トラックファニチャー(TRUCK FURNITURE)は❝気持ちの良い家具❞だけを作り続けている大阪の人気家具店。その中でも大人気商品「FKソファ」の特徴とFKソファを使ったインテリアコーデ実例をご紹介いたします。
TRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)とは?
黄瀬徳彦さん・唐津裕美さん夫妻が営む、大阪の大人気家具ショップです。
TRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)は、家具製作所で働いていた黄瀬徳彦さんと、テキスタイルデザイナーからイラストレーターに転身した唐津裕美さんがご夫婦で営む、大阪の人気家具ショップです。その作風は、お2人の考える❝使って気持ちの良い家具❞を作ることだけ守り続けている、流行りすたりにとらわれない気骨を感じさせるお店です。
2階
こちらはトラックファニチャーの2階。1階は作業場です。階段を上がって店内に入るとユーザーの方にはおなじみの「シンボルツリー」ともいえるこの大きな木がいつでもやさしく迎えてくれます。樹の下に置かれているのは、掛け心地がすでに伝説と化している「FKソファ」。
お値段もそれなりですが、とにかくいちど腰かけたらだれの心もとらえて離さないという魔法の座り心地。その❝魔の座り心地❞をもつ「FKソファ」の生まれたわけとコーデ実例をご紹介しています。読んでいただきながら、FKソファに座っている心地になっていただけましたら、幸いです♡
黄瀬家のリビング
最初にご夫妻の自宅のリビングをご紹介します。まるでトラックの店内がそのままつづいているかのような黄瀬家リビング。こちらのレザーソファは「FURROWED-LEATHER OAK-FRAME SOFA 2-SEATER」。黄瀬家のワンちゃん達がとても気持ちよさそうに座っています。
上のレザーソファを後ろ側から見ています。窓側に通路があり、人が移動するときにもスイスイできそう。超絶に男前で機能的でもあるこのリビング。正面奥に見えるのは、あのFKソファです!
制作者のリビングでますますいい雰囲気をかもしだすFKソファ。右側は真ん中にあるソファです。リビングの全貌が見えてきました。
こちらが後ろから見たリビング全景。ソファが「コの字型」に配置されているリビングなんですね。
インテリア界の伝説/FKソファの特徴3点
それでは、黄瀬家リビングでも❝冬は特等席❞という日当たりの良い場所を占める、このFKソファの成り立ちについてご覧いただきます。始まりは料理研究家・小林カツ代さんの息子で、同じく料理研究家のケンタロウさんと、何と道でバッタリ出逢ったこと。数奇なめぐりあわせで黄瀬家ご夫妻とケンタロウさんは知り合いました。カツ代さんに、❝あんたたちきっと一生いっしょにいるわよ❞と予言されたほど仲がよく、FKソファもじつはケンタロウさんの理想のソファへの希望から始まったのです。
話していくとキーワードが見えてきた。
◯かっこつけてないソファ
◯おっさんくさいソファ
◯最重要事項はバフッとしていること。
https://www.instagram.com/p/0ZbvRSPU7D/?taken-by=tokkise
一晩中でも飽きずに語り合えるという仲良し3人が話し合って見えてきた❝理想のソファ❞は、この3つをそろえたソファだったのです。
①最重要事項はバフッとしていること。
❝バフっとしていること❞が必要だとわかったケンタロウさんの理想のソファ。それは次の経緯があって3人にイメージされていったのです。
出会った時、すでにTRUCKのカタログを持っていたケンタロウは、TRUCKのLEATHER SOFAをいつか買おうと思っていたらしい。初めて大阪の店に来た時、そのソファを見て気に入ってくれた。でもこう言った。「事務所に置くのにはいいけど、家には違うかも。シャキッとしておくソファでなく、仕事で疲れて帰ってきて、倒れこみたいようなのが今は欲しい」
「じゃあ作ろう、倒れこみたいソファ!」となった。
