海外でも「BONSAI」として大人気
日本に古くから伝わる伝統的な園芸であり芸術でもある「盆栽」は、近年海外でも大きな人気を博しています。「BONSAI」と日本語名そのままに呼ばれ、世界各地で愛好会が存在しているほど。
今回は、トラディショナルな「盆栽」よりも気軽にインテリアに取り入れる事ができるカジュアルな「盆栽」の魅力をご紹介していきましょう。
「盆栽」の特徴的な3つの魅力
鉢の上に一つの世界を生み出す
そもそも盆栽とはどのようなものなのでしょうか。
和風の鉢植えというイメージが強いかもしれませんが、 盆栽の真髄は「鉢の上に一つの風景・世界を生み出す」ことにあります。
もちろん、鉢に植えた植物の枝ぶりや葉、根の張り方に幹の肌感といった部分的なものにも注目が集まります。
鉢も含めた姿全体も重要なポイントになるでしょう。
様々なテクニックを楽しむ
盆栽は、園芸の知識と芸術的センスの融合です。
園芸やガーデニングのスキルやテクニックを存分に発揮し、小さな鉢の上に思い描くデザインを実現させていきます。
こまめに選定をして樹形を整えたり、ワイヤーを使用して人為的に枝ぶりを整えたりするスタイルによって、ナチュラルな自然美とテクニカルな人工美のバランスを楽しみましょう。
鉢のデザインで魅せる
盆栽の魅力としては、鉢の素材やデザインと、そこに植えている植物とのバランスも挙げられるでしょう。
伝統的なスタイルでは焼き物の鉢が主流ですが、現代のライフスタイルに合わせた盆栽では、より自由でおしゃれ度の高い鉢を合わせることができます。
手のひらに乗るような豆サイズの盆栽も人気があるので、いくつか並べても可愛いです。
盆栽のあるインテリア【チェスト】
チェストの上に和のコーナーを
それではここから、盆栽を取り入れたインテリアをご紹介していきましょう。
まずは、ディスプレイスペースとして定番のチェストの上に盆栽を置いているアイデアです。
アンティークのチェストの上に、盆栽やアートを並べて和のスペースを作っています。
こちらの盆栽は、小さく赤い花が咲いています。まさに、小さな鉢の上に一つの世界が生まれていると言えるでしょう。
板壁のあるお部屋に
アメリカンな家具のあるリビングに、2つの盆栽が置かれています。
洋と和のミックススタイルが、実におしゃれなインテリアではないでしょうか。
シンプルなチェストの上には、大ぶりの盆栽が置かれています。
背面の壁が板壁なので、ナチュラルな印象が強調されるでしょう。窓側のチェストの上に置かれているのはやや小ぶりの盆栽です。
盆栽のあるインテリア【テーブル】
ティーテーブルに
盆栽も観葉植物の鉢植えのように、ティーテーブルやコーヒーテーブルに置いて楽しむことができます。
テーブルに盆栽を置く場合は、視界を遮らないよう背の低いタイプがおすすめです。
こちらは、こんもりとした樹形が可愛らしくナチュラルな雰囲気の盆栽です。
自然の樹を縮小したような形が、ユニークな印象を与えるのではないでしょうか。
ダイニングテーブルに
こちらは、モダンな形の鉢にシンプルな松を植えた盆栽です。
ナチュラルな木目を生かしたダイニングテーブルとの組み合わせが、現代のライフスタイルにぴったりのデコレーションアイデアではないでしょうか。
小さなサイズなので、テーブルセッティングの邪魔にもなりません。時々日が差してくる窓辺に移動させてあげると良いでしょう。
盆栽のあるインテリア【窓辺】
いろいろな鉢と樹を並べて
窓辺に盆栽を置いているアイデアです。こちらは小ぶりサイズの盆栽を並べています。
高さのある鉢や平べったい鉢、脚のある鉢など鉢のデザインも植えている植物もバラバラですが、どの鉢にも苔があるので全体のトーンとしては統一感が生まれています。
海外の窓辺に置かれたミニ盆栽
続いてご紹介するのは、日の光が降り注ぐ窓辺に小さなサイズの盆栽を置いている海外のインテリアです。
白い窓枠にダークカラーの鉢を合わせて、モダンな印象のインテリアになっています。
自然の樹形に近いスタイルの盆栽なので、お手入れもそれほど難しくはなさそうです。
朝のコーヒーを楽しみながら、盆栽の葉っぱを整えてもよいでしょう。
盆栽のあるインテリアを楽しもう
和のイメージが強い盆栽も、近年は新しいタイプのものが増えてきています。
鉢のデザインやサイズなど、現代のライフスタイルに合わせたモダンでシンプルなものを選んでインテリアのアクセントにしてみませんか。
成長の過程で自由に樹形や葉っぱを剪定したり、枝ぶりを矯正したりしながら自然美と人工美のバランスを楽しんでみてくださいね。
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