日陰でも元気に育つおすすめの強い木
立地条件やお住いの環境、あるいは季節によって、庭にあまり日が当たらないという場合もありますよね。日当たりが悪いからといってガーデニングが楽しめないわけではありません。
ここでは、日があまり当たらない場所でも栽培できる日陰に強い庭木をおすすめしていきます。日陰に強い木もいろいろな種類があるので、ジャンル別に見ていきましょう。おしゃれな庭の作り方の参考にしてみてくださいね。
おすすめの日陰に強い木【シンボルツリー】
和風にも洋風の庭にもなじむシマトネリコ
庭に木を植える際に、まず意識したいのはシンボルツリー。庭の中心的存在となるシンボルツリーは樹高が、ある程度伸びるものがおすすめです。
日陰に強い庭木の中にも、シンボルツリーに適したものが何種類もあります。
その1つが、和風の庭にも洋風の庭にもマッチするシマトネリコです。10メートルほどに成長するので、まさにシンボルツリーとしておすすめです。
優しく繊細な雰囲気が人気のハイノキ
常緑樹で日陰に強いハイノキも庭のシンボルツリーとしてもおすすめです。
半日陰から日陰を好むので、お庭の北側や西側に植えてもよく育つでしょう。
ハイノキは常緑樹ですが枝や葉が繊細で優しい雰囲気なので人気が高まっています。
成長は遅いのですが、最終的な樹高は5メートルから10メートルほどになります。
花と実と紅葉が楽しめるジューンベリー
1本で、花と実、さらに効用まで楽しめるジューンベリーも、シンボルツリーとして人気がある落葉樹です。花色は白やピンク。
花期は春です。その後、6月ごろに深紅色の実を付けます。実は生食も可能ですが、ジャムや果実酒もおすすめです。
秋になると葉が色づき始め、紅葉。その後、葉を落とします。樹高は2メートルから3メートル程度なので、低木とまでは言えませんが育てやすい木です。
初夏にはツバキに似た花を咲かせるヒメシャラ
ヒメシャラも落葉樹なので秋になると葉が色づいて紅葉し、冬になると葉を落とす落葉樹ですがシンボルツリーとして人気のある庭木です。
日陰に強いので北側に植えてもよく育ちます。
駐車スペースや玄関までのアプローチ部分などの半日陰に植える方法もおすすめです。初夏にはツバキに似た花を咲かせます。
おすすめの日陰に強い木【目隠し】
大きな葉を目隠しとして活用できるカクレミノ
続いておすすめする日陰に強い木は目隠しにもなる低木の常緑樹です。
隣近所が隣接している立地や道路に面した場所に建っているお家は常緑樹を生垣のように巡らせて目隠しにしてみませんか。
葉のサイズが大きな常緑樹もおすすめです。どちらも視線を遮る事が出来るので人目が気になりません。カクレミノは大きな葉が目隠しになる常緑樹です。
厚みのある葉が目隠しに最適なソヨゴ
寒さにも暑さにも強いソヨゴは日陰にも強い庭木です。ゆっくりと成長しながら最終的には樹高が5メートルから10メートルほどになります。
5月から6月にかけて白く小さな花を咲かせ、秋には赤い実をつけるのでシンボルツリーにもおすすめです。
1本だけ植えておいても枝が広がるので目隠しになりますが間を空けて数本並べれば、より美しい目隠しになります。
邪気を払うとげとげの葉が目隠しになるヒイラギ
ヒイラギ:香姫(カオリヒメ)3号ポット[極小葉で香りのよい白花を11月頃に咲かせる柊]
とげとげした葉っぱの形から邪気を払う魔除けの葉として洋の東西を問わず人気が高いヒイラギも目隠しとして半日陰や日陰に強い、おすすめの庭木です。
お手入れはほとんど必要ありませんが、葉が密集しすぎると風通しが悪くなり害虫が発生したり病気になったりするので気を付けてください。
選定は強めにしても大丈夫です。
万葉の時代から愛されてきたヤブコウジ
古くから愛されてきたヤブコウジは常緑性の低木です。
日陰に強いので半日陰や日陰でも、すくすく元気に育つので目隠しとしても活用しやすいのではないでしょうか。
反対に直射日光や西日が苦手なので植える場所は注してあげてくださいね。
成長もゆっくりなので剪定もそう頻繁には必要ありません。お手入れも楽なおすすめの1本です。
おすすめの日陰に強い木【花木】
日陰で育つと花色がきれいに出るアセビ
続いておすすめしたい日陰に強い木はアセビです。
漢字で書くと馬酔木となりますが、これはアセビの木が有毒成分を含んでいるため、誤って馬が食べるとその毒に苦しむことにちなんでつけられたそう。
日向よりも日陰で育てた方が花色がきれいに出る常緑性の低木です。
こちらの「クリスマスチェアー」は「赤アセビ」とも呼ばれています。花びらの縁が美しい赤色に染まる、おすすめの品種です。
日陰エリアの彩りにおすすめのシャクナゲ
派手で華やかな花をつけるシャクナゲ、半日陰から日陰に強い木としておすすめです。
花色は、ピンクの濃淡をはじめ、白や赤、黄色にオレンジ、紫とバリエーションが豊富。
庭の中でも日陰ゾーンの植物は地味になりがちですが、シャクナゲがあると色どりになるのでおすすめです。4月の下旬から5月中旬にかけてが花期となります。
ツヤのある葉も美しく花の香りのよいクチナシ
白く香りのいい花をつけるクチナシも日陰に強い庭木としておすすめです。こちらは小ぶりですが八重咲の「ヒメクチナシ」。
ほかに、大輪で八重咲きの「オオクチナシ(ガーデニア)」や小振りの「コクチナシ」などがあります。
低木のクチナシを高さのあるシンボルツリーと組み合わせた、ガーデニングデザインもおすすめです。
花色のバリエーションが豊富なアジサイ
アジサイ:安行四季咲き(アンギョウシキザキ)3~3.5号ポット 2株セット[ヒメアジサイ]
花色も品種もバリエーションが豊富なアジサイ。漢字で書くと「紫陽花」となりますが、日陰に強いので半日陰や日陰でも丈夫に育ちます。
落葉樹の下など湿った場所でも綺麗な花を咲かせるので、ガーデンデザインを考えるときの参考にしてみてくださいね。
落葉樹のシンボルツリーと組み合わせてもよいでしょう。
日陰に強いおすすめの庭木を楽しもう
日当たりが気になる庭には、日陰や半日陰に強い庭木を選んで植えるようにしましょう。シンボルツリーになるような存在感のある木をはじめ、目隠しになるような常緑樹やきれいな花を咲かせる木など、さまざまな種類の庭木が日陰でも元気に育ちます。
樹高の差を活かしたり、落葉樹と常緑樹を組み合わせたりと庭造りを楽しんでみませんか。
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