豆皿のおしゃれな使い方
豆皿(まめざら)は、小皿の中でも特に小さなサイズのものを指します。手塩皿(てしおざら)とも呼ばれ、塩やお醤油などの調味料を食卓に出す際に使われてきました。
小さなサイズ感が可愛らしい豆皿ですが、お刺身や餃子以外で使い方がわからない!という声もよく耳にします。今回は、豆皿のおしゃれな使い方のアイデアをご紹介していきましょう。
豆皿で楽しむおやつ
絵付けの色をポイントに
まずは、豆皿を使ったおやつのセッティングを見ていきましょう。和風のトラの絵付けが魅力的な豆皿に、栗が入ったどらやきをのせて。
繊細な印象のフォークを添えたコーディネートがなんともいえません。お茶は蕎麦猪口をカップ代わりに使っています。
こちらの豆皿は、富山で作陶活動をされている中町いずみさんの作品です。トラの黄色とクリの色味がマッチしています。
おはぎを一つずつ
輪花皿の縁をキュッと持ち上げたような豆皿には、一皿に一つずつおはぎをのせてプレゼンテーション。
ころんとしたおはぎが、豆皿のサイズにぴったりとはまっています。白やベージュ、黒といった素朴な単色釉薬の豆皿は、組み合わせて使っても楽しそうです。
豆皿の下には、のみの削り跡が残された板皿をマットスタイルで取り合わせています。
お茶とセットで
シンプルな板をトレイやコースターの代わりに、豆皿と湯飲みをのせたおやつのセッティングです。隅切りと呼ばれる八角形の豆皿は、縁が少し立ち上がっているので調味料を入れる豆皿としても活躍してくれるでしょう。
艶やかなあめ色の釉薬が、素朴なクッキーを引き立てています。みずみずしいフルーツを盛り込んでもフィットしそうです。
商品はこちら
マグカップとおそろいの豆皿に
こちらは作家物の豆皿。多治見市で作陶活動をされている水谷美紀さんによる豆皿は、やわらかなアイボリーカラーと直線的な模様、コースターのような厚みと個性的なデザインが人気を集めています。
こちらは、水谷美紀さんの豆皿と同じシリーズのマグカップと共に、お家カフェタイムを楽しむテーブルコーディネートです。素朴なお菓子が似合う豆皿です。
プレートに組み合わせる豆皿
イメージは和食の定食スタイル
続いてご紹介するアイデアは、トレーを使ったセッティング方法です。イメージするのは、和食屋さんでの定食スタイルです。
組み合わせ方によって、いつものおかずが新しい表情を見せてくれることもあります。
例えばこちらの夕ご飯は、長方形のシンプルなトレイに、メインの大きなお皿とお茶碗とお椀をセット。
上の空白部分に4種類の豆皿を使って常備菜や冷ややっこを盛りつけています。
色をそろえてバランスを取る
豆皿を薬味皿として使うアイデアも、人気があります。こちらは、おうちランチのしつらえです。
稲庭うどんは円形のざるにあげ、扇形やひょうたん型の豆皿を周囲に並べています。
形は違いますが、どちらもブルー&ホワイトなので、ばらつき感はありません。
めんつゆを入れた器と対角線上に小鉢を配置。バランスの取れた器選びが参考になります。
高低を取り入れておしゃれに
トレイに豆皿をのせるスタイルは、和食屋さんや定食屋さんでも良く見かけます。
盛り込むおかずの色や形、汁気のあるなしに合わせて豆皿を選ぶとよいでしょう。
全て同じ形にするのではなく、円形の中に角皿を入れたり、小鉢のような深さのあるものを取り合わせるとこなれ感が出ます。
ひょうたんや輪花のようなモチーフデザインもおすすめです。
残り物も盛りつけでおしゃれに
円形の木のトレイに、楕円形と八角形の豆皿を取り合わせたセッティングです。ほんの少しずつ残ってしまった前夜のおかずや、お弁当のためのおかずなどを豆皿に。
一つの豆皿に一つのおかず、というスタイルで盛り込むと、おしゃれなコーディネートに生まれ変わります。トマトや卵の色味は鮮やかなので、セッティングのアクセントにもなるでしょう。
商品はこちら
他にもこんな使い方が
目でも楽しめる朝ごはん
豆皿を取り入れたセッティングには、他にもいろいろなアイデアがあります。
こちらは、トレイよりもカジュアルなカッティングボードを使った朝ごはんのセッティング。
おむすびの下には大葉を敷き、人気作家イイホシユミコさんの「toriプレート」にきんぴらを盛り込んでいます。
厚みのある輪花皿の使い方も魅力的です。色合いや形の面白さを目でも楽しめる朝ごはんです。
サクランボの種入れに
大きく厚みがある鉢に、サクランボをたっぷりと盛り込んでデザートに。軸と種を出すために、豆皿を添えるとおしゃれなセッティングになるでしょう。
お友達や家族と楽しむデザートタイムにも活躍してくれるアイデアです。
サクランボの他に、ブドウやオリーブ、ピスタチオナッツなど皮や種、殻が出るものを食べる際にも、可愛い豆皿を添えてみましょう。
スプーンレストとして
豆皿は、箸置きやスプーンレスト、フォークレストとして使うこともできます。ラウンド型の豆皿をはじめ、輪花皿や六角形、八角形の豆皿もおすすめです。
メインのおかずやおやつに選んだプレートやボウルと、色や形のバランスを取った組み合わせがよいでしょう。
こちらは、ブルーの器にグレーの豆皿を合わせた朝ごはんのセッティングです。先端部分が長いナイフレストにはあまり向きません。
豆皿の使い方をマスターしよう
可愛い豆皿のおしゃれな使い方をご紹介しました。和風にも洋風にも使うことができるので、是非参考にしてみて下さい。おやつに使うアイデアは、お好みの豆皿を選んでおやつを一つのせるだけなので簡単です。
トレイを使うセッティングは、メインの器の形やサイズと相談しながら、いろいろな組み合わせを試してみて下さい。お刺身のお醤油入れや餃子のタレ用以外にも、豆皿をおしゃれに可愛く使ってみませんか。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物