「生活感」は隠さない。食卓を中心にした小さな40㎡の家族の暮らし
お部屋が狭かったり、家族が増えたりして、モデルルームみたいに完璧なコーディネートのお部屋にするのはちょっと難しいと感じている方も多いかも。
でも「暮らし」の様子が感じられても、「素敵」をつくるコツはあるんです。家族3人で暮らす40㎡の2LDKを拝見しました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
食卓中心に暮らす、家族の2LDK
YUIさんが2人のお子さんと暮らしているお部屋は、40㎡ほどの2LDK。10畳のLDKに、6畳と4.5畳がひとつずつの間取りです。
部屋の中で一番気に入っている場所はダイニング。ソファ、テレビを置くのをやめて、食卓中心の生活に。テーブル脚はIKEAのもので、ホームセンターで買った木材をワトコオイルで塗装し天板にしています。
合わせているのはベンチと小さなスツール2つ。背もたれがないのですっきり見え、小さなお部屋でも動きやすそうです。
キッチンでは、IKEAのHYLLISを活用。無印良品のステンレスワイヤーバスケットなどを組み合わせて、素敵なオープン収納を作っていらっしゃいます。
キッチンツールや調味料も、いつでもすぐ、手に届く位置に。
お部屋のテーマは、「生活感のある、住んでいる人の雰囲気がわかる部屋」。
「よく使うものは基本的にはオープン収納にして、レトルトとかちょっとパッケージが派手なものも、隠したりはせずそのままに。SNSにあげるときも『これは隠さなきゃ』とか気にせず、そのまま見せています。モデルルームみたいにきちんとしすぎないことで、自分自身が気にしなくていいし、暮らしている感じのある部屋がいい、と思って」
「フィットする家具」は自分でつくる
こちらはYUIさんの寝室。押入れは、襖を全て外し、デスクとして使っています。
洋服はこちらのハンガーラックと、ベッドの下に収納。
素敵なショップカードやフライヤーなどは好きで集めてしまうアイテム。ベッド周りにもたくさん飾られています。
押入れの中の本棚はDIY。集めているショップカードや雑誌などを、整頓してまとめて置く場所に。
「もともと狭い部屋に住んでいたこともあって、既製品だと『ちょっと場所をとるんだよな』っていうものが多くて。奥行きもこんなにいらないし、とか。自分の部屋にフィットするものが作りたくて、DIYなら自由にできるなぁと思って、はじめました」
こちらは高校1年生の息子さん、小学5年生の息子さんのための、子ども部屋。
もともとテレビボードとして作った家具を間仕切りにして、二人それぞれの空間を作られています。
小さな空間でも、ものをしまう場所をしっかりと作ってあることで、とても整理整頓して、暮らしていらっしゃいますね。
小さなお部屋でも、ふだん使うものとちょっと可愛いアイテムとを混ぜながら、「自分たちの暮らし」が感じられる落ち着いた空間を作っていらっしゃったYUIさんのお部屋。
モデルルームみたいに完璧じゃなくても、おしゃれで居心地の良い空間は作れるんだな、と感じます。
YUIさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/___.ui_/
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