壁紙を変えてみたいけど、賃貸だからと諦めていませんか?
最近では、原状回復まで考えた壁紙用の糊やテープが販売されていて、それらを使うと賃貸でも安心して壁紙リメイクができるんですよ。
それ以外にもリメイクシートを使ったり、板壁を作ったりと、賃貸の壁は工夫次第でおしゃれになるんです!
そこで今回は、賃貸でもできるおしゃれな壁紙リメイク術をご紹介。併せて壁紙のお手入れの仕方もまとめてみました。
原状回復OK!DIYで賃貸の壁紙を変えてみよう
貼って剥がせる糊で貼る
こちらの壁紙用粉のりは、貼って剥がせるタイプなので原状回復もOK。ぬるま湯で糊を溶かしたものを、ハケやローラーを使って壁紙に塗りましょう。
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こちらは糊を塗った壁紙を壁に貼り付けている様子。壁紙は、裁断の際に天井と床に5㎝~10㎝ほどの切りしろを設けておくのがポイントです。
こうすることで、上下に隙間ができるのを防ぐことができますよ。
壁紙を貼れたらハケを使って、右から左、下から上、上から下と、空気を抜きながら全体を貼り付けていきます。
2枚目、3枚目の壁紙も同じように貼り付けていきましょう。壁紙の端の部分は剥がれやすいので、めくってハケなどで糊を足すと剥がれにくくなります。
柄合わせが必要な壁紙は、柄のリピートを確認しながら裁断をしてください。
最後に上下の余分な切りしろをカットします。上下の端も剥がれやすい部分なので、裏返してハケで糊を足すのを忘れずに。
はみ出した糊は濡らしたスポンジで軽くこすります。
剥がすときは、壁紙の端や繫ぎ目からゆっくりと剥がしていきましょう。残った裏紙は、霧吹きなどで水をかけてふやかしてから取るときれいに剥がれます。
ホチキスで貼る
180度に開くホチキスを使えば、糊が無くても壁紙を貼ることが可能です。やり方は意外と簡単。
壁の大きさに合わせて裁断した壁紙を、上からホチキスで留めていくだけです。壁紙を裁断する際は、5センチほどの切りしろを設けておきましょう。
天井から1mほどのところまで留めたら、たるみがないように確認しながら、そのまま全体を留めていきましょう。
間隔を広めにしておくと剥がすときに楽ですよ。
貼って剥がせる両面テープで貼る
マスキングテープと両面テープが一緒になったような便利なテープ。弱粘着の裏地を壁に貼って強粘着の方に壁紙を貼り付けると、簡単に壁紙を貼ることができます。
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剥がす際は、下地の弱粘着テープごと剥がすだけでOK。元の壁紙を傷つけることなく、きれいに剥がすことができますよ。
100均でも買える!リメイクシートを貼る
今やどこの100均でも手に入るリメイクシート。シール式の便利なリメイクシートは、貼り付けるだけで簡単に壁紙のリメイクができてしまいます。
こちらは、セリアのコンクリート柄リメイクシート。プチプラなのに本物のような雰囲気ですね。
100均のリメイクシートを使って寝室の壁をスクラップウッド風にリメイクしています。ハワイアンなカーテンと相まって、リゾート感溢れる雰囲気になっていますね。
こちらはダイソーのレンガ調リメイクシートです。色々なバリエーションがありますが、こちらは優しいアイボリー。
ブルックリンインテリアだけでなく、フレンチやカントリー、ナチュラルなど様々なコーディネートが楽しめます。
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ダイソーのリメイクシートを使って腰壁をリメイクしています。プチプラなのに、まるで本物の木のような質感がお見事ですね。
一番上は、巾木風になるよう横向きにリメイクシートを貼っています。
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リメイクシートをきれいに貼るコツ
こんな風に折り畳まれて販売されているリメイクシート。いざ壁に貼ろうとすると、折り目が元に戻らなくて気になるということも。
そんな時に便利なのが、乾いたタオルやぞうきん。リメイクシートを貼った上から、空気を抜くようにしっかりとこすると折り目が元に戻りますよ。
タオルやぞうきんの代わりに専用のスキージーを使うのもおすすめ。
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収納にもなる!板壁をDIY
ディアウォールやラブリコなどを使って壁に柱を2本作り、間に板を貼り付けていけば、ヴィンテージ感溢れる板壁の完成です。
元の壁を傷つけることなく、ディスプレイスペースや収納を作ることができますよ。
