仕事に家事に育児に……と時間に追われている人にとって、片づけやものを探すことに時間はかけたくないものです。また、片づけても片づけても散らかるお部屋にうんざりしたことはありませんか。
片付かないのは、収納があなたの生活に合っていないのかもしれません。そこで今回は、ラクにゆるい収納で綺麗が続くコツをいくつかご紹介していきます!
ラクゆる収納で、綺麗を続けよう!
整理→収納→片づけの順番で
収納のお話に入る前に、整理と収納、片づけについて整理していきましょう。まず、必要なものだけを残していく作業を「整理」と言います。
整理が終わって必要なものだけになったら、「収納」を考えていきます。収納とは見つける、出す、しまうことがしやすいように置き場所を決めることです。
そして最後が「片づけ」。片づけとは、散らかったものを元あった場所に戻すことです。
片づけは、毎日何度も繰り返す作業なので、片づけしやすいようにするには、一つ前の作業、収納をより良いものにすることが必要です。
ラクにゆるく収納する
収納に、「これが正解」という確固としたものはありません。
なぜなら、生活スタイルや行動パターンによって置く場所や、どう置くのがラクかといったことは違ってくるからです。
ただ、共通して言えるのは、なるべく少ない動作で見つける、しまう、出すということができるとラクなので長続きします。
なるべくワンアクションで出し入れできる自分に合った収納を探し出しましょう。
よく使うものは、しまい込まずに出しておく
出番の多いキッチングッズは、フックを使って吊り下げておくと、サッと手を伸ばすだけで届きます。
レンジフードやワイヤーネットにフックを取り付けて、常にスタンバイ状態です。
こちらは棚の下にアイアンバーを取り付けて、フックで吊るしています。料理中、濡れた手のままパッと取れるのはラクですね。
吊るすといいものは、キッチングッズだけではありません。衣類も吊るせるものは吊るしてしまいましょう。
洗濯して干した後、そのままクローゼットに吊るして収納すれば畳む手間が省けます。また、一度に見えるので、同じような服を買ってしまうのを防げますよ。
こちらはクローゼット奥の空いたスペースを有効活用している例です。引っかけるというワンアクションで済むので、面倒臭がりやさんにもお勧めですよ。
毎日使うものなら、このように通路に面した所に引っかけるというのも便利です。
帰って来て、スマホを取り出し棚に置いたらリュックを引っかける、という一連の流れを作ってしまえば、「スマホがない!」なんてことも防げます。
本やCD、DVDなどのコレクションは、オープン棚に並べましょう。探しやすいですし、しまうのも簡単。目に留まる所に好きなものがずらりと並んでいると、気持ちも上がりますね。
よく使う普段使いの食器類も思い切ってオープン棚に。使用頻度の高いものは洗う回数も多いので、ほこりも気になりません。
CDプレーヤーも、キッチンにいる時間が長い人にとっては、キッチンに置いた方が便利です。
一目で見渡せるように収納する
引き出しの中にしまう場合でも、一目で見渡せるように並べておけば、探しやすいです。引き出せば奥のものも取りやすいというメリットもあります。
こちらは引き出しの中に仕切りを作ることで、お皿を立てて収納しています。重ねて置くのと違い、立てて置くと使うものだけを取り出せるのが良いですね。
スライダーパックに1アイテムずつ入れ、プラスチックかごの中に立てて収納。半透明なので中身も見やすく、迷子になりにくいですね。
また、見えるのは側面だけなので、雑多なものを入れてもごちゃつかずスッキリ見える良い収納例です。
飾りながら収納する
収納といっても、しまうことだけではありません。見せる収納という方法があります。お気に入りのケトルやコーヒーミルなどをセンス良く並べれば、ディスプレイに変身です。
同じビンをずらりと並べると、お店のショーケースのような雰囲気に仕上がります。見栄えの良いものは、あえてしまわずに見えるところに置きましょう。
こちらはワイヤーかごにトイレットペーパーを入れた、ディスプレイコーナーの装いです。ストック品も、思い切って出してみると、絵になりかつ子どもでも手に取りやすくなりますね。
トレーやかごでざっくり収納
よく使うもので、出しておきたいけれど出しておくとごちゃごちゃ感がでるものは、トレーやかごにざっくりと入れましょう。まとめて置いておけば持ち運びにも便利。
こちらは数種類のかごを上手に組み合わせています。色や素材が統一されていれば、まとまった印象になりますね。
左の小さなかごのように、クリップをとめて何が入っているか書いておくと、お目当てのものも見つけやすいです。
掃除機のバッテリー充電器など、そのまま置いておくにはちょっとためらわれるものは、かごでカバーしちゃいましょう。
家族が使う場所に収納する
家族にも「自分のものは自分で」片づける習慣ができるよう、どこに置けば片づけやすいか考えて収納することも重要です。
例えば、小さな子どもが使うものは低い場所に置きます。なるべく動きが少なくてすむように、襖や扉は思い切って外すのも一つの手。
出かける前や帰宅直後に使うものは玄関に置きましょう。靴に限らず、ハンカチやサングラスなど外で使うものを置いておけば、スムーズな外出に繋がります。
また、帰宅後の腕時計置き場を設けたり、郵便物を開ける為にはさみを置いておいたりと、行動に合わせて収納場所を決めていくと、片づけの負担が少なく長続きするでしょう。
まとめ
全てをきっちりとしまい込むのではなく、よく使うものは出しておき、一目で見えるよう収納。また、飾りながら置いたり、かごなどにざっくりとしまったりすれば、ゆるい収納でありながら片づいて見えます。
このようにラクな収納を心がければ、片づけが長続きすることでしょう。あなたにピッタリのラクゆる収納を見つけて、綺麗なお部屋をキープしましょう!
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