スチームアイロンは、蒸気とプレスの力で衣類のシワを伸ばすアイテムです。シワ伸ばし以外にも、消臭・除菌の効果が期待できます。
今回は、スチームアイロンの基本の使い方や、衣類のシワを上手に伸ばす効果的な使い方を解説。
また、2WAYで使用できるBRUNOのスチームアイロンや、さっとシワ伸ばしができる衣類スチーマーも紹介します。
そもそもスチームアイロンとは?特長・ほかのアイテムとの違い
まずは、スチームアイロンの特長から見ていきましょう。
スチームアイロンと間違いやすい、衣類スチーマーやドライアイロンとの違いも紹介します。
スチームアイロンの特長
スチームアイロンとは蒸気によって衣類のシワを伸ばす、スチーム機能付きのアイロンです。
アイロンを使う際はアイロン台が必要ですが、スチームアイロンならハンガーに服をかけたままでも使える便利なアイテムです。
また、スチームアイロンは蒸気を当てることによって消臭や除菌の効果が期待できるので、衣類についた食べ物や汗のニオイ、菌を軽減できるでしょう。
衣類スチーマーやドライアイロンとの違い
衣類スチーマーとは、蒸気でシワを伸ばす機能だけを持つもののこと。軽量でコンパクトなものが多く、毎日のお出かけ前や帰宅後の衣類ケアに向いています。
ふんわりと仕上げたいニットや、デリケートな薄手の綿の服などにおすすめです。ドライアイロンは、熱と圧力によってシワを伸ばすタイプです。
高温になるため、生地の水分がしっかりと飛び、パリっとした仕上がりになります。シルクや麻、合成繊維といったシワがなかなか伸びない素材や、水分を嫌う素材のアイロンがけにおすすめです。
衣類スチーマー・ドライアイロンどちらの機能も兼ね揃えたアイロンを、一般的にスチームアイロンと呼びます。名前に”スチーム”とついてますが、ドライも使えるのが特徴です。
【基本】スチームアイロンの使い方・お手入れ方法
スチームアイロンは、衣類をアイロン台に広げて使用する場合と、ハンガーにかけて使用する場合の両方に対応しています。
ここではスチームアイロンの2つの使い方と、使用後のお手入れ方法を見ていきましょう。
使い方① 台を使ってアイロンがけ
- スチームアイロンのタンクに水を入れ、スイッチをオンにする
- 衣類をアイロン台に広げる
- 蒸気を衣類に当てながら、力を入れず優しく滑らすようにアイロンをかける
- 熱や湿気を飛ばすため、5分ほど放置する(もしくはハンガーにかけておく)
使い方② ハンガーに吊るしてアイロンがけ
- スチームアイロンのタンクに水を入れ、スイッチをオンにする
- 衣類をハンガーに吊るし、ハンガーごと安定する場所にかける
- 少し引っ張るなど、手で衣類を整えながら蒸気を当てていく
- 手でもシワを伸ばし、5分ほど放置しておく
なお、衣類スチーマーの使い方も基本的に同じです。
スチームアイロン使用後のお手入れ方法
使用後に電源を切り、スチームアイロンの温度が下がっているのを確認してからお手入れを始めましょう。
<お手入れの手順>
- タンクの水を捨てる
- アイロンの「かけ面」を、濡れたやわらかい布などで拭く
- 綿棒などを使い、スチームの噴射口を掃除する
スチームアイロンは水を使用するため、タンクやスチーム噴射口などに水垢が溜まりやすい傾向にあります。
噴射口が詰まると蒸気が出にくくなるので、使用後は毎回掃除をするのが好ましいです。
【アイテム別】スチームアイロンでシワを伸ばす効果的な使い方
スチームアイロンは、アイテムに合わせた使い方をすることで、シワをよりキレイに伸ばせます。
ここでは、スチームアイロンの効果的な使い方を衣類のアイテム別に紹介します。
Tシャツ・ワイシャツ
Tシャツやワイシャツはシワができやすいので、しっかりと伸ばしたいもの。スチームアイロンの蒸気とプレスの力を使ってシワ伸ばしをすると効果的です。
まずは蒸気を衣類全体に当て、水分を含ませます。その後、丁寧にアイロンがけをして伸ばします。シワが伸びにくいときは、力を入れてプレスしてみてください。
ニット・セーター
ニットやセーターは、蒸気の力でふんわりと仕上げるのがおすすめです。1ヵ所につき10秒ほどを目安とし、衣類全体に蒸気を当てていきましょう。
アイロンは服から1cm程度浮かして当てます。その後、手で形を整えてから平干しして、乾かします。
パンツ・スカート
パンツは蒸気を全体に当て、細かなシワを伸ばします。その後は、裾→折り目→胴回りの順でアイロンをかけると、よりキレイに仕上がるでしょう。
裏地があるスカートは、低温で裏からアイロンがけをします。プリーツがある場合はプリーツ部分を整えてから「かけ面」でプレスします。
裾からウエストに向かってアイロンがけをし、キレイに仕上げてくださいね。なお、シルクやポリエステル、レーヨンなど、アイロンがけによってテカリやすい素材は当て布が必要です。
スーツ
スチームアイロンは、スーツのアイロンがけにも適しています。スーツを頻繁にクリーニングに出せなくても、スチームアイロンを使えば蒸気によるシワ伸ばしに加え、除菌・消臭ができます。