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こちらは玄関のディスプレイコーナー。ドライグリーンやアメリカン雑貨がセンス良く板壁にディスプレイされています。
元の壁に穴が開く心配がないので、賃貸でも気兼ねなくインテリアを楽しめますね♪
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リビング壁にラブリコで板壁をDIYしています。しっかりした板壁だから、塩ビパイプを使ったウォールシェルフを取り付けてもぐらつかずに安心。
男前な雰囲気がカッコいいですね。
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1×4材を裏からビスで繋ぎ合わせて作った板壁です。アンティークなブルーに木目の棚板が良く似合いますね。
こちらは立て掛け式なので、家具と壁の間に挟むことで板壁として使うことができます。
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コンクリート壁のお部屋なら、真っ白にペイントした合板に両面テープを貼り付けて壁にペタリ。
簡単DIYで、アンティークな雰囲気のアトリエが完成しています。コンクリートの殺風景な壁より味わいがありますね。
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賃貸でもマネできる!おしゃれな壁リメイク実例
リビング
ホワイトのウッド調リメイクシートを使って、リビングの壁を腰壁風にリメイク。茶色の巾木が空間をぐっと引き締めてくれています。
窓の上の吊り棚部分もレンガ調のリメイクシートでアクセントをつけているので、シャビーな雰囲気が深まりますね。
ディアウォールの柱を使って、リビングの壁一面を板壁にDIYしています。
板壁にすることで、収納棚を作ったり、テレビを壁掛けにしたりと壁を最大限に活用できるように。古材風に仕上げているのでインテリアがぐっと渋くなっています。
テレビの後ろの壁に、レンガ調のリメイクシートでアクセントを。リアルな質感でインテリアを格上げしてくれています。
壁にディスプレイをして穴を開けたくない時は、リメイクシートの下にスチレンボードなどを入れておくといいですよ。
ミッドセンチュリーを思わせる個性的なリビングインテリア。木目調の腰壁が、インテリアの雰囲気をぐっと盛り上げていますね。
腰壁はおしゃれなだけでなく、家具のこすれなどで壁に傷がつくのを防いでくれるので、賃貸にもぴったりなんです。
出窓の下の部分にレンガ調のリメイクシートを貼って、アクセントクロスのように使っています。
真っ白な壁ではインテリアとの相性が良くないなという時は、リメイクシートを使えば賃貸でも簡単にお部屋の雰囲気を変えられますよ。
こちらのリビングでは、天井付近の壁だけに板壁風のリメイクシートを貼ってDIYしています。
床に近い壁を白くしておくことでお部屋が広く見え、インテリアが映える効果もありますよ。
DIYで作った板壁に、コンクリート風のリメイクシートを合わせたリビングインテリアです。
暖かみのある木材と無機質なコンクリートのコントラストで、アンティークなインテリアがより印象的に見えますね。
キッチン
流し台の横の壁を板壁にリメイクして、キッチンツールの収納コーナーに。インテリア性も高く収納力もある板壁は、キッチンでも大活躍です。
少しの水はねもさっと拭くだけできれいになりますよ。
スクラップウッド風の壁紙とコンクリート風のリメイクシートを使って、キッチンの壁をリメイクしています。
コンロ周りの壁紙は汚れやすいですが、100均のリメイクシートなら簡単に張替えができるので安心ですね。
こちらは、サブウェイタイル風のリメイクシートとブラックタイルリメイクシート。
賃貸の味気ないシステムキッチンも、リメイクすれば海外のアパルトマンのような雰囲気に。
ダイニング側のキッチンの壁を、サブウェイタイル風の壁紙でリメイク。規則的なタイルのデザインがモダンな雰囲気を作っています。
古材風の壁紙で一面を覆ったキッチンは、まるで古民家の様なレトロな雰囲気。木製の食器棚やカウンターが良く似合う空間になっています。
賃貸なら汚れが防止できる上、インテリアに統一感が生まれますね。
スクラップウッド調の壁紙は、抑えたカラーでもポップな雰囲気があります。アメリカンヴィンテージなインテリアにぴったりですね。
スクラップウッドなら柄のリターンを気にすることがないので、適当に貼ってもサマになりますよ。
子供部屋
左側の壁に貼られているのは、黒板風のマグネットシート。マグネットをくっつけて遊ぶことができますよ。
子供部屋の壁を、サブウェイタイル風の壁紙でリメイクした実例。ナチュラルカラーの巾木が優しい雰囲気です。
サバンナのようなウォールステッカーが子供部屋をポップに彩ります。
