一人暮らし&二人暮らしの小さなお部屋を暮らしやすく。家具配置の基本を知ろう
2021年ゴールデンウィーク、goodroom journal では「インテリアの基本」を特集します。新生活をスタートし、そろそろ家具を買い揃えようかなと思っている方、ちょっと部屋の模様替えをしたいなと思っている方。あらためて「基本」を知ることで、暮らしやすいお部屋に整えていきませんか?
今回は、「家具配置の基本」をお届けします。一人暮らしや二人暮らしの小さなお部屋。狭くても快適なお部屋にするために、どんなレイアウトが自分に合っているのか、参考にしてみてくださいね。
text : Miha Tamura from goodroom journal
一人暮らし・ワンルーム・1Kの家具レイアウトの基本
ベッドの置き場所を決めましょう
家具の配置は、「一番大きい家具から」考えるとうまくいきます。一人暮らしのワンルームや1Kのお部屋で一番大きい家具は「ベッド」。まずはベッドをどこに配置するかを決めましょう。
部屋の長い方の壁側にベッドを寄せる「縦」に配置するレイアウトだと、こんな感じ。
真ん中の床が見えて、ベランダまでの視線が抜けることで、部屋を広く見せやすいレイアウトです。
部屋の短い方の壁側にベッドを寄せる「横」に配置するレイアウトだと、こんな感じ。
部屋の手前に大きくスペースが空くので、ソファなど置きたい家具が多い人にはおすすめのレイアウトです。
ベッドを「縦」に配置するレイアウト例
窓側にベッドを寄せた例。ベランダに出やすく、風もよく抜けるレイアウトです。(このお部屋はこちら)
部屋の入り口側にベッドを寄せた例。デスクを置くなど、日当たりの良いスペースを有効活用できる配置です。(このお部屋はこちら)
ベッドを「横」に配置するレイアウト例
6畳のお部屋で「横」にベッドを配置すると、ほぼ横幅いっぱいになります。窓側に置くなら、ベッドをなるべく背の低いものにするなど、開口部を塞がないよう少し工夫が必要です。(このお部屋はこちら)
長い方の壁に窓がある「横長」なお部屋なら、窓を塞ぐことなくストレスなく配置が可能です。ソファを置くスペースもできます(このお部屋はこちら)
ベッド以外の家具は「高く」暮らすか、「低く」暮らすかで決めましょう
ベッド以外の家具は、自分の生活スタイルに合わせて「高く」暮らすか、「低く」暮らすかで決めましょう。
仕事から帰ってくるのが遅く、食事やリラックスの時間がメインなら、ソファやローテーブルで「低く」。パソコンで仕事をしたり、趣味や作業に打ち込みたいなら、集中できるデスクと椅子で「高く」暮らすのがおすすめ。
ソファ、ローテーブルを置いて「低く」暮らす
ベッドを「横」に配置し、手前にソファを置く場合は、ベッドのヘッドボードとソファの背もたれの方向を合わせるとすっきり見えます。(このお部屋はこちら)
スペースにゆとりがあれば、ソファの背もたれでゆるく空間を仕切るのもおすすめ。寝る時間とのメリハリをつけられます。(このお部屋はこちら)
ダイニングテーブルやデスクを置いて「高く」暮らす
ベッドを「縦」に配置、その横にダイニングテーブルとチェアを配置した例。丸いテーブルを選ぶと動線も確保でき、すっきり見えます。(このお部屋はこちら)
ベッドを「横」に配置し、テーブルを真ん中に置いた例。この場合は生活の中心となるスペースになるので、大きめのテーブルを選ぶのが良さそうですね。(このお部屋はこちら)
ソファ、デスク両方置くなら8畳以上あるとOK
リラックスするスペースとデスクスペース、どちらも持ちたいなら、8畳以上のお部屋を選ぶと余裕を持てます。(このお部屋はこちら)
収納は「白」や明るい色、腰高までのものを選びましょう
ソファ&ローテーブルを置く場合も、ダイニングやデスクを置く場合も、テレビボードや食器棚、本棚などの収納家具は、「白」など明るい色のもの、高さは腰高を超えないできるだけ低いものを選ぶと良いでしょう。
小さなお部屋の場合、黒や暗い茶色の家具、背の高い家具を選ぶと圧迫感があり、部屋を狭く見せてしまうことが多いです。背の高い収納棚を置きたい場合には、部屋の入り口に近い側に置き、白い布で目隠しするなど工夫すると良いでしょう。
明るいライトブラウンの腰高までの棚で、背板のないオープンタイプのものを選び、たくさん飾っても圧迫感を感じないお部屋(このお部屋はこちら)
りんご箱を重ねたり、白のカラーボックスにカゴを合わせて収納スペースにしているお部屋。りんご箱は内側の板を白く塗ることでより軽やかに見せています。(このお部屋はこちら)
背の高い家具は、部屋に入った時に目に入らない入り口側に寄せるのがポイント。さらに白い布で目隠しをすると、だいぶ圧迫感が減らせます(このお部屋はこちら)
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二人暮らし・1LDK・2LDKの家具レイアウトの基本
LDKのレイアウトを考えましょう
二人暮らしの1LDK、2LDKなどのお部屋の場合は、暮らしの中心となる「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」のレイアウトをまず考えていきましょう。キッチンに近い側にダイニングテーブル、残りのスペースにソファを置くのが基本です。
窓に対して縦長のLDKの家具レイアウト例
窓に対して横長のLDKの家具レイアウト例
ソファを壁に寄せる家具レイアウト例
ソファを壁側に寄せる配置は、中央の床が見えて部屋が広く見え、動線も確保できます。(このお部屋はこちら)
ソファで空間を仕切る家具レイアウト例
ソファの背もたれを使って空間を仕切るレイアウト例。
食事の時間とリラックスの時間、それぞれメリハリをつけられる配置です。(このお部屋はこちら)
L字のソファなら、壁に寄せて空間を有効活用しつつ、ゆるく空間を仕切る効果もあります。(このお部屋はこちら)
ベッドルームのサイズに合わせてベッドを選びましょう
1LDKや2LDKのベッドルームは4.5畳や5畳など少し小さめの場合もあります。まずはベッドのサイズを知って、部屋の大きさに合わせてベッドを選びましょう。
一般的なベッドのマットレスサイズは以下の通り。これにプラスして、フレーム部分で数センチ〜数十センチの余裕を見ておく必要があります。
セミシングル 幅:約80cm × 長さ:約200cm
シングル 幅:約97cm × 長さ:約200cm
セミダブル 幅:約120cm × 長さ:約200cm
ダブル 幅:約140cm × 長さ:約200cm
クイーン 幅:約160cm × 長さ:約200cm
キング 幅:約180cm × 長さ:約200cm
4.5畳までの寝室は、セミダブル〜ダブルベッドまでが適切。
6畳の寝室でダブルベッドを置くとこのぐらいで、少しゆとりが持てます。
クイーンベッドや、セミシングル2台を置きたいなら、6畳以上がおすすめ。
どの向きにベッドが置けるかも重要。また、搬入経路も、採寸をしっかりと行っておきましょう。(このお部屋はこちら)
あえて、「ベッドルームにはベッド以外置かない」というのも、ゆったりと時間が過ごせそうでいいですね。(このお部屋はこちら)
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