コンクリートの豊かな表情に心奪われる!海外のクールなインテリア♪

型枠の種類や、その後のコーティングなどの処理によっては、驚くほど表情が違ってくる「コンクリート」。単にカッコいいだけじゃない、アーシィ(earthy)で豊かな質感をもつインテリアを紹介します。

2016/08/14 更新
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コンクリートの豊かな表情に心奪われる!海外のクールなインテリア♪

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satellito

satellito

東京都在住インテリアデザイナーです。趣味で引き出しなどの収納や、棚を作っています。最近は作る時間がないのが悩みです。

コンクリートってどのような素材でできているか、ご存知ですか?セメントと砂、それに砂利に、水を加えて練ってできるものです。人工的で冷たい印象があるかもしれませんが、そもそも砂利や砂は、長い時間をかけて大地が形成してきたアースプロダクトです。また、型枠の種類や、その後のコーティングなどの処理によっては、驚くほど表情が違ってくるんです。単にカッコいいだけじゃない、アーシィ(earthy)で豊かな質感をもつインテリアを紹介します。

パネルの目違いを活かした、ラスティックな表情

流し込むコンクリートと接するパネルに、わざと不陸や目違いを設けた意匠。上からの光に影が落ちて、立体的で深みのあるコンクリート壁に。粗い質感は、どこか地球という時間の重みを感じさせてくれるはずです。


 

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型枠を工夫して、ウッドとコラボレーションできるんです

フローリングくらいの板を、型枠の上に貼り付けて、作られたコンクリートのうち放し壁。板の種類には、日本では杉やヒノキなどが用いられます。コンクリートというマテリアルに、木の表情を型押ししたような、コラボレーションウォール。木の種類や幅によって、多彩な表情が生まれます。


 

フォーマルなコンクリート

緻密で性格なパネル割と、Pコン(コンクリートを打つときに型枠の幅を保持する部材)の跡。コンクリートの「フォーマル」なスタイルです!


 

ベッドルーム with コンクリートフロア

磨かれたコンクリートの床はまるで石のよう。天井の、粗いむき出しのコンクリートとの違いが分かるはずです。『磨く』ことで、コンクリートは滑らかな肌あいになるんです。詰まっているのに、とてもスキニー(表面的)に見えるという矛盾が、魅力的。


 

雲の表面でも眺めているような、グレイッシュでスモーキーなコンクリート。人為的に作られた表情ではなく、これもコンクリートの素材のなせる業です。飽きのこないインテリアですね。


 

寡黙さにも美学が感じられます

コンクリートの分厚い板でできた階段。ドナルド・ジャッドのミニマルアートを見ているような、美しい佇まいです。階段を上り下りするという体験を、特別慎重なものにしてくれそうです。


 

おわりに

多彩なポテンシャルをもつコンクリート。その豊かさの秘訣は、常に一回性(その場所でしか味わえない)の表現になっている、ということも大きいです。また、型枠の種類やタイプを変えることによって、崩れた、粗い、土に近い表情から、キリッとしたお堅い壁に見せることも…。新しいコンクリートの魅力に触れてみてくださいね。

 

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