賃貸の平屋一戸建で、自分の「好き」が詰まった空間をつくる。
子どもの頃に使っていた懐かしいアイテムや、レコードなどローテクなものを「あえて」集めて。「好き」をぎゅっと詰め込んだ平屋の戸建てにお住まいの一人暮らしのお部屋を拝見しました。
text : Miha Tamura / photo : @u.and.i_you.imamu
暮らしのイメージが湧いてきた平屋一戸建
u and iさんが就職を機に一人暮らしを始めたお部屋は、賃貸の平屋一戸建。3DK、45㎡ほどの空間に、思いきり、自分らしいアイテムでいっぱいの暮らしをされていらっしゃいます。
6畳のフローリングが2部屋、和室が1つ、DKがひとつ。部屋探しの際にいろんなお部屋を見た中で、この間取りをみて「ここに何を置きたい」というのがすぐイメージができたことが決め手となったそう。
一番最初にイメージが湧いてきたという床の間のスペース。ここに何を置くかを考えるところから、部屋づくりが始まりました。
古い木造住宅で。画鋲をつけることのできない砂壁には柱を使って麻紐を渡すことでなんとか飾り付けられるようになど、工夫されています。
パソコンなどのあるテーブルは、牛乳箱を重ねたものに「ちょうど良いサイズの板」を載せたもの。
懐かしい学校の椅子も、うまくお部屋に馴染んでいます。
「新しすぎないもの」でつくられる、懐かしくあたたかい部屋
新しすぎるものはあまり好きではないという u and i さんがつくるお部屋にあるアイテムは、どこか懐かしく、あたたかい雰囲気のあるものばかり。
ミシン台はご実家にあったもの。トルソーや学校の黒板、椅子といったアイテムは、リサイクルショップで手に入れたものだそう。
「業務用のリサイクルショップによく行きますね。どちらかというと小汚いようなところにふらりと寄ると、ずっと欲しかったと思うようなアイテムに出会えたりします」
「あまり綺麗すぎないものがいい」とずっと探していた地球儀も、イメージに近いものを手に入れました。
それにしても、みているだけでワクワクしてくる u and i さんのお部屋。「こんなものまで!」と思うようなアイテムもたくさん。こちらは古いタイプライター。
学校でよく使っていたような、懐かしい顕微鏡も!
あえて集める「ローテク」のアイテム
お部屋の片隅には、レコードプレーヤーが。
「今だったら、雑誌を読むのも、音楽を聴くのも、スマホでなんでもできちゃうけど、あえてレコードを聴いたり、紙の雑誌を買って読んだり、そういうローテクなものが好きなんです」
お隣の部屋にある棚の上には、さらにたくさん並べられていました。
こちらは、ネットで探して買ったレコード用の棚。開けたところには色々なものを収納して使っています。
自分の好きなものを好きなだけ、ぎゅっと詰めて、音楽を聴いたり、雑誌を読んだり、時には「一人映画館」として楽しんだり。
u and i さんにとって、お部屋は「大きな宝箱」。
一人暮らしだからこそできる、「好き」を詰め込んだ暮らし、ちょっと憧れてしまいます。
u and iさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/u.and.i_you.imamu/
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