テーブルにおしゃれなリズムを生み出そう♪酒器以外にも活躍する片口の魅力

器の一方にだけ注口(つぎぐち)のある鉢や銚子(ちょうし)のことを片口(かたくち)といいます。きゅっとつぼめた注ぎ口が、なんとも可愛らしく魅力的な器です。元々は酒器として誕生した片口ですが、小鉢としても小皿としても使うことができます。

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テーブルにおしゃれなリズムを生み出そう♪酒器以外にも活躍する片口の魅力
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

テーブルをおしゃれに見せる片口の魅力

器の一方にだけ注口(つぎぐち)のある鉢や銚子(ちょうし)のことを片口(かたくち)といいます。きゅっとつぼめた注ぎ口が、なんとも可愛らしく魅力的な器です。

元々は酒器として誕生した片口ですが、小鉢としても小皿としても使うことができます。さらに花器にするアイデアも人気です。

テーブルにおしゃれなリズムを作る片口をご紹介していきましょう。

色々な使い方が楽しめる片口

土っぽさが魅力的な片口

直径10cm、高さ10センチの片口は、ぽってりとした土っぽさが印象的な表情。東京で作陶をされている瀬川辰馬(せがわたつま)さんの作品です。

陶土を何層も重ねて独特の色合いを出しているそうで、和の風情もありながら洋にも中華にもスイーツにも映える片口になっています。

ドレッシングやソースを入れても良し、野菜スティックを入れても良し、の美しい片口です。

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マットな白釉が美しい片口

こちらも瀬川辰馬さんによる片口です。サイズは、直径12センチで高さが6センチと丈が低い作りになっています。

チタンが含まれている白い釉は、マットな質感が印象的です。

建築物の壁のようなどっしりとした落ち着きと、微妙な影をとらえる繊細さが同居しているような雰囲気の片口は、何も入れていなくても存在感を放つでしょう。

開口部が広いので小鉢としても使えます。

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温かみのある粉引の片口

「古谷製陶所」による豆小鉢として使える片口です。ぽってりとした厚みのある粉引の質感と、ほんのり染まったような色味が印象的。

片口の直径は、おおよそ11センチから9.6センチほどです。高さは4.8センチから5.2センチとなっています。

たれやソースを入れて片口から直接注いでもよいでしょう。画像のように小さなおさじを添えてもOK。ネーミング通り、小鉢としても活躍してくれます。

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丸みのあるフォルムが特徴的な片口

丸みのあるフォルムが特徴的な片口

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素朴な素材感とモノトーンの釉薬がおしゃれな片口鉢です。黒い釉薬の片口鉢にも、内側は温かみのあるオフホワイトの釉薬が使われています。

ころんとした丸みのある形はテーブルの可愛いアクセントにもなってくれそう。

卵かけご飯の玉子を割り入れる器に、納豆を混ぜる器に、あるいは食後のヨーグルトやフルーツ用にと、朝ごはんのテーブルで活躍してくれる片口です。


 

深さを抑えたお皿タイプの片口

お野菜が映える黒片口皿


大分県の「ゆふいん蛟龍窯(こうりゅうがま)」で作陶されている林裕司さんによる黒片口皿は、黒光りする釉薬が美しくシックな器です。

上から見ると、片口の特徴である注ぎ口が太くおおらかに作られていることがわかります。黒いお皿には色鮮やかなトマトやクレソンが映えるでしょう。

平らかな底面の片口皿は、直径がおよそ18センチの6寸皿、直径およそ24センチの8寸皿の2タイプがあります。

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手のひらに乗る金春色の片口豆鉢

鮮やかなターコイズブルーの片口は、テーブルに華やかさをプラスしてくれます。鎌倉で作陶されている青木浩二(あおきこうじ)さんの器です。

青木さんは、このブルーの釉薬を金春色(こんぱるいろ)という和名で名付けています。直径はおよそ9センチ、高さは3センチほどのサイズ感が魅力的。

小皿のように浅めの器なので、ちょっとしたおつまみや香の物などを盛り込んでもよいでしょう。

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ワンプレートに組み合わせるウッディな片口

ワンプレートに組み合わせるウッディな片口

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出典:instagram.com

木の器でも片口風のデザインがあります。

大きなプレートに器を組み合わせたカフェスタイルのワンプレートディッシュでは、ミニトマトのピクルスを盛りつけています。

小鉢のように深みのある片口には、汁気のあるものもOK。

このようにカフェスタイルのウッディなしつらいには、陶磁器の片口よりも木の片口がよくなじむでしょう。


 

酒器としての片口

大正5年創業ブランドの錫製片口

大正5年創業ブランドの錫製片口

暮らしのほとり舎

錫の器やテーブル周りの小物で知られるブランド「能作(のうさく)」では、錫製の片口も作られています。

ご覧のように、日本酒をいただく際の酒器として活躍する片口です。

熱伝導率が高い錫でできているので、片口自体を冷蔵庫に数分入れておくだけでひんやりと冷たくなります。冷酒を楽しむにはもってこいの酒器といえるでしょう。

ぐい呑みや小鉢も錫製でまとめると、おしゃれなセットになります。


 

ガラス製の片口に水出し緑茶を

ガラス製の片口に水出し緑茶を

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出典:instagram.com

耐熱ガラスで作られた片口に水出し緑茶を作っているアイデアもおすすめです。

お一人でのお家カフェタイムはもちろん、お客様をお迎えしてのお茶の時間もおしゃれに彩ってくれるでしょう。

幅が12センチほど、高さも12センチほどの片口は、しゅっとした立ち姿も美しい器です。同じくガラスのお茶碗とセット使いが楽しめます。


 

花器として使う片口

粉引の片口に秋の枝を

粉引の片口に秋の枝を

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ぽってりとした厚みとぬくもりを感じる粉引の片口は、さりげない鎬(しのぎ)がアクセントになっています。

酒器として使うことはもちろん、小さな実が残る秋の一枝を投げ入れてもすてきです。大きな花の場合は短くカットした一輪をあしらっても良いでしょう。

片口は注ぎ口に向かって枝や茎を寄せるように生けるだけで、魅力的な風景が生まれます。


 

ガラスの片口に白い花を

ガラスの片口に白い花を

aanimarro

こちらはガラス製の片口を花器として使っているアイデアです。こちらの片口は天の川のようにあえて気泡を活かしているデザインが印象的です。

粉引の片口と同じように注ぎ口に花を寄せて生けています。茎が長めなので、こんもりとした花がかなり斜めになっているのがポイント。

花の種類によってアレンジメントも色々に楽しめるでしょう。


 

片口でおしゃれなテーブルを作ろう

酒器としてはもちろん、ソースやたれ、ドレッシングの器としても活躍する片口。

丸や四角が多い器の中で、注ぎ口が付いたフォルムがおしゃれなアクセントとして効いています。

小さめサイズはミルクピッチャーやジャムを入れて朝食のテーブルにもおすすめです。

和食だけでなく、洋食にも中華にも、デザートのスイーツにもなじむ片口でおしゃれなテーブルを作ってみませんか。

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