一度はみんなが憧れる広いキッチン
毎日使う場所だから不便を感じやすいキッチン。コロナ禍期間中に食事を用意する回数や家族が増えて、今までの設備では手狭に感じたことはありませんか。
十分に広いスペースを確保できれば、使い勝手がよくなるだけでなく高級感があっておしゃれになります。
そこで、日本の住宅事情を考慮したものを中心にピックアップ。住まいを変えようと計画中の方、不満を抱えている方にさまざまなデザインをお伝えします。
1列型の広いキッチン
広さに余裕がなくてもゆったり感を確保
間取りに恵まれず狭さを感じるときでも広いキッチンは作れます。壁に直接取り付けるシンプルな1列型を採用しましょう。
広い面積を用意できないなら、仕切りのないデザインで圧迫感をなくすのがベター。
ナチュラルな木目のダイニングセットに合わせた家具調キッチンがおしゃれですね。
一続きに見えるのでゆったりとした印象です。明るさを保ちつつ適量な収納も叶えた設備となっていますね。
ホワイトがメインの広い見た目
キッチンはフロアを除いて全体の分量の95%をホワイトが占めています。実際よりも広いと錯覚するので取り入れたいテクニックです。
汚れやすいキッチンの壁は掃除しやすいタイル張りのデザインで、手元が暗くならないようライトもついています。
一見シンプルですが実用性もありますね。棚の鳥のおしゃれなオブジェは、チェアで有名なイームズ夫妻が飾っていたものを製品化したものです。
一辺をすべてあてたワンルーム
賃貸物件をリノベーションしたのがこちら。一人暮らしではコンロ一つの小さい設備を連想しがちですが例外もありますよ。
幅の広いワンルームの一面をあてているので、食材をカットしたり盛り付けしたりの動作がスムーズなデザインです。
コンクリート打ちっぱなし×ステンレス素材の組み合わせがおしゃれ。ダイニングの位置までをキッチンとみなすのでを結果的に広くなります。
一軒家の2列型の広いキッチン
メリットの多いガラスの仕切り
2列型はその名の通り横2列に配置したもの。こちらはリビングやダイニングから独立した間取りでクローズドタイプです。
本来は、調理の匂いが漏れず水や油の飛び散りがなくなりますが、キッチンから家族の様子が窺えません。
けれども、窓で上部を区切るデザインなら圧迫感がなくデメリットを克服できます。
キッチン背面のフロアキャビネットとウォールキャビネットの幅が広いので収納も万全です。
雑誌でカウンターをおしゃれインテリア化
広いキッチンは面積をとるので、LDKのインテリアから浮いてしまうのは避けたいところ。
おしゃれでかっこいいくつろぎの空間のイメージを損なわないように、マガジンラック付きのカウンターキッチンにしています。
ウォールキャビネットの上には動物のフィギュアを置きライトアップするデザイン。この広いスペースには遊び心が詰まっています。
調理中の手元を見せたくないときには腰壁をつけるといいですよ。
独立型なら居心地のよさを追及
一般的なキッチンの広さは4.5畳程度とされています。
こちらのようにリビング・ダイニングから独立したキッチンは古い印象で孤独感があり人気はイマイチです。
けれども、ライティング設備がゴージャスで、フロアや壁は無難なホワイトでなくおしゃれ。
デザインの一つ一つにこだわりがあり、暮らしの質が高ければ居心地は改善できます。
通路が幅広いため家族が一緒に調理しても行き来が気になりません。
賃貸の場合の2列型の広いキッチン
スペースを効率化するカウンター機能
ここからは賃貸の2列型の例をご紹介します。
2LDKの間取りですが、チェアを備え付けてダイニングの機能も持っているので、広いカウンターキッチンにしてもリビングを広いまま活用できます。
ホワイトがメインのシンプルデザインなので一層ゆったりとしています。所々に天然素材を差し込んだため緊張感が和らぎおしゃれですね。
フロアの色でキッチンとリビングを分ければ圧迫感がないのでおすすめ。
団地でも叶う理想の形
狭くて古いイメージの団地の賃貸住宅の印象を覆すデザインが目を引きます。
インテリアにブラックを加えた構成で甘さを抑えてありおしゃれ。広いとは言えませんが、もし一人暮らしするならば間取りは十分です。
