シャビーシックなインテリア
時代を感じる使いこまれたインテリアなのに、品格を崩さないシャビーシック。シャビーとは時代を超えた古さ、シックとはハイクラスな優雅さという意味があります。イギリス人によりアメリカで生まれたスタイルなので、日本の部屋に取り入れるとしっくりこないことも。
こちらでは世界観が壊れないコツをご紹介。家具や色味次第で少しずつテイストも変化します。自分になじむおしゃれな形を見つけてくださいね。
シャビーシックなインテリア《リビング》
壁に変化のあるシャビーシックなインテリア
部屋の右端が、ロココ調を思い起こすおしゃれなレンガになっていますね。
白のワントーンで統一されるシャビーシックは、壁にデザイン性を足すとスタイルの方向性がはっきりし、その後のインテリアのセレクトがラクラクに。
本格的に改装することに抵抗がある場合は、100均のクッションシートでDIYするのも方法の一つ。
凸凹ができてゆったり感がでます。左にある暖炉も簡単にムードを高めますよ。
剥がしの技法でシャビーシックなインテリア
足におしゃれな装飾を施した時代を感じるテーブルですね。古く塗装があちこち剥がれている家具を、あえてチョイスするのが特徴です。
白いパーテーションのインテリアもアイアン部分の色が不均一ですね。
シャビーシックでは経過した時代の長さを表現するために、やすりでこすったり剥がしたり手を加えます。
部屋の中で目立つ家電に布が掛けられ、スタイルを邪魔していません。
木肌の割合高めのシャビーシックなインテリア
白がベーシックカラーで、単色使いにするとシンプルに品の良さがにじみ出るシャビーシック。
こちらのように木肌の割合が高くなると、ナチュラル方面に少し傾いたスタイルになります。
部屋にセットしたテーブルや椅子には装飾が施されていますね。時代を感じるインテリアは、それだけでおしゃれさが際立ちます。
ファブリックは、光を通して暖かみを感じるリネンやコットンなどを合わせるのがコツ。
シャビーシックなインテリア《キッチン》
植物を使ったシャビーシックなインテリア
お部屋の中に観葉植物やエアプランツ、瑞々しいお花が散りばめられていますね。こういった植物を差し込むのも、馴染みの深い方法です。
クリーム色もこのスタイルを代表する、ベーシックで特徴的なくすみカラーの一つ。
パキッとした白ではなく明度の低いくすみ色のインテリアを背に、優しい色合いのグリーンが置かれています。暖かな昼下がりを思い起こすおしゃれな室内ですね。
グレー×白のシャビーシックなインテリア
美しい木肌のキッチン収納の扉を白に塗り替えました。目隠しカーテンやキッチン台の明るいグレーのインテリアと、コンビネーションが良くおしゃれですね。
明るさがプラスされて、以前よりもシンプルになりました。
グレーをそれまでベーシックカラーのみだったシャビーシックに足すと、グンとシックなスタイルになります。
カラーはお部屋に流れる空気感を簡単に変えるので、事前に方向性をしっかりと定めるのがコツです。
黒をプラスしたシャビーシックなインテリア
この部屋の左に位置する黒の本箱のような家具から、このスタイルがキリっとしたシャープさのあるモノトーンでないことがわかります。
こういったシャビーシックもあるんです。よく見ると足は猫足になっており、棚の一番上には装飾が施され、造りが時代の経過を感じる家具だとわかります。
黒いインテリアを加えると、小粋なおしゃれさに変身しますよ。キッチンの吊戸棚とリンクして、部屋全体を引き締めています。
シャビーシックなインテリア《寝室》
カーテンもシャビーシックなインテリア
カーテンも洒脱なシャビーシックを形作る代表的で特徴的なアイテムです。
お部屋の中で大きな面積を占めるので、スタイルがきまらないときには思い切ってチェンジしましょう。
素材はコットンに代表される天然のものを選ぶのがコツ。
白のひやりと冷やかなインテリアに、差し込む日の光が温もりを演出します。長さはジャストサイズにせず、床にたるむくらいが断然おしゃれです。
万人受けするシャビーシックなインテリア
女性らしい柔らかで品のある雰囲気を纏うシャビーシック。けれどもお子様や旦那様と一緒にお部屋で暮らすには、このスタイルがトゥーマッチで受け入れられないことも。
