ヴィンテージやアンティークと聞くと、古めかしいデザインで普段は戸棚に大切に飾ってしまっている、そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、比較的購入しやすい価格で、実際に使って楽しめるコーヒーカップやマグカップについてご紹介。
熱狂的なコレクターもいるアメリカンヴィンテージから、ほっこり暖かみが人気の北欧ヴィンテージまでお伝えします♪
ヴィンテージとアンティークの違い
はじめに、ヴィンテージとアンティークの違いを簡単に紹介しておきましょう。
ヴィンテージは約30年前から100年前にかけてつくられた「古くて価値あるもの」。
アンティークは更に古い100年以上前につくられたものとして国際的な基準が定められています。
FIRE KING(ファイヤーキング)
アメリカンヴィンテージの中で、もっともポピュラーと言っていいほどなのが1942年に発売された「ファイヤーキング」。
緑色をした「Jade-ite(ジェダイ)」シリーズが有名な耐熱ガラスのブランドです。
つるんとした透明感が優しい印象を与えるミルクガラス。
アメリカでは1980年代にミルクガラスの生産が終了しましたが、2010年に「ファイヤーキングジャパン」が日本で設立されることで復活♪
白いミルクガラスに金色でつけたフチがアクセントのマグカップは「Dハンドル」。
柔らかなラインを描く美しいシルエットに魅了されます。
飲み物を入れた時に、カップの中にうっすらとシルエットが見えるのも、半透明のミルクガラスならではです。
シンプルなもの、ワンアクセントのものが多いファイヤーキングですが、こんな大胆なデザインも!
ダイヤモンドの生産で有名な南アフリカ共和国の都市「キンバリー」の名がついたこちらのカップは、水色や白、茶色などのカラーも展開され、ついつい色違いで集めたくなります♪
PYREX(パイレックス)
1851年に創業したパイレックスは、世界で初めて耐熱ガラスを製造した会社。
小さな花柄が描かれた白いマグカップは1940年から1970年にかけてつくられた「オールドパイレックス」と呼ばれるシリーズで、ファイヤーキング同様コレクターに人気の商品です。
ARABIA(アラビア)
アメリカンヴィンテージ食器のミルクガラスも魅力的ですが、北欧ヴィンテージ食器のどっしりとした素朴な見た目は、ほっこりとあたたかい気分にしてくれます♡
白いカップに大きく描かれたさくらんぼが、たまらなくキュートな印象のこちらは「キルシッカ(Kirsikka)」。
鮮やかな赤と緑のイラストがレトロ感たっぷりです。
テーブルの上にあるだけで華やかな印象にしてくれそうなこちらは「フローラ(Flora)」。
カップをはじめ、様々なサイズのプレートがあるので、見つけたときに集めてセットで揃えるのも楽しいですね♪
ハンドペイントで描かれた茶色の花が優しげな印象のこちらは「コラッリ(Koralli)」。
製造数が少なく希少なものなので、見つけたら迷わずゲットがおすすめ!
ブルーとグリーンが爽やかな印象の「クロッカス(Krokus)」は、一日の始まりの朝使うのにぴったり。
右側のプレートやボウルは、同じクロッカス柄のモノトーン版。
これらも2年間しか製造されなかった希少価値があるシリーズです。
フィンランド語で「魔法」の意味を持つ名のカップ「タイッカ(Taika)」。
持ち手がクルンと内巻きになっていて、遊び心を感じさせます。
GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)
花びらの一つ一つが細かく描かれたカップは「ブローアスター(Bla Aster)」。
カップの名の通りの青いアスターが、白いカップに美しく映え目を惹きます。
柔らかな色合いで描かれているのはスウェーデン人が愛する花「リネア(Linnea)」。
森の中でひっそりと愛らしく咲くリネアの花は、見ているだけで優しい気持ちに♡
まとめ
ミルクガラスを使ったアメリカン、あたたかみのある北欧、どちらのヴィンテージ食器それぞれの魅力を持っています。
ヴィンテージショップはハードルが高いという方には、フリーマーケットやクラフトフェアがオススメ。
ヴィンテージ製品を扱うショップが出店していることも多く、気軽にのぞいてみることができますよ!
もしお気に入りのヴィンテージを見つけたら、ぜひ普段使いをして楽しんでくださいね♪
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