失敗しない家具の揃え方を教えて!インテリアコーディネートの基本まとめ
ソファやベッドなどの家具やインテリアは、頻繁に買いかえられるものではないから失敗せずに購入したいもの。でも、大きい物ゆえに簡単には試せないですよね。
今回は、家具やインテリアの選び方とインテリアコーディネートの「基本」をまとめます。
text : Miha Tamura from goodroom journal
まずは何が必要かリスト化しよう
まず、インテリアや家具選びを始める前に「自分や家族にとって何が必要か」を考えましょう。今は必要なくても将来には必要など、優先順位をつけてリスト化しておくのもおすすめです。
リスト化するには
1. 暮らしに必要な家具・インテリア
2. 揃えておくと暮らしやすくなる家具・インテリア
3. 好みに合わせて暮らしを豊かにする家具・インテリア
の3つのカテゴリーに分けるのがおすすめです。
1. 暮らしに必要な家具・インテリア
一人暮らし、二人暮らしなど暮らす人数に関わらず、引越しをしてすぐに必要となる家具やインテリアがあります。それは「灯り」「睡眠」「プライバシー」に関わる次の3つのアイテム。
・照明
・ベッド(寝具)
・カーテン
これらは暮らすために最低限、必要なアイテム。カーテンはプライバシーだけでなく、冷暖房効率を高めるためにも重要です。買い忘れのないよう頭にいれておきましょう。
「照明」を変えれば部屋も変わる! 雰囲気のある空間をつくる照明アイディアまとめ
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2. 揃えておくと暮らしやすくなる家具・インテリア
次に必要な家具は、食事のためのテーブルやチェア、くつろぐためのソファやラグなど「体をサポートする家具」と、テレビに書類や本、小物など「物の置き場を決めるための家具」です。
・ソファ
・リビングテーブル
・テレビ台/収納家具
・ダイニングテーブル
・ダイニングチェア
・デスク
・ラグ/マット
間取りや暮らし方によっては必要ない場合もあるので、自分の暮らし方に合わせて選びましょう。
この記事も参考に:一人暮らしの家具って、何が必要? みんなの部屋をのぞいてみた
【二人暮らしのインテリア】ワンルーム・1LDK・2LDK の間取り別!家具配置まとめ
3. 好みに合わせて暮らしを豊かにする家具・インテリア
最後はなくても困らないけれど、あると暮らしが豊かになるアイテム。趣味や生活スタイルに合わせて自分の好きなインテリアを取り入れてみましょう。
・アート
・観葉植物
・クッション
・雑貨
これらは気軽に変えられるアイテムが多いので、季節やイベントに合わせてちょっと変えてみたり、インテリアを楽しむためのおすすめのアイテムです。
この記事も参考に:心地よく過ごすために、まずできること。センスの良い部屋に見せるための8つのヒント
インテリアや家具選びの決め手となるポイント
インテリアや家具の購入の決め手となるポイントのうち、重要なものを5つまとめました。
1. 好みが分かれる見た目の「デザイン」
まずは「好きなデザイン」であることが一番大事。「これが好き!」と思ったら、北欧系なのか、ミッドセンチュリー系なのかなど、デザインの系統を知るようにしたり、丸脚なのか、テーパー(先の細い)脚なのか、など、細かい部分まで好みを突き詰めてみると、あれもこれも……とならず、選び方の基準にできます。
2. 品質を左右する「価格」
価格は機能性や品質にも関わってくる部分。永く使いたいもの、使う期間が短いものなど商品によってメリハリをつけるのも賢い買い方です。
3. 使い心地が決まる「素材や機能性」
素材や機能性は直接、肌に触れたり、毎日の体の動きに関わってきます。家具としての最低限の機能はもちろん、生活や好みに合わせた機能を選びましょう。
4. 暮らしやすさや居心地が決まる「サイズ」
ファッションと同じようにいくらデザインが気に入っても自分や家族にフィットしなければ使いものにならないのがサイズ。自分の部屋のサイズを確認しておくことも大切です。
5. 素敵な部屋のカギは「コーディネート」
洋服と同じように家具単体だけを見て選ぶのは禁物。部屋がチグハグにならないよう家具と家具の組み合わせを考えて選びましょう。
「サイズ」や「コーディネート」を失敗しないコツは?
この5つのポイントの中で、特に「失敗」しやすいのは、「サイズ」と「コーディネート」。
コツをまとめてみました。
しっかり測って「ぴったり」組み合わせよう
好きな家具やインテリアを選んでいるのになんだか違和感のあるお部屋。
それは例えば、広い部屋に家具が少なすぎたり、テレビ台とテレビのサイズが合っていなかったり、カーテンのサイズが合っていないなどの場合です。
サイズをしっかりと測って、部屋や暮らしにフィットしたサイズの家具やインテリアを選びましょう。
ワンルームから1LDKへ、一人暮らしから二人暮らしへ、など、暮らし方が大きく変わる場合には、家具も思い切って買い換えるのもオススメです。
スペースの基準を知っておこう
人が通ったり作業したりするスペース(動線)を考えて選びましょう。この動線を考えずにサイズを選ぶと、家具が邪魔になり暮らしにくい部屋になってしまいます。
人の動きに必要なスペースのサイズの基準はこちら。これを知っておけば、動線を邪魔しない配置を作ることができますよ
買いに行く前に! インテリアのイメージ・テイストをかためよう
インテリアショップへ行く前に、好きなイメージを固めることから始めましょう。ネットや、インスタグラム、雑誌などで、好きなお部屋を見つけたら、写真やスクショを撮って保管しましょう。
「これいいな」と思うものをスクラップしていくうちに、自分の好きなテイストがわかってくるはずです。パートナーと暮らす場合は、その写真をパートナーとも共有しておくのが大事です。
この記事も参考に:失敗のない買い物をするために。by OURHOME Emi
「家具の色味」を揃えよう
同じ部屋に置く家具は色味をそろえましょう。ダークブラウン、ライトブラウン、モノトーンなど、同じお部屋にある家具がバラバラの色だと、チグハグに見えることが多いです。
木の家具ならオーク、パイン、ウォルナット、モノトーン系ならプラスチック、ガラス、アイアンなど、素材からそろえるのが一番ですが、買い足しの場合はなかなか難しい物。
そんな時は色味だけでもそろえるようにしましょう。オイルや塗料を塗って整えるという方法もあります。
白いダイニング、ライトブラウンのローテーブルなど、家具の色味が揃っていないお部屋の例
全てダークブラウンで揃えると、簡単にすっきり見えるのでおすすめです
「テーマカラー」を決めよう
お部屋のテーマカラーは、バランスよく配分するのが鍵です。賃貸のお部屋でもうまくいく、バランス配分はこんな感じ。
・ベースカラー(床や建具、家具の色)はお部屋の5〜7割
・アソートカラー(カーテンやベッドリネン、壁紙の色)はお部屋の3〜5割
・アクセントカラー(クッションや、小物など)はお部屋の1割まで
この記事も参考に:インテリアは配色が鍵!カラーコーディネートの上手い1K・ワンルームまとめ
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