賃貸でもDIYを楽しみたいという方も多いのではないでしょうか?借家は通常、家を出る時に原状回復していくというのが原則。そのため、借家等にお住まいの方は、自分好みの内装やインテリアにするのがなかなか難しいと思われます。
ところが、仮住まいでも魅力的なお部屋にカスタマイズしているインテリアの達人も。原状回復できる工夫をしつつ、驚くほど内装をチェンジして素敵なお部屋にしているので、持ち家の方にも参考になることがたくさんあると思います。どうぞぜひご覧ください。
賃貸住宅キッチンをDIYしてマイキッチンに
キッチンカウンターの横にディアウォールを使って柱を立て、その柱にヘリボーン模様に作った板を留めて、キッチンカウンターをカバーしています。
さらに、飾りの窓枠もつけることでカフェの雰囲気がいっそう出ていますね。
板を並べて横につなぎ、それを壁に立てて数か所だけ留めて板壁にしています。
それによって、フレンチカントリーな雰囲気が出ると同時に、本当の壁に釘を打たなくて良いので自由に色々な飾り棚などをつけることができるようになります。
上のキッチンを前から見たところです。板が壁に立てかけている様子が分かりますね。
キッチンカウンターは建付けではなく移動式の家具なので、カウンターが板を抑える役割もしています。キッチンの小窓にも棚をDIYして雑貨を飾って賑やかに。
全体に昭和レトロな雰囲気にまとめています。戸棚部分にも塗装した木枠を足して、渋くリメイク。
カウンターテーブルの上には、ディアウォールを使って床と天井の間に柱を立て、ゾーニングパーテーションを兼ねた飾り棚にしています。
ステンレスキッチンの水返し部分にブラックタイル柄のリメイクシートを貼っておしゃれに。
黒いアクセントカラーが入るだけで、空間がグッと引き締まってスタイリッシュな印象になりますね。
サブウェイタイル柄の壁紙をキッチンの前面に貼り付けて、モダンな印象の空間に。
頭上の飾り棚と、シンクの反対側にあるDIYしたラスティックな木製の棚がキッチンの雰囲気をいっきに男前にしています。
ブルーグレーが個性的なおしゃれな色合いで、キッチンを素敵な雰囲気にしています。
この壁も、家の本来の壁ではなく、長い板を横に渡してそれをディアウォールで押さえつけて留めたものです。
自由に棚を取り付けることもでき、キッチンの本来の壁も汚さず、とても良いですね。
給湯器に黒板シートを貼りつけて、雰囲気を一気に男前に。キッチンツールのカラーを黒で揃えているので見える収納でもクールにまとまっています。
窓枠にさらに木枠を付けたところに板を渡して、フライパンを吊り下げ収納にしているのもおしゃれ。
レンガ柄と、コンクリートパネル柄の壁紙がブルックリンスタイルの雰囲気を出して、これだけで印象がとてもおしゃれになりますね。
そこにDIYした古材風レンジ棚を置くことで、さらに雰囲気アップ。
ディアウォールを使って、2×4の木材で柱を立てて、そこに有孔ボードを打ち付けると、たちまちおしゃれな壁面収納に。
有孔ボードにつけることができるフックは100均でも入手可能です。また、キッチンに合わせて柱やボードを塗装してもgood。
古民家風にしつらえたインテリアで、和風レトロな雰囲気が素敵ですね。
少し青みがかったグレーの壁板やラスティックで素朴な吊り棚がベースとなって、かごや、スキレット、ガラスビンといった小物と調和して味わいを出しています。
古い団地のキッチンをフレンチカントリーのようなシャビーシックなキッチンに大変身。
普通のステンレスシンクを白いモザイクタイルシートでアンティークキッチンのように仕上げています。
扉も凹凸を付けて白く塗装し、ガスレンジや壁も白く統一することで本物のような雰囲気が出ていますね。
ガスコンロ横の壁には古レンガ柄の壁紙を貼り、システムキッチンの扉はブラウンの古材風板壁のリメイクシートでリメイクして男前な雰囲気に。
元は白いタイル壁で、システムキッチンはクリーム色の扉だったとは思えないですね。
リノリウムの床だったところに古材風の床材を貼り、システムキッチンの扉にも板を貼ってラスティックな雰囲気に。
DIYで作った素朴な棚も雰囲気にぴったり合っていますね。
賃貸住宅リビングをDIYしてくつろぎの空間に
おしゃれな洋風のリビングに見えますが、実はここは畳の和室だったそう。そこに古材風クッションフロアを絨毯のように敷いて作った洋室です。
上に重いものを置いたり、四隅をぴったり合わせるとズレにくくなりますよ。
自分で床に大理石風のフロアタイルを貼って硬質な雰囲気のお部屋に仕上げました。モノトーンインテリアが良く映えるスタイリッシュなリビングです。
