プロに教わるサイフォン式コーヒーの淹れ方。正しい手順と美味しく淹れるコツ

今回はサイフォン式コーヒーの、美味しく淹れる手順とコツをご紹介します。上級者向きのようなイメージもあるサイフォン式ですが、水が吸い上げられる様子は科学の実験のようでドリップの工程は見た目にも楽しく、より一層本格的です。

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プロに教わるサイフォン式コーヒーの淹れ方。正しい手順と美味しく淹れるコツ
Creema

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専門家ライター

アクセサリーやバッグなどのファッションアイテムからインテリア、アート、キッチン、フード…あらゆるジャンルのクリエイター作品1,000万点以上が集まる、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」。 一つひとつ想いを込めて作られたオリジナリティ溢れるアイテムは、自分へのご褒美はもちろん、大切な方へのプレゼントにもぴったりです。"自分だけのお気に入り"が、きっと見つかります。

プロに教わるサイフォン式コーヒーの淹れ方。正しい手順と美味しく淹れるコツ


自宅で楽しむ、美味しいコーヒーの淹れ方。前編のハンドドリップコーヒーの淹れ方に続いて今回は、サイフォン式で美味しく淹れる手順とコツをご紹介します。

上級者向きのようなイメージもあるサイフォン式ですが、水が吸い上げられる様子は科学の実験のようでドリップの工程は見た目にも楽しく、より一層本格的。

美味しいコーヒーを淹れたいという方は、ぜひ試してみてください。

 

 

動画でサクッとわかる。サイフォン式コーヒーの美味しい淹れ方

 


今回も、CAFÉ DU SOLEILの松本さんにサイフォン式コーヒーの淹れ方を教わります。

埼玉県加須市に構える隠れ家のようなカフェのオーナー。会社員時代からコーヒーが好きで、ランチからの喫茶店でいただくコーヒーが毎日の楽しみ。

コーヒーを追求して美味しいコーヒーをたくさんの人に提供したいとの思いが膨らみ、脱サラしてカフェを経営。お店ではコーヒーに合うメニューも充実し、得料理はパスタで、松本さんのお母さん発案のジンジャーソースがお店の人気メニュー。

 

サイフォン式コーヒーとは?

サイフォン式は基本のコーヒーの淹れ方のひとつ。フラスコ内の水を沸騰させ蒸気圧を利用することで、コーヒーを抽出する方法。ハンドドリップに一通り慣れて、本格的な器具も揃えてもう少しこだわってみたいという方におすすめです。

 

サイフォン式コーヒーに必要な道具


  • ロート …コーヒー粉を入れて撹拌(かくはん)する容器
  • フラスコ …最初にお湯を入れて、最後にはコーヒー液が溜まる容器
  • スタンド …フラスコとロートを支える器具
  • アルコールランプ …お湯を沸騰させる
  • ろ過器 …ロートにはめ込みフィルターの役割をする
  • 竹べら …撹拌に使用
  • メジャー …コーヒー豆を計量

アルコールランプの他にも、初心者の方にも扱いやすい電気で温める電動のコーヒーメーカーを使えば、より手軽にサイフォン式を楽しめます。

 

ドリップ前の下準備

フィルターとろ過器のセット

サイフォン専用の布フィルターをろ過器にかぶせてしっかりと固定します。

布フィルターとろ過器は、きれいに洗って水に浸けた状態で冷蔵庫に保管しましょう。冷蔵庫で保管することで雑菌の繁殖などを防ぎます。


 

ろ過器をロートにはめ込み、鎖の部分を下にして引っぱりロートのフックに引っ掛けて固定。

竹べらを使い、ろ過器が中央にしっかりとはまっているか確認します。


 

コーヒー豆はドリップ直前に挽く

サイフォン式コーヒー1杯に対してコーヒー豆は16g。コーヒーメジャー約2杯分です。豆を挽くタイミングはドリップの直前が鉄則。

挽いた豆をそのまま放置しておくと酸化して香りや味わいが変わってしまうので、豆を挽くのはギリギリまで我慢しましょう。

コーヒーミルにも電動や手動などがありますが、お好みのミルをご使用ください。挽き具合は、一般的で味のバランスも良い中細挽きがおすすめです。


 