ドット柄の壁紙は、月の満ち欠けをモチーフにしたという幻想的なデザイン。
腰壁のように貼り付けたら、上半分はマスキングテープやリメイクシートを使って遊び心のあるディスプレイに。
おしゃれで可愛い壁面ディスプレイはマネしたいアイデアがいっぱいです。
スカイブルーにペイントした壁にホワイトの板壁風壁紙を合わせています。写真スタジオのようなおしゃれな壁なら、キッズだって大喜び間違いなし♪
子供部屋ならではの可愛らしい壁紙リメイクですね。
ミントグリーンのアクセントクロスに合わせたのは、黄色い水玉が存在感抜群の障子戸。和室なのにポップな子供部屋の完成です。
こちらのお宅は壁をペンキで塗っているようですが、賃貸なら貼って剥がせる壁紙を使うのもおすすめです。
トイレ
コンクリート風の壁紙とレンガ調の壁紙を使っていますが、あえて変則的にクロスさせて目を引くインテリアに。
流木を使ったトイレットロールホルダーや無造作に置かれたバスロールサインなど、トイレがアートな空間になっています。
レンガ調の壁紙とウッド調の壁紙を使って、ナチュラルヴィンテージなトイレにリメイクしています。
プチプラでもこれだけカッコいい空間作りができるなんて驚きですね。
こちらもリメイクシートや壁紙を使ったトイレの壁DIY。
サブウェイタイル風の壁紙とブラックタイルリメイクシートなら、モダンなブルックリンインテリアに変身します。
モノトーンにブラウンカラーがいいアクセントを添えていますね。
インテリアも現状回復できるアイテムで変身
マスキングテープ
壁紙を変えたら、家電やインテリアも雰囲気に合わせて変えてみたくなりませんか?
壁紙で使ったもののあまりも活用して、お部屋をより一層おしゃれにしてしまいましょう!使用するアイテム別にご紹介します。
こちらは本来白かった扉付きのカラーボックスを、マスキングテープを貼って男前風インテリアに。
エアコンもマスキングテープでリメイクしましょう。
全体に黒のマスキングテープを貼ります。すきまができないように気を付けてくださいね。
ステンシルを施してシンプルなインテリアのポイントにしています。
ビンテージ感がかっこいいこちらは、なんと空気清浄機!マスキングテープのどこか使い古された風合いの柄がお部屋の雰囲気とマッチしていますね。
姿見はふちの色を変えるだけで印象が簡単に様変わりしますよ。
ワイルドなお部屋の雰囲気にぴったり馴染んでいます。
毎日使うものだからこそ、自分好みにアレンジしたいですよね。
地味な電気スイッチをおしゃれにしてみませんか?見落としがちな小さなところも、気を抜かずにアレンジを施しましょう。
スイッチカバー全体にウッディなマスキングテープを貼って英字のステッカーを。
マスキングテープを貼るスペースが少ないので、不器用な方も気軽にチャレンジできますよ。
こちらは木製の棚に合わせて木目調の扉に。お部屋の中でも大きくて目に入りやすい扉は、他のインテリアと統一感を出すのがおしゃれに決まるコツです。
黒板が付いている隣の棚と合わせて黒のマスキングテープを貼っています。黒を使うと引き締まって見えますね。
黒をどこかに使うとメリハリのあるお部屋に仕上がります。
落ち着いた大人の雰囲気ただようキッチン。本来ならお金がかかってしまう大規模なイメージチェンジも、マスキングテープなら低予算で見違えるほどきれいに変身させてくれます。
階段にマスキングテープを使うなんてなかなか思いつかないアイディア。
ビフォーとアフターではびっくりするほど変わっていますね。
見落としがちなスペースを使っておしゃれに差をつけましょう。
リメイクシート
捨てようか悩んでいたカラーボックスを大胆にリメイク!白いシャビー風のリメイクシートはダイソーのものです。
上の部分は端材を合わせて作っています。英字のステンシル加工と、白いペンキをハケで飛ばすひと手間がアンティーク感をぐっと高めています。
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セリアのタイル柄のリメイクシートは特に人気ですね。落ち着いた色合いと柄がどんなインテリアにも合うと評判です。
リメイクシートは空気が入らないように少しずつ貼っていくのがコツですよ。
プラスチックケースもリメイクシートで見違えるほどおしゃれになります
!リメイクシートを貼ることで、中に入っているものも見えにくくなるのがいいですよね。
木製の家具に合わせてケースも木目のシートをチョイス。
打ちっぱなし風のリメイクシートはクールな印象にさせてくれます。無機質だったインテリアも、貼るだけでインダストリアル調に。
他のインテリアもモノトーンで合わせてあげると、さらにかっこよくなりますよ。
生活感溢れる冷蔵庫もリメイク!淡く優しい色合いの木目調のリメイクシートはほんわりとしていてかわいらしいですね。
無機質だった冷蔵庫もリメイクシートでキッチンの顔に!