アイロンがけのコツは、スーツ全体にしっかりと蒸気を含ませること。プレスするときは、生地の傷みやテカリを防ぐために当て布をしましょう。ジャケットの正しいアイロンがけの順序は、肩と袖→背中→前身頃→襟です。
スチームアイロンを使うときの3つの注意点
スチームアイロンを使用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。
衣類を長く愛用するため、そしてスチームアイロンを正しく使用するためにも、注意点をあらかじめ確認しておきましょう。
1.素材に注意する
スチームアイロンを使う際は、衣類の素材に適した温度に設定します。
- 高温(180~210度):綿や麻など
- 中温(140~160度):ポリエステルやレーヨンなど
- 低温(80~120度):ウール、シルク、カシミヤ、合成繊維など
ウールやシルク、カシミヤ、レーヨン、ポリエステルなどの素材や、服のプリント部分には当て布をしましょう。
当て布をする目的は、デリケートな素材の焦げつきや熱によるダメージを防ぐためです。当て布には熱に強い綿素材を使用すると良いでしょう。
2.洗濯表示を確認する
アイロンがけの前に、衣類の洗濯表示を必ず確認してください。素材によって、高温や蒸気が衣類を傷めてしまう可能性があるからです。
アイロンや衣類スチーマーが使える場合も、高温・中温・低温などと定められている場合もあるので、温度表示も確認しておきましょう。
3.ヤケドに気を付ける
アイロンがけの最中は、高温の蒸気が手や顔にかからないように注意します。
また、蒸気を出し過ぎると水滴になり、手足に落ちてヤケドにつながることがあるので、使用時は注意してくださいね。
自分に合うスチームアイロンの3つの選び方
一口にスチームアイロンと言っても、各メーカーからさまざまな製品が販売されています。
スチームアイロンの選び方を知って、自分に合ったものを見つけましょう。
1.コードの有無で選ぶ
スチームアイロンには、コードレスとコード有りがあります。コードレスは名前の通りコードがないので、使う場所を選びません。
コードが気にならず使い勝手が良いため、畳みシワを伸ばしたいときなど、毎日のお手入れに最適です。
一方、コード有りは蒸気のパワーが強く高温を保てるので、大きな布のアイロンがけや大量の衣類のアイロンがけにも向いています。
2.重さで選ぶ
アイロンは頻繁に使用するものなので、重さもチェックしておきたいところです。ただし、軽過ぎるとプレスする力が弱くなるので要注意。
スチームアイロンの重さが1kg前後であれば、アイロンがけをしていても疲れにくく、プレスの強さもキープできます。
なお、プレスする必要のない衣類スチーマーの場合は、より軽量のものが便利です。
3.機能で選ぶ
スチームアイロンは、使用場面や目的に合わせて機能を選びましょう。お出かけ前の忙しい時間に使用するなら、立ち上がりの早いものがおすすめ。
その他、握りやすくて片手で使用できるかなど、使いやすさも確認しておきましょう。
BRUNOのスチームアイロン&衣類スチーマー
最後に、機能的でデザインもおしゃれなBRUNOのスチームアイロン「ハンディ&プレススチーマー」と、衣類スチーマー「スタイリングハンディスチーマー」を紹介します。
「ハンディ&プレススチーマー」でオンオフ問わず衣類ケア
蒸気でのシワ伸ばしとプレスでのシワ伸ばし、2WAYで使えるアイロンです。
忙しい朝や帰宅後は蒸気でさっとケア、時間があるときは「かけ面」でしっかりプレスできて、日常のさまざまなシーンで活躍します。
温度・スチーム・アタッチメントの切り替えが可能なので、衣類の素材やシワの状態に合わせて使用できます。
しかも、ソファやラグの除菌・脱臭もできる優れもの。レトロなデザインと木目調の持ち手がおしゃれで、インテリアになじむデザインです。
価格:8,800円 (税込)
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「スタイリングハンディスチーマー」で手軽に簡単シワ伸ばし
お出かけ前や帰宅後に、衣類のシワをさっと伸ばしてケアしたい人には、スタイリングハンディスチーマーもおすすめです。
こちらの衣類スチーマーは、電源を入れて25秒ほどで立ち上がるので、忙しい朝にもぴったりです。
軽量で片手でも作業しやすく、パワフルなスチームがしっかりとシワを伸ばしてくれます。
衣類以外にも、普段はなかなか洗えないカーテンやラグマット、ぬいぐるみなどの除菌・ニオイケアもできます。
価格:7,150円 (税込)
▼ユーザーの声はこちらからチェック。
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スチームアイロンで衣類を簡単・キレイにケアしよう
スチームアイロンは基本的な使い方や、アイロンがけのコツを押さえれば、キレイにシワ伸ばしができます。
また、衣類のシワ伸ばしには、より手軽な衣類スチーマーもおすすめです。
スチームアイロンや衣類スチーマーを家事に取り入れて、大切な衣類をケアしましょう。
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