撹拌はスピード感を大切に。サイフォン式の抽出方法

フラスコにお湯を200cc注ぎます。

フラスコが割れるのを防ぐために、底の水滴を布巾などで拭き取り、アルコールランプに火をつけてフラスコの下に置きます。


 

フラスコにロートを挿し込み、ろ過器の鎖がポコポコと動いて沸騰してきたらコーヒー粉を入れます。

この時、スタンドが倒れないように注意しましょう。


 

お湯がロートに上昇するのに伴いコーヒー粉も浮いてくるため、竹べらを使って粉を沈めます。

ここから1分を計り、竹べらでコーヒー粉を動かしながら撹拌します。

1回目の撹拌はかき回し過ぎず、撹拌のスピードも大切です。竹べらがフィルターに触れると濁りの原因にもなるので、注意しましょう。


 

1分経過したら火を止め、2回目の攪拌をおこないます。1回目の攪拌よりもスピードを上げて、数回かき回します。


 

2回目の撹拌が終わった段階で、上から泡、コーヒー粉、液体の3層になっていると美味しく淹れられている目印です。

上の層が泡で白っぽくなるのはコーヒー粉の持つガスが出たサイン。


 

 

コーヒー液がフラスコに落ちきったら抽出完了です。ロートを前後に動かしてフラスコとの間に隙間を作り、外します。


 

コーヒー液が落ちきったあとに、コーヒー粉が山になりその上に泡が乗っている状態が◎。コーヒーは器具同様、温めたカップでいただいてくださいね。


 

サイフォン式コーヒーを美味しく淹れる手順とコツのおさらい


サイフォン式コーヒー1杯あたり

  • コーヒー豆16g
  • お湯200cc

ドリップの手順

  1. フラスコにろ過器とフィルターをセットする
  2. お湯を注いでランプに火をつけ、沸騰したらコーヒー粉を入れる
  3. 竹べらで手早く撹拌させて1分経ったら火を止める
  4. 数回竹べらで回し コーヒー液が完全に落ちきったらロートを外す

美味しく淹れるコツ

★ 撹拌は混ぜすぎに注意し、回すスピードも早すぎず遅すぎず

★ 時間をかけすぎるとエグみなどの原因になるので、1分以内に火から外す

 

コーヒーの気になるあれこれ、教えてください。

・コーヒー豆やお湯の最適な量は?

サイフォン式は、アルコールランプで沸騰させて抽出するので温度を特別気にする必要はありません。ハンドドリップはお湯を沸騰させたら温度が下がらないうちにすぐに抽出をはじめましょう。

コーヒー豆とお湯の基本の量はある程度決まっていますが、最後は個人の好みになってきます。お湯は決めた量を毎回きっちりと計り、コーヒー豆を基本の量を軸にして少しずつ調整して自分の好みの味を探してみてください。

 

・コーヒーをもっと楽しむ方法は?

コーヒーそのものの味で好き嫌いが分かれると思うのですが、ペアリングと言って、コーヒーを何と一緒に合わせるかでも好みが変わったり、幅が広がったりします。

例えば、うちで独自にブレンドしている月あかり星ぞらは、チョコレートと相性が良い配合しています。

中でも、月明かりは味にコクがあって甘いものに合わせやすいのでミルキーなチョコ、星空は優しい口当たりでビターなものに合うようにと考えて作りました。

コーヒーを何と一緒に飲むかという視点でも選んでいただけると、楽しみ方が変わってまた面白いんじゃないかと思います。

 

CAFÉ DU SOLEILさんのドリップバッグにはAKI SPRAY PAINTさんのイラストが描かれています。

猫好きのオーナーが猫を挿絵に描いてほしいとお願いをして出来上がったそう。


 

自分で淹れるって美味しい。奥深いコーヒーの世界にもう一歩踏み込んでみませんか

疲れたときに、忙しいときにコーヒーを飲んで、ほっとするひと時。今回、コーヒーの淹れ方を教わったCAFÉ DU SOLEILの松本さんには、コーヒーをきっかけに色々な出会いがあったそうです。

皆さんにも、コーヒーを通じて巡り会う人や、コーヒーでつながる幸せがあるかも。ゆったりとした時間にリラックスしながら「ふっ」と心を休める1杯を、自分で淹れてみてはいかがでしょう。

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