そんなときにインテリアに加えて欲しいのがブルーです。こちらでは壁やドアにブルーを差し込み、グレーの一人掛けソファでシックさを足しました。
古い時代のミシン台で雰囲気を保ちつつも、おしゃれな軽やかさが感じられますね。
シャンデリアでシャビーシックなインテリア
さっぱりとしたインテリアになるときに、シャビーシック度をグーンと高める方法があります。
それは照明としてシャンデリアをプラスすることです。さらにおしゃれにするには、ガラスを多用したタイプがグッド。
設置場所は吹き抜けや梁がむき出しになった天井が高い部屋にすると、ゆったり感を体感できます。
シンプルでパンチが足りないと感じるお部屋が見違えますよ。これだけでスタイルの完成度が高まります。
シャビーシックなインテリア《飾り棚》
大人かわいいシャビーシックなインテリア
木箱や窓フレーム、ランプになどに古さを演出する技法が使われています。これらのインテリアをドライフラワーでおめかししておしゃれですね。
ドライフラワーはシャビーシックに欠かせなアイテム。グッと大人かわいいスタイルに変わります。
ピンクや紫の色をプラスする方法でも同様の効果が得られますよ。シンプルではなく、複数のアイテムで飾りこんだ方が世界観を表現できます。
古道具でシャビーシックなインテリア
シャビーシックのベーシックカラーの白を背にして、古道具が飾られています。どれも使い込まれた印象でピッタリですね。
このインテリアのキーワードとして特徴的なのは、コラージュの技法。古めかしいおしゃれさが漂います。
くすんだ優しい色合いのドライフラワー、本を束ねたくすみピンクのリボン、色が剥がれたランプなど、元の鮮やかな色を消すのがコツ。
部屋の佇まいが落ち着き、スタイルを確かなものに仕上げています。
永遠を感じるシャビーシックなインテリア
時間が止まったようなお部屋のある風景です。長い時間を経たような木のインテリアをチョイスしています。
そこに大昔の電話や洋書、ステンドグラス、デザインが美しいレースをあしらい、シャビーシック感が半端ないですね。
そしてアイアンの窓フレームがこのスタイルの気分を盛り上げています。ブラウンのトーンで統一しているので、甘すぎないおしゃれさが生まれました。
シャビーシックなインテリア《その他》
小物使いでシャビーシックなインテリア
猫足を持つ剥がしの技法を用いたチェストや色鮮やかなグリーン、ゴージャスなシャンデリア、丈の長いカーテンなどシャビーシックの構成要素がたくさん詰まっています。
それだけでなく鏡を取り入れる方法も、ならではの演出。部屋がゆったりと感じますね。
遠い年代のデコレーションを持つインテリアは、おしゃれですが多用するとやりすぎになることも。
こちらは家具を一つに絞り、小物でスタイルを表現してシンプルな完成形になりました。
キャンドルでシャビーシックなインテリア
美しいドライフラワーがあしらわれたシャンデリアやリースの中に、キャンドルがありますね。
このコンビネーションはとてもユニークで、素敵な発想のインテリアですね。キャンドルもシャビーシックを構成する重要なおしゃれアイテムです。
フラッグや台の色に黒を差し込んでいるので、シックなスタイルになりました。どのお部屋の片隅なのかは不明ですが、心ほどけるディスプレイですね。
レースでシャビーシックなインテリア
こちらは最低限の家具でまとめた、シャビーシックのミニマル版ですね。アイアンのテーブルセットをレースのクロスで覆っています。
レースはこのスタイルの主役ではないものの、特徴的な名わき役的存在です。差し込むだけでその場が一転する、おしゃれな要素を持っています。
柔らかく光を通すレースは、冷ややかな印象の白いインテリアに変化を与え、部屋に暖かみをプラスします。
シャビーシックなインテリアまとめ
シャビーシックにするときは、初めにコンセプトを決めておき、差し込むカラーや小道具で変化をつけましょう。ポイントとなるインテリアを取り入れると、雰囲気がググっと高まります。
ご紹介した皆さんはそのまま取り入れるのではなく、自分流にかみ砕きオリジナルなスタイルを確立していました。足し算、引き算しながらおしゃれな着地点を見つけてくださいね。
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