ステンレスのシンク、ガスなどの加熱調理器具、冷蔵庫の3つのポイントをつなぐと三角形を描いていてキッチンの理想形になっています。
動線に無駄が生まれないため家での自炊が日課の方に合っています。
賃貸でもDIYでおしゃれに変身
壁伝いに置いていた食器棚の背面に足場板で化粧して仕立てたカウンターを設置し、緩やかに仕切ることで広いキッチンスペースを確保しています。
賃貸なので現状復帰が可能なDIYを駆使。収納の扉、レンジフード、壁の一部にはそれぞれシートを貼っていておしゃれです。
リビングインテリアと馴染む素材をセレクトするとゆったり感が出ます。奥行を感じるデザインでカフェが現れたようなキッチンです。
アイランド型の広いキッチン
ゆったりとした居心地の良い空間
間取りに余裕があるときに選考したいのがアイランド型。広いキッチン内に食事エリアを取り込んだデザインですね。
シンプルなステンレス製で両サイドから進入できるのが魅力。家族が自然と立ち寄るスポットとなるため一人ぼっちで家事こなす意識が薄まります。
扉付きの広い収納は生活感を消しますが圧迫感があることも。キャビネットを設けずオープン棚にしているのがギャラリーのようでおしゃれですね。
区切られた広い空間に設置
ブラックをメインにした鏡面素材の高級感のあるシンプルキッチン。
アイランドキッチンというとオープンな間取りにすることが多いですが、こちらは広い区切られた空間に配置しています。
家電設備や収納はすべて壁に埋め込んだデザインで、凸凹がなくスタイリッシュ。ワンランク上の素敵な生活が期待できそう。
座面の高いチェアを置けば夜はバーカウンターのように使えておしゃれです。
横づけしたワークスペース
ワークスペースが横づけされた他には見られないデザインですね。
マンションでも境目のないLDKなら、広いスペースを要するアイランドキッチンのレイアウトが可能です。
リビングからもダイニングからもアクセスが良いので中心的存在になります。
パーティーを開けば居心地のいいキッチンを拠点に皆で調理や食事が進みそう。
ホワイトに馴染みやすいおしゃれな無垢材を合わせれば一層広い空間になります。
広いキッチン:その他
無理のない動線を描くⅬ字型
作業効率が高いとされているⅬ字型のキッチンに奥行きのあるカウンターを合わせたデザインです。
広い作業スペースがあちこちにあるので、4~5人はキッチンに立てますね。
大量に収穫したり、いただいたりした食材の加工も家族でスムーズにできますよ。
お子さんの料理への参加がごく自然に進みそう。ブルーグレー×ホワイトのおしゃれな組み合わせで、作業しながら会話も弾みます。
横だけではなく上にも感じる開放感
おしゃれなカフェに訪れたような錯覚に陥る広いキッチンです。木材がふんだんに使われたデザインで木のすがすがしい香りに癒されます。
天井が高く天窓からも光が降り注ぎ、2面の壁があいているのでゆったり度が高くなっています。
すぐ隣はダイニングなので料理の受け渡しもスムーズにできますよ。スポットライトなどの光が照らすので作ったお料理もおいしそうに見えますね。
収納力の高いU字型のデザイン
広い1部屋丸ごとをキッチンにあてている例がこちら。壁につけられたキッチンにⅬ字型のカウンターを組み合わせたU字型のデザインになっています。
U字型の部分だけでなく吊戸棚もあるので収納力は万全です。
広いカウンターは食事の作り置きをするときやお子さんの宿題を見る場合に重宝しますよ。
ボックス型のチェアが壁に作り付けられているので、10人ぐらいを招くパーティーも可能です。
いつかは叶えたい広いキッチン
海外の例を盛り込みつつも、日本の住宅でも実現可能な広いキッチンをご覧いただきました。
広さがあるとゆったりと作業ができる一方で、他のスペースを圧迫してしまうことがあります。そんなときには、全体的に捉えて一体感のあるデザインを考えると、空間がまとまり居心地がアップします。
インテリアの細部までこだわり、おしゃれを追求すると愛着がわいてモチベーションも上がりますよ。
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