生活に欠かせない収納ボックスもお部屋に合わせてチェンジ!
こちらで使われているのは、ダイソーのナチュラルリネンリメイクシートとセリアのミリタリーステッカーです。
扉の色がビビットだったのがシンプルに。どんなテイストのお部屋にでも合いそうですね。
1998
大理石のリメイクシートは高級感抜群!まるでセレブになったような気分ですね。
本物の大理石は高価でなかなか手が出せませんが、こちらはダイソーで手に入りますよ。プチプラでゴージャス感をゲットしましょう♪
同じ風合いのリメイクシートでも洗面台の下を細かいもの、洗濯機を大きいものにするとメリハリが生まれます。
全体の優しく明るい空間に、窓から差し込む優しい光がマッチして素敵ですね。
キッチンの上の収納棚にレンガ柄のリメイクシートを貼り、またその上にランチョンマットを貼っています。
カフェ風のかわいいキッチンの出来上がり!こんなおしゃれなキッチンなら毎日のご飯の支度も楽しくなっちゃいますね♪
板壁風リメイクシートはアンティーク調のお部屋を目指している方におすすめ。
さみしかったドアが大変身。色合いもとってもさわやかで、雰囲気もいいですね。
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賃貸の壁紙、こんな悩みはないですか?
汚れ
生活をしていれば、避けられないのが壁紙の汚れ。手垢はもちろんタバコのヤニや油などで、壁紙は気付かないうちにどんどん黄ばんでいきます。
また、きれいに見えても壁紙にほこりがついていると、なんとなくすっきりしないということも。
落書き
クレヨンで子供が描いた大胆な落書きから、鉛筆やボールペンでこすったような跡まで、意外と多い壁の落書き。消しゴムでこすると範囲が広がってしまうこともあるので、注意が必要です。
カビ
キッチンや水周りの壁で気を付けたいのが、黒カビ。一度カビてしまうと、見た目も悪い上に汚れが広がる恐れも。
換気をこまめに行い、カビの栄養となる油汚れはすぐに拭き取るなど対策しましょう。
壁紙を掃除してみよう!
手垢やヤニには重曹
手垢やヤニによる黄ばみは、重曹を水で溶かしてスプレーにしたものを壁に吹きかけ、ブラシや濡れぞうきんで拭き取りましょう。
たいていの汚れはこれだけですっきりきれいになります。
しつこい汚れはアルカリ性洗剤
それでも落ちない汚れは、アルカリ性洗剤が便利。こちらも重曹と同様に壁紙に直接スプレーして、しばらく放置してから拭き取ります。
油系の汚れには中性洗剤
キッチンの壁などの油汚れには、食器洗い用の中性洗剤がおすすめです。濡れぞうきんに洗剤を数滴落として馴染ませたら、壁を上から下へ拭いていきましょう。
その後、水拭きをしてから最後に乾拭きをして完成です。壁のベタつきだけならこれですっきりとしますよ。
黒い汚れは漂白剤で
カビなどの黒い斑点は、塩素系の漂白剤を使いましょう。漂白剤をぞうきんに含ませて拭いたら、水拭きと乾拭きで仕上げます。
しつこい汚れはメラニンスポンジを使って落とすこともできますが、あまり強くこすりすぎると壁紙が剥がれることがあるので注意。
まとめ
賃貸の壁紙のDIYやお手入れの仕方をまとめてみました。壁紙を変えるだけでも、賃貸インテリアはぐっとおしゃれで楽しくなります。
壁紙を使った本格的なリメイクはもちろん、リメイクシートを使えば初心者でも簡単にDIYすることが可能。
みなさんも賃貸だからと諦めずに、壁紙を変えてインテリアをもっと楽しんでみませんか?
※レンジフード等、コンロ付近へのリメイクシート設置は火災を招く可能性があるためご注意ください。
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