シンプルモダンインテリア
モダンインテリアは現代の暮らしに溶け込むスタイルです。シンプルかつ直線的なデザインが特徴で、金属やガラスなど人工素材を使います。
モダンインテリアの中で、配色と装飾を極力抑えた種類がシンプルモダンインテリアです。
白、黒、グレーを使い、色は2〜3種類に抑えます。シャープな家具を選び、物量は少なくしましょう。実例のようなモノトーンインテリアもこの種類に含まれます。
ナチュラルインテリア
自然がテーマのナチュラルインテリアは、木やラタンなどの天然素材と観葉植物を取り入れてコーディネートするスタイルです。
ベースカラーは白ですが、アイボリーなど純白すぎない色を使って温かみのある雰囲気を演出しましょう。
おしゃれに見せるコツは木の色にこだわることで、実例のお部屋のように木製家具の色を揃えると統一感を出せます。木の色は暗めより明るめがおすすめです。
北欧インテリア
日本で定番人気の北欧インテリアは、自然素材や北欧テキスタイルを使うテイストです。
シンプルさが基本ですが、冬が長い北欧では室内で長時間心地よく過ごせるように、可愛い柄のファブリックや温かみのある色も取り入れます。
北欧と一口に言っても種類はさまざまです。実例のようにチーク材家具を使うと北欧ヴィンテージ、シャープでモダンな家具を使うとシックな北欧モダンになります。
ミッドセンチュリーモダンインテリア
ミッドセンチュリーモダンとは、1950年代前後の米国で誕生したデザインや建築物です。
インテリアでは成型合板やFRP素材などの家具を使います。代表的な家具は、画像の部屋にあるようなイームズチェアです。
現代の暮らしに合うモダンでシンプルなスタイルですが、同時にどこか懐かしい印象も与えます。
差し色に鮮やかな原色を使うため、個性的でおしゃれな部屋になるのが特徴です。
クラシックインテリア
クラシックインテリアはモダンインテリアと対象的なスタイルで、装飾的で曲線的なデザインと華やかな色を使う特徴があります。
猫脚や曲線脚の家具、豪華なシャンデリア、アンティーク柄のラグを使って、シックでエレガントに仕上げましょう。
おしゃれにコーディネートするコツは、家具や装飾品の質感にこだわることです。アンティーク家具や上質なラグで高級感や重厚感を演出します。
レトロインテリア
レトロインテリアにはさまざまなスタイルがあり、画像のような大正レトロ、ポップで可愛い色使いの昭和レトロ、近未来デザインのスペースエイジなどが代表的です。
どのスタイルがおしゃれと感じるかは好みによります。全てのスタイルに共通するのは、懐かしさと個性的なおしゃれさです。
単に古い家具を並べるだけでなく、目指すスタイルに合わせて部屋の配色にもこだわりましょう。
エスニックインテリア
エスニックインテリアには、カラフルなアジアン、エキゾチックなモロッコ、自由なボヘミアンなどのスタイルがあります。
全てのスタイルに共通するのは、ラタンなどの自然素材や民族モチーフを使って異国情緒溢れる雰囲気にすることです。
個性が強くエネルギッシュな特徴がありますが、画像のようにベースを白にして柄物を部分的に取り入れると、大人っぽいおしゃれなスタイルを作れます。
インテリアジャンル《比較的新しい種類》
インダストリアルインテリア
インダストリアルインテリアは、コンクリートやレンガ、アイアン、古材など工場を思わせるアイテムを使うスタイルです。
無骨さがポイントで、飾り気のないかっこよさが魅力となります。
似たスタイルのブルックリンインテリアとの違いは装飾性です。
インダストリアルスタイルは画像のように素材の色をそのままいかしますが、ブルックリンインテリアでは柄物のラグなどを組み合わせます。
西海岸インテリア
西海岸インテリアは、太陽が降り注ぐカリフォルニアのビーチを思わせるカジュアルで爽やかなスタイルです。
カジュアル要素としてレンガ模様、古材、アイアンなどを使い、ブルーや白など爽やかな色を取り入れます。
西海岸らしいおしゃれな部屋にするコツは、観葉植物を飾って生き生きとした雰囲気にすることです。
おすすめは実例でも使われているヤシの木で、涼しげな印象を与えます。
アーバンスタイルインテリア
カジュアルな西海岸インテリアの対極的存在として注目され始めたのが、アーバンスタイル(アーバンモダン)インテリアです。
都会的で洗練されたスタイルが特徴で、シンプルなデザインとダークなカラーを使ってスタイリッシュに仕上げます。
おしゃれに見せるポイントは生活感を出さないことです。高級ホテルのように金属素材で豪華さを演出しますが、物を置きすぎないようにしましょう。
BOHOインテリア
BOHOとはボヘミアン×SOHOから成る造語で、自由なボヘミアンスタイルとおしゃれな人が集うニューヨークSOHO地区のような洗練されたスタイルをミックスします。
インテリアとしては2016年頃に注目され始め、テイストの1つとして定着しました。
ポイントは白を基調としたシンプルで都会的なデザインをベースに、アクセントとしてエスニック柄や自然素材を使うことです。
シャビーシックインテリア
シャビーシックは、「シャビー=古びた」「シック=上品でおしゃれな」という2つの言葉からなる表現です。
このインテリアでは、白を基調とした空間に古い家具・雑貨をミックスしておしゃれで大人っぽい雰囲気に仕上げます。
ポイントは甘くしすぎないことです。
クラシカルなデザインや花などを使いますが、同時にダメージ塗装の家具や差し色としての黒を使ってバランスをとります。
コテージコアインテリア
2020年からトレンドとなっているのが、コテージコアインテリアです。
森のコテージでの牧歌的な暮らしを思わせるスタイルで、自然素材の家具や古い調度品、ハンドメイドのアイテム、花などを飾って楽しみます。
純粋なカントリースタイルとの違いは、現代らしいデザインも取り入れることです。
花柄やレースなどでおしゃれに装飾しつつ、シンプルなデザインや鮮やかなカラーも使います。
ジャパンディインテリア
2021年頃から注目され始めたジャパンディは、日本×北欧のミックススタイルです。
伝統的な和のスタイルはミニマルで、北欧スタイルは洗練されて温かみがあり、両者には自然素材を使ってシンプルに仕上げる共通点があります。
つまり、ジャパンディはスッキリしつつ温もりを感じるテイストです。
実例では、北欧デザインの家具を使ったミニマルな空間に和紙の天井照明を合わせています。
インテリアの種類で理想をイメージしよう
今回はインテリアの基本となる普遍的な種類や新しく登場した種類に絞って紹介しました。これ以外にもたくさんの種類がありますが、紹介した種類だけでも押さえておくと模様替えを進めやすくなります。
インテリアを考える際に最初のステップとして大切なのは、理想の部屋をイメージすることです。各種類の特徴を踏まえてリサーチし、自分好みのおしゃれなインテリアを追求しましょう。
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