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バフッと倒れ込んででいると、たしかに時間を忘れて至福の時が過ごせそうなソファですね。
リビングのこんなソファに…
お気に入りのブックスペースの、こんなソファに…
こんなソファに、早く帰って倒れ込みたいと思います、たしかに♡
②おっさんくさいソファ
おっさんキーワードからは太畝のコーデュロイを思いつき、機屋さんで作ってもらった。当時、コーデュロイのソファなんてどこにも見たことなかったけど、おっさんがコール天(始めは3人とも、あえてコール天と呼んでいた)のズボンを履いてそうだったから。
https://www.instagram.com/p/0ZbvRSPU7D/?taken-by=tokkise
❝当時どこにも見たことがなかった❞というコーデュロイの張り地の革新的ソファ。いまではFKといえば太畝のあの質感が目印♡写真の黄瀬さんが着ているのはミリタリーやアメリカンカジュアルに定評のある「THE REAL McCOY’S(ザ・リアルマッコイズ)」 がFK SOFAのコーデュロイを使って作ったジャケットだそう。❝これを着て座ると一体化する❞という黄瀬さん。ほんとによくお似合いです。
ジャケットを脱ぎ捨てておくだけでもサマになっちゃうほどカッコいい、太畝コーデュロイの❝おっさんくさい❞ソファ。張り地のコーデュロイが決まって、3人がイメージしたものが少しずつ具体的になっていきました。
③かっこつけてないソファ
イメージを積み上げようと、どんなのが欲しいかと聞くと、例えば、アメリカかどこかの国でアパートでも借りたとして、以前の住人か誰かが置き去りにしていったようなソファ。LIFE magazineの中、写真の片隅に写り込んでるようなソファ。(実際、沢山のバックナンバーをいっしょに紐解いたが、一枚も想像したようなソファの写真は見つからなかった。)
https://www.instagram.com/p/0ZbvRSPU7D/
❝住人の誰かが置き去りにしていったようなソファ❞。む、むずかしい難題ですね~。じっさい雑誌など探してもどこにもイメージ通りのものがなかったので、自分たちでそのイメージを形にしなきゃ!ということになったんですね。
イメージを形にするため手に入れた「フェザー」という素材
探しに探した末、選択された、まだ使ったことがなかった素材、「フェザー」。フェザーは羽毛だけのダウンとちがい、羽軸がある、いわゆる❝羽根❞の状態のものをいいます。この羽軸があるために、クッションなどが型崩れせず、弾力性が出るそうです。トラック好きの家具ショップの方によれば、トラックのフェザークッションは、❝低反発まくらのようにしっかりしていて、でもふわ~っと柔らかい❞そうです。触るとすごく気持ちがいいらしいですよ。見るからにふかふかしてますよね♡
日当たりに虫干しされているFKのクッション。ほこほこっとして、いかにも丁寧に作られた感じがしますね☆
試作に1年以上。納得がいくまで作ってついにお店に出たFK・その歩んだ道
じつは黄瀬さんにも予想外のFK人気
正直、これが売れるとは思っていなかった。どうみてもサイズが大きい。日本の家には難しいかも。TRUCKに展示して、お客さんが座る。その瞬間の表情を見て満足していた。嬉しそうな顔のお客さんに「いいでしょう!」と声を掛けるだけで、最高に楽しかった。それがいつしか一番人気の商品になっていった。
https://www.instagram.com/p/0ZcKZxvU7T/?taken-by=tokkise
じつは制作者も予想外だったというFKの人気。自分が納得いくまでとことん作ったものというのは、じつはそんな具合かもしれませんね。
どこにもなかった❝誰かが置き去りにしたソファ❞。気づけば自分たちの手で作っていた
あのころ話していた、誰かが置き去りにしたようなソファに見える気がする。
https://www.instagram.com/p/0ZcKZxvU7T/?taken-by=tokkise
どこにもなかった❝前に住んでいた誰かが置き去りにしたようなソファ❞。気づけばいつのまにか、3人のイメージがたしかに形になっていました。
FKソファのインテリアコーデ集
黄瀬家リビングの続き
それではふたたび黄瀬家のリビングに戻って、❝冬の特等席❞のFKソファょもういちど♡日差しがぽかぽかあたって、ほんとに気持ちよさそうな場所ですね。
黄瀬さんも唐津さんもブルース好き。窓の下にはギター、たくさんのレコード・CDが。
❝特等席❞で熟睡する黄瀬家のワンちゃん。
上の写真のサイドテーブルです。お2人の好きなブルースがふっと耳に聞こえてきそうな、Birdのコーヒーが香ってきそうなたたずまいです♡
この場所以外考えられない
ここからはユーザーの方々のお宅のFKソファを少し見ていただきたいと思います。帰ってここでパソコンひらいたら、きっともう寝るまで動けない♡
もはや「FK 1.5シーター」から動けないコーギーくん。
ここで休みの日、猫とお昼寝したい…
座り心地にいかにもリラックスしてる双子ちゃん。
ユーザーの方のすごいリビング2件ご紹介
クール♡
ここからはユーザーの方のすごいリビングを2件ご紹介してます♡こちらはとってもクール♡なFKソファのある風景。リビングの入り口ドアから入ってすぐ、男前のバスロールサインの手前がFKソファです。
映画の中みたいな雰囲気ですね☆
男前な裸電球。暗くなるとさらによい雰囲気です♡
住人の方が帰ってここに座ってテレビを見るのは、きっと至福のひととき♡
映画のセット?みたいな男前リビング
こちらもアメリカ映画のセットみたいなリビングです。リビング入り口から。
中に入ると、とても日本とは思えないカッコいい雰囲気、うわ~…☆
FKソファ側からダイニング側を見ています。
模様替えで位置が変わったFKソファ。この男前の渋カッコよさ、もう何ともいえません☆
ふたたびもとの位置のFKソファ。間接照明でロマンティックな雰囲気に。いまにも映画が始まりそう☆
リビングの室内窓から中を見ています。正面がFKソファ。ため息☆
トラックファニチャー店内から
2階
それではトラックの実際の店内を最後に少しご覧いただきましょう。こちらは店内2階。冬の夕暮れはトラックがもっとも美しく見える時間です。手前はHN SOFAというソファ。
HN SOFA
こちらは「HN SOFA」のアップです。リビングに合わせてコーナーなど色んな形が組めるというスグレモノ。木枠にちょっとコーヒーやグラスなんか置けちゃうそうです♡
トラックファニチャー/3階
こちら3階もいい雰囲気☆
正面奥のソファは「182. DT SOFA 3-SEATER」。張り地はレザーですがファブリックにもできます。レザーがヴィンテージふうにクタッとして、カッコいいですね☆これひとつだけでも西部劇みたいにドラマティックな空気感を醸し出していますね。
こちらも有名な「232. BOOKMAN BED」。店内ディスプレイだけでなく、ユーザーの方のカッコいいベッドルームもちょっと拝見してみましょう☆
ユーザーの方のカッコいいトラックの BEDコーデ
こちらはBOOKMAN BEDではありませんが、この男前ベッド手に入れたら、インテリアにも凝らなきゃという気になるトラックのベッド☆ ネイビーのカバーと絶妙にマッチしています。
どの角度からみても男前 。無印の「壁に付けられる家具」にのったカメラコレクションが似合いすぎです☆
トラック併設のカフェ/Bird Coffee
トラックと併設のカフェ「Bird Coffee」も人気です。
日が落ちてからのカッコいい店内。
コーヒーです。左は有名なテイクアウトできるドーナツ☆右上は名品と定評ある「仔犬印」のステンレス製シュガーポットとクリーマー。名店どうしの競合♡
暮れなずむBird Coffeeを外から。トラックのあとに、こちらに寄るという方が多いみたいです。1日の終わりにコーヒーを飲みに寄りたいお店ですね☆
まとめ
トラックファニチャーのFKソファはいかがでしたか。機会がありましたらぜひいちど大阪の店内でじっさいに座ってみてください。きっとあなたもその❝魔の座り心地❞に「惚れ」ちゃいます♡
トラックファニチャー HP
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