インテリアの雰囲気を出すには床は印象を左右する大きな要素の1つ。できれば好みのカラーや質感にしたいですね。
壁の上に板を貼って行っている原状回復可能リメイク。ライティングレールをつけることで、色々な物を吊り下げて収納でき、配置をフレキシブルに変えられます。
ライティングレールより上はコンクリート柄壁紙を貼っています。
ディアウォールと2×4材の柱で飾り棚を作って、お部屋にナチュラルな味わいを出しています。
少し個性的な棚のつけ方がアートのようで、素朴なのにモダンな雰囲気が漂っておしゃれですね。ヒモで吊るした飾り棚もナイスアイディア。
白っぽく統一したフレンチカントリーな雰囲気のリビング。
窓枠の周りに白くペイントした木枠をさらに重ねたり、白くエイジング塗装したカーテンボックスをつけたり、腰壁風の壁紙を貼ったりすることで、より趣がプラスされています。
前出のお部屋と同じお家の反対側の様子。本当の壁はベニヤ板で隠し、ブルーグレーの塗装はベニヤ板に塗っている状態で原状回復が可能な状態です。
レンガ風の飾りもセンスがありますよね。ドアも壁同様にベニヤが貼ってあり、同じように塗装しています。
掃き出し窓にディアウォールで木枠を付けて、レトロな雰囲気に。
柱にアイアンバンキングバーを付けて、グリーンを吊るしたり、洗濯物を干したりと、マルチに使っています。おしゃれで実用的なアイテムですね。
お酒のコレクションシェルフをディアウォールで作成。その隣の板壁もディアウォールに板を横に打ち付けて作っています。
おしゃれポイントは見た通り、端をきれいに揃えずに、センス良く凸凹にするところ。
ラブリコを使ってツーバイフォーを立てて、そこに有孔ボードを貼ってウォールデコレーションを楽しんでいます。
ちなみに有孔ボードはパンチングボードやペグボードとも。そのまま使用する他、エイジング塗装してもまた味わいがあります。
こちらは板で棚を作っているのですが、テレビボードで押さえている状態で立ててあります。間接照明もついていて、まるで本格的なシステムファニチャーのよう。
自分の好きなものをいっぱい詰め込んだとおっしゃっているように、本当に楽しくて居心地のよさそうなリビングです。
リメイクシートを貼った腰壁。古材風な柄で、貼ってるだけでリビングがヴィンテージな雰囲気になりますね。
そこにレトロな扇風機や書類のスチールケースが良い感じで馴染んでいます。リメイクシートはマスキングテープを貼った上に貼ると剥がす時きれいに剥がれます。
壁がコンクリートなので、板壁をDIY。床はクッションフロアを敷いています。
白い板壁がお部屋を明るくして、ナチュラルでコージーなリビングに仕上がっていますね。色々な物があっても、まとまった印象のあるお部屋です。
ディアウォールで飾り棚を作っています。キャベツボックスの棚やテーブルの天板と柱の色を合わせて、全体にラスティックでレトロな雰囲気のリビングに。
ドウダンツツジの枝がナチュラル感をアップさせていますね。
賃貸住宅トイレをDIYしておしゃれな空間に
ブルックリンスタイルをイメージした男前な渋くてクールなトイレ。
窓枠や、ミラー、棚の素材を古材感のある材料で作るなど、ディテールにこだわるとよりそれらしい雰囲気に仕上がりますね。立体感のある腰壁はベニヤ板を重ねてリアル感を出しています。
水栓タンクをカバーで覆ってタンクレスなトイレのようにカスタマイズ。手洗い周りに物も置けるようになって便利ですね。
材料は全部ダイソーアイテムでできるばかりか、のこぎりは不要でカッターで作ることができるというので驚きです。
こちらは板を貼り付けているように見えますが、1枚のベニヤ板に直線の溝をカッターで入れて、板壁風にしたものです。
本物の壁にマスキングテープを貼って、そこに両面テープで塗装の終わったベニヤ板を貼って完成♪
トイレに収納棚のない賃貸の場合、トイレットペーパーの予備やお掃除用品を収納しておく場所に困りますよね。
収納家具を購入するというのも1つの選択肢ですが、自分の家のトイレにジャストサイズの物が欲しい時にはDIYがおすすめ。
収納兼、デコレーションの板はマスキングテープを貼った上に強力両面テープで接着。重すぎるものを乗せない限り、案外丈夫です。
ラブリコと板材を横に使って棚にしています。重すぎるものは乗せられませんが、軽い物を乗せる飾り棚にはぴったりですよ。
その上のトイレットペーパーのストックが乗っている棚は、突っ張り棒を使って作っています。
深い色合いの古材風板壁の壁紙がかっこ良いですね。トイレットペーパーのストック収納はあえて棚のようなものは作らず、100均の麻袋に入れています。
おしゃれで、かつ棚に並べるよりも簡単に入れられるので便利ですね。
団地のトイレをセルフリフォーム。コンクリート柄の壁紙がきれいに貼られていてリアルですね。
壁の飾り物は少し高い位置につけることで、タイトな空間でも邪魔にならずに楽しめます。
DIYとは言えないかもしれませんが、ご紹介したいアイディア。
掃除道具など、トイレの床に直接置きたくは無いけれども、棚を作るまでもないという時には突っ張り棒を利用したこちらのような収納が便利です。
スプレーは引っ掛けるだけなので、出し入れ簡単。ブラシも柄に手が届きやすい高さに。
賃貸住宅のサニタリールームをDIYして明るい空間に
ピンクの細かいモザイクタイルシートがキュートですね。
賃貸の樹脂製洗面台でも、タイルを貼ったり、ミラーを木枠風にしたりすればレトロでラスティックな雰囲気が出るのでナチュラル系インテリアにもうまく馴染ませることができます。
こちらもブラックタイルのリメイクシートを洗面シンクの上に少し貼るだけでおしゃれな雰囲気になっています。
このようなスタイルの洗面台の場合、一面全部に貼ってしまわず、ラインのように貼るのがおしゃれなポイントです。
プラスチックの収納の横にある大きな温水器の目隠しにディアウォールで板壁の囲いを作っています。
白で統一感があるので、洗面台の方はあまり手を加えないところがポイント。囲いは単なる目隠しにとどまらず、便利な棚でもありますね。
洗面化粧台の戸棚部分の扉は、くすんだダークカラーをペイントしたベニヤを貼っています。
その上にカラフルなモロッカンタイルを少し貼ることで、エキゾチックでおしゃれな雰囲気に。鏡周りに木枠を貼ると、周囲の雑貨と馴染みが良いですね。
もともと洗面所についていた鏡を外して、サブウェイタイル柄の壁紙を貼って、そこに白いフレームのIKEAの鏡を設置。
モノトーンインテリアにおしゃれにマッチしています。白いティッシュケースも黒い壁のちょうど良いアクセントに。
板壁を付けて、シンプルな鏡を設置。アンティーク風なおしゃれな洗面台なりました。このあと、さらに水道栓も金物でできた十字の栓に付け替えて完成です。
洗濯機の上の空間を利用するためにディアウォールで壁を作ってそこに棚を設置。ナチュラルでおしゃれなウォールシェルフがランドリースペースを広く見せていますね。
棚に並べるアイテムも形や色を揃えて、よりスッキリ感を出しています。
壁にはベニヤを貼り、床にはクッションフロアを敷いた洗面所スペース。鏡も木枠にして、ナチュラルな塩系インテリアの洗面所に仕上がっています。
洗濯バンの隙間も板で塞ぐことにより、埃除けになる上に雰囲気もグッとおしゃれに。
ラブリコを使って洗濯機上に棚を作っています。
ラブリコの木材のベージュカラーやその上の棚にあるかごやボックス、洗濯機に掛けた麻袋などの色味や質感が、渋くて大人かっこいい雰囲気ですね。
エアープランツが絶妙なアクセントに。
賃貸住宅玄関をDIYして個性のあるお家の顔に
玄関の靴箱収納の上の空きスペースにシーズンオフの靴を片付ける収納吊戸棚を作っています。
必要な収納場所が確保できて、デッドスペースも活用できて、その上、とてもおしゃれなキャビネットをDIYで作ってしまうなんてすごいですよね。
ワイヤーネットの収納棚がシャビーシックでおしゃれな印象ですね。棚自体は既製品で、それを自分で白にペイントしたということです。
外出に必要な小物などを置いておくのに便利。あまり重くなさそうなので、取り付ける穴も必要最小限で済みそうですね。
端材を利用した下駄箱上の天板リメイク。ラスティックな雰囲気で男前な雰囲気ですね。
ふちがあるので、ハンコなどの転がり落ちるような物を置いても下に落ちてしまわないので、実用的にも便利。壁に付けていないので、原状回復も問題ありません。
ラフに並べた板壁が男前でおしゃれ。カギを掛けておいたり、印鑑を入れておいたり、玄関でちょっとあると便利な収納が集約されています。
流木やドライフラワーなど自由に飾ってお気に入りの場所に。
まとめ
賃貸住宅のDIY特集でした。賃貸住宅でも、やり方を工夫すればかなり色々なことができるようですね。また、物件によっては大家さんがカスタマイズすることを承諾してくれることもあるので、入居時にどこまでカスタイマイズできるか尋ねて確認してみると良いでしょう。
築年数が経った古い物件などでは、自由に改装OKということもあります。いずれにせよ、契約書などをよく確認し、退居時にトラブルにならないように改装をお楽